中世そのまま!スイスにあるチーズの聖地「グリュイエール村」を尋ねる #ユーレイル
ユーレイルの旅では、まずチョコレート・トレインという観光列車を楽しみました。100年以上前の列車に乗り、スイスでも最高のチョコレート工場を訪ね、次に来たのはチーズの聖地「グリュイエール村」です。
ちなみにひとつ前の記事はこちら。
チョコレート・トレインを離れ、バスで向かったグリュイエール村
このグリュイエール村に行くにはバスのほうが早い、ということで、メゾン・カイエの工場からはバスでグリュイエール村に向かいます。舗装された道を揺られること約20分。意外なほどに早く、現地に到着しました。
ところで…ここで余談ですが、チョコレート・トレインのスケジュールがなかなか興味深いことに気がつきました。
グリュイエール村 15:32発
グリュイエール駅 16:39発
後者は鉄道の時刻なので、1分単位でもわかります。しかし前者は現地からの専用バスの出発時間。しかも各々、目的地への到着時刻も1分単位で計画されています。なぜこんなに細かいの?
その答えは、スイス人の気質にあるようです。さすが時計の聖地でもあるスイスは、大変に時間に正確なのだとか。確かに列車の現地到着時刻も、寸分違わぬぴったりさでした。日本みたい。
さて、そうこうして到着したグリュイエール村からの景色がこちらです。雄大な山々、そして大草原。
そこにある丘に、グリュイエール村と、シンボルであるグリュイエール城があります。
さて、ツアーはここで一旦自由時間に。城を探検しても良し、ランチを好きにとっても良し、買い物や散策しても良しということで、ユーレイルツアーの一行はまず村の探索に出かけました。
そういえばグリュイエールって?
そもそもグリュイエールとはチーズの名前。その名前の由来となったのがこの村の名前。つまり、グリュイエールチーズの生まれ故郷がこの地なのです。用途としてはチーズフォンデュ、ラクレット、クロックムッシュ、キッシュなどにつかわれるなど、大変濃厚な味わいが特徴です。
このスイスを代表するチーズの村ですから、それはそれは、村中のショップや飲食店はチーズ一食、いや一色。そこらじゅうからチーズを食べる香りが漂ってきて、この村に来てチーズを食べないで帰るという選択肢は無さそうなくらい、チーズ漬けの村になっています。
ちなみにグリュイエールチーズの工場は村から少し離れたところにありますので、後ほど改めてご紹介しますね。
なぜ山の中腹にこんな雰囲気の良い村が?
さて、グリュイエールです。この村はチーズの故郷ということで大変に人気のある観光地ですが、なにより村の雰囲気がバツグンです。なぜこんな山の上に、石造りの立派な村が現存しているのでしょう?
その秘密はグリュイエール城にありました。このお城は、中世より栄えたグリュイエール伯爵の居城で、スイスでも最も古く伝統ある城になるのだそう。今回は内部の見学はパスしましたが、中では城と村の歴史を学ぶことができるようです。
そんな歴史ある城の城下町として栄えたグリュイエール村は、戦火に遭わなかったこともあって、中世のままの街並みを維持しているわけですね。はっきりいって、タイムスリップしたような感覚を受けます。なんとも不思議な村です。
グリュイエール村フォトセッション
ということで、あとは村の様子を写真でご案内。大変に美しいですねえ。
街そのものは30分もあればまわれてしまいますが、とにかく美しいのでゆっくりと見学したいところです。
村中を彩る花が大変美しい。自主的に飾っているんですかねえ。
村一番のレストラン。昼食はこちらでとりました。
城壁を抜けると村の外へ。
羊が昼寝をしていました。
のりおのまとめ
滞在時間はそこまで長くありませんでしたが、ヨーロッパに来たな〜!と強く感じる瞬間でした。
何時間でもいたい。そんな街ですね。
さて、次の記事では、先のとおりグリュイエール村村一番の人気レストラン「LE CHALET」で食べたチーズフォンデュを紹介します。
→次の記事
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今回の旅では、KLMオランダ航空によるチケットと、現地での交通費および宿泊費と飲食代の大部分をユーレイルGIEグループよりご提供いただいております。ありがとうございます。
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