新型のレミパンプラス!全ての料理好きに「手軽さ」を提供する考え抜かれたプロダクト

2016/04/02良いモノ,製品/サービスレビューカレー,レミ,レミパン,平野,料理

新型レミパン

レミパンといえば、平野レミさんのイベントをきっかけに我が家へとやってきたのですが、瞬く間に我が家のキッチンを席巻し、エース級の働きをしてくれた調理器具です。そのレミパンが新型になりましたので、早速発売日に購入してはや1週間。想像どおり「なくてはならない」調理器具になりましたので、満を持してのご紹介。

レミパンの素晴らしさは「気軽」なこと

新型レミパン

レミパンというプロダクトは、そもそも考案者の料理研究家、平野レミさんが「主婦目線で便利な調理器具を作りたい」というところからスタートしました。ですから、例えば水受け付きのフタに脚が付いていて、下を汚すことなく自立させることができたり、表面加工がほどこされていて洗い物が楽だったり、水を投入するための口がフタにあったりと「これがあったらいいな」というアイデアがいくつも具現化されていました。

中でも最大の特徴は、炒めて、煮て、揚げて、蒸して良しと全ての調理を可能とする、絶妙な大きさとその深みです。通常のフライパンよりは深く、しかし鍋よりは浅い絶妙な深さが、様々な調理をこのレミパン1本で行うという行為を実現しておりまして、そのため、調理担当者はレミパンだけを使い、レミパンだけを洗えば良いという、大変便利で簡単な状況を作り出すことができました。

新型レミパン

ポイントはこの「簡単」というところです。料理というものは、どうしても「作る行為」と「片付ける行為」に分割されがちで、世間にあるほぼ全ての調理器具はこの「作る行為」に特化しているわけですが、レミパンは「フタを立てられることでキッチンの汚れを防ぐ」「フライパン+鍋が必要なシチュエーション(代表格はカレー)でも1本でまかなう(洗い物が半分になる)」といったように、作る人に対して優しい設計がされていて、文字通り「料理が楽になる」、ひいては「料理がいつもより楽しくなる」という、大変にユニークな特徴を持っていました。

レミパン使ってみた!

とはいえですよ、レミパンにも弱点はありまして、特に表面加工の弱さはたくさんの人から指摘されていました。カレーを1晩保存するとすぐに加工が傷む、ですとか、ちょっとした金属のへらでもすぐに加工が傷つく、といった(旧レミパンへの)口コミは、ちょっと検索するだけで本当に沢山見つけられると思います。

しかし!レミは考えていました。この弱点の克服を。ということで、かの「人をダメにするクッション」こと無印良品の体にフィットするクッションのデザイナーである柴田文江さんを起用して、このレミパンのフルリニューアルに取り組んだのです。

そんな発表から、待つこと1年半。ついに、ついに発売されたのが、この「完璧」な新型レミパンことレミパンプラスでした。

ついに買い換えの時!平野レミさん考案のレミパンが新型へ。さらにレミレミのサイトがまた素晴らしいぞ!
https://airoplane.net/2014/10/22/remipan-mark2.html

 

旧作の弱点を解消しつつ大きな問題を解決

新型レミパン

そんなわけで待ちに待ったレミパンですが、使ってみると!これがまた!素晴らしく満足度の高いプロダクトとして完成しておりました。以前より使っている人が感じていたであろう不満にくわえ、フライパンや鍋などの調理器具そのものの問題に取り組むという、ものすごい難問に挑戦した感じでしたね。

まず旧作で多くの人が問題としていた表面加工の弱さ。この点が大幅に改善されています。見るからに強そうな作りになっていて、その自信が以下のサポート体制にも現れています。

レミパン史上最高の耐久性です。「どうすれば、1日でも長く使ってもらえるか?」その探究心から、独自の高耐久ふっ素コーティングは生まれました。一般的なフライパンが避けて通る、アルミ生地への面倒な下地処理が、高い耐久性の秘密です。保証書をおつけしますので、万が一はがれても、1年間無償で交換させていただきます。

逆に言えばいままで1年ではがれていた人もいたんだな、という感じですが、我が家では使用後すぐに洗うことで2年半ほどは良いコンディションを保てましたので、今回のものも、そうすることで3年、4年と使えるのではないかと期待しています。

 

新型レミパン

ほか、中が見えて自立し、水滴が下に垂れないガラスの耐熱フタ(蒸気抜け口付き)はお馴染みのものですが、水を入れるための穴はなくなりました。実はこの穴、だんだんと使わなくなっていってましたので、我が家としてはまったく問題ない感じ。みなさんはどうなんでしょう。

フライパンとしての大きさ、重さなどはほぼ変わりなく、使用感は以前のまま。ところがです、このレミパンには大きな大きな秘密が隠されていました。

 

新型レミパン

それがこちら。わかりますか?

新型レミパン

どうでしょう?ちょっと不自然な事が起きてますよね。そう、調理道具のさいばしがフライパンにくっついています。実はこのレミパン、柄の部分にネオジム磁石が入っています。そして今回レミパンと同時に発売された調理道具類は、柄の部分が磁石にくっつくようになっています。するとどうなるか?そう、フライパンの柄の部分に調理器具が固定できるのです!!!!!!!!便利すぎる!!!!!

いちおう取り扱い説明書には「調理中は避けて下さい」という旨が書かれていますが、これは…使いますよ。ちょっと調味料を取りたいとき。ちょっと追加で刻みものをしたいとき。その他、とにかくさいばしやフライ返しって、いままでお皿を1つ用意してその上に置いていたんですが、これからはそれ、不要です。洗い物が一つ減ったんです!柄に付けているだけあって、熱くならないのも特徴ですね。これはすごすぎるぞ革命すぎるぞ…。

新型レミパン

ちなみに調理器具は「さいばし」「フライ返し」「目盛りつきお玉」「スパチュラ兼用ターナー」の4種類。もういっしょに買わないわけがないですよね。商売上手!と思いつつ、使えば納得の便利さでもはや納得しかございません。恐ろしいアイデアを形にしましたねえ。

なお、磁石を導入したことで、調理器具や本体の柄には穴がなくなりました。壁につるして保管するタイプの家庭では、壁に磁石を設置するなどして対応するのが良さそうですが、本体だけは棚置きするしかありませんね。ここは地味に大きな変更点ですので、ご注意ください。

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↑こういうのを買って壁にくっつけるのかな。

 

新型レミパン

ちなみにこのレミパンプラス、やはり我が家のキッチンにて即日でエースとなりました。餃子も焼きますし、中華も作ります。煮物もやればカレーもシチューもレミパンで作ります。恐ろしい。レミパンプラス…恐ろしい子!

 

のりおのまとめ

新型レミパン

ちなみに、今回はホワイト、レッド、ネイビーの3色展開。いままでのレミパンのカラフルさからすると若干おとなしめですが、そのうち色が増えてくるのではないかと思います。我が家では「レミパンってカラフルでなんぼだよね?」という夫婦同意のもとに、レッドを買いました。キッチンがカラフルで毎日の料理が大変楽しい感じです!

いやあ、いいもの買いました。これは強烈にオススメします。いまのところ公式サイトから買うのが一番よさそうです(他に売っているところをしらない)

3年使ってみての追記

この記事のあと、3年ほど使ってみまして、期待したコーティングについては見事にダメになりました。残念。使い方や洗い方にもよるとは思いますが、以前からレミパンを使っていて弱点もわかった上で使う我が家でも、2年弱視かコーティングはもちませんでした。もう少し持ってくれると嬉しいかなというのが本音ですね。なお、コーティング以外は最高だと思います。思いつく欠点無し。

 

レミパンプラス