「チョコレート・トレイン」スイスの美味しいところを鉄道で味わい尽くすレトロな観光列車 #ユーレイル

2015/08/31おいしいものだけ紹介します(食全般),スイスご招待,スイス,チョコレート・トレイン,モントルー,モントルー(Montreux),ユーレイル,列車・鉄道,工場

Chocolate Train Swiss Montreux

ユーレイルの旅では、とにかく鉄道にこだわってヨーロッパを巡る観光旅行を行いました。さて、最初に訪れたスイスではやくもやってきた前半の目玉鉄道こそ、スイスの誇る名所を鉄道で文字通り「味わい尽くす」ことのできる観光列車「チョコレート・トレイン」です。というか、名前がもうドリームすぎる。

チョコレート・トレインとは?

Chocolate Train Swiss Montreux Gruyère

このチョコレート・トレインとは、チョコレートでできた列車…ではなく、スイスでも最も古いチョコレート工場である「ネスレ・カイエ」とスイスの鉄道会社「ゴールデンパス」が企画した、チョコレート工場を見学しつつ、そして味見しつつ、スイスの山中を旅して最後はグリュイエール村に寄ってチーズを味わおう、という観光列車です。なかなか人気があり、予約が取りづらいということでも有名なんだそう。

チョコレート・トレイン:甘い物好きには忘れられない夢 – GoldenPass

こちらの列車でも今回の「ユーレイル セレクトパス」が利用でき、こちらのパスを持っていれば特別料金(GA表記)で予約することができます。出発駅をモントルー(Montreux) 、到着駅をブロ-ショコラ (Broc-Chocolat)で選択してくれればOKです。

 

Chocolate Train Swiss Montreux

さて、この列車は先の通りモントルーから発車し、またモントルーに帰ってくるため、何はなくともモントルー駅に行くことが必要です。

ちなみにヨーロッパの駅にはほとんど改札がないため、チョコレート・トレインを見たい場合にはモントルーの駅に行くだけでOK。これは鉄道好きにはたまらないですね。

Montreux to Milan by EuroCity ETR610

駅も線路とホームの高さに差がないところがあり、自由に線路上を渡れます。もちろん左右に気をつけて渡ることが必要です。

Montreux to Milan by EuroCity ETR610

すれすれを通過する列車は大迫力!
 

Chocolate Train Swiss Montreux

こちらがチョコレート・トレイン。まさしくチョコレートの包み紙のような、金色の装飾がされています。

Chocolate Train Swiss Montreux

Chocolate Train Swiss Montreux

車両は1915年製のクラシック車両「ベルエポック」かロマンスカーのような展望車が選べます。が、ここはやはりベルエポックに乗りたいですよね!

Chocolate Train Swiss Montreux

Chocolate Train Swiss Montreux

Chocolate Train Swiss Montreux Gruyère

ベルエポックの内部は、まさに中世ヨーロッパのイメージそのまま。まるでおとぎ話の世界に入ったかのような、夢のある内装です。なにより色がいいよね。

Chocolate Train Swiss Montreux

テーブルはヨーロッパ標準の折りたたみ式。日本だとゆふいんの森なんかでお目にかかれます。窓は開かなさそうな雰囲気ですが、実は開きます。山の冷たい空気と、素晴らしい景色を堪能するためには開けることをオススメしますね。僕らは当初開くことに気がつかなかったので、それを感じることができたのは帰り道だけでした…。

Chocolate Train Swiss Montreux Gruyère

他にはトイレも完備。また車内にはバーもあり、簡単なドリンクからお酒までを提供してくれます。

Chocolate Train Swiss Montreux Gruyère

大変に雰囲気良いですね。

 

レマン湖、モントルー、そして山々の美しい景色

Chocolate Train Swiss Montreux

さて、チョコレートトレインの最初の目的地はカイエの工場ですが、そこに辿り着くまでは1時間ほどの列車旅です。その間、車窓はずっと美しい景色が続きます。

Chocolate Train Swiss Montreux

まずはレマン湖とモントルーの街を山の上から。こんなに美しい街だったのか、と驚きます。

 

Chocolate Train Swiss Montreux

気がつけば列車は山の中腹に。このあたりにも家があるんですねえ。

Chocolate Train Swiss Montreux

だんだんと曇と山の高さがおなじくらいになっています。もう?と思うんですが、そうかスタート地点の標高がそもそも高いわけだ。

 

Chocolate Train Swiss Montreux

途中、スイッチバックを何度か繰り返しつつ(つまり相当な急勾配)、列車は進みます。途中、チョコレートクロワッサンと、チョコドリンクの差し入れが。チョコレートづくし!

Chocolate Train Swiss Montreux

スイス!って感じの景色が。

Chocolate Train Swiss Montreux

1時間弱で、カイエの最寄り駅に到着。Broc-FabriqueのFabriqueとは「工場(=Factory)」の意味です。まさに、チョコレート工場のための駅です。

 

Chocolate Train Swiss Montreux

Chocolate Train Swiss Montreux Gruyère

この後、カイエの工場見学、そしてグリュイエール村に移動してのランチとチーズ工場見学が続きます。ということで、ここからは次の記事にてご紹介。

 

のりおのまとめ

目でも舌でも楽しめる観光列車ってのは、日本でも「オレンジ食堂」ってのがありますが、まさかまさか、工場見学などがセットになっているってのはスケール大きくていいですね。チョコレート工場やグリュイエール村も大変興味深かったので、今後公開される予定の記事もお楽しみに。

 

関連リンク

チョコレート・トレインは5月、6月、9月、10月の月・水・木曜日に運行します。
7月と8月は毎日運行します。
チョコレート・トレイン:甘い物好きには忘れられない夢 – GoldenPass

 

ユーレイルの旅の過去記事一覧


ユーレイルセレクトパスのプレスツアー!鉄道でヨーロッパをぐるりと巡ってきます


KLMのビジネスクラスを解説。サービスもアテンドも最高でまた乗りたい度100%!


あまりにも美しい、欧州最大級の湖レマン湖とモントルーの街

 

なお、現地での活動はハッシュタグ #ユーレイル にてシェアしましたので、ぜひご覧下さい。


またLinkトラベラーズでも平行してレポートしていく予定です!

 

取材協力

今回の旅では、KLMオランダ航空によるチケットと、現地での交通費および宿泊費と飲食代の大部分をユーレイルGIEグループよりご提供いただいております。ありがとうございます。

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著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。