駆け込み乗車は無駄!?地方から出てきた18年前の僕へ「次の電車はすぐにくる」と伝えたい
4月ということで、ちょうど18年前に静岡の片田舎から東京近郊に出てきて、いろいろと勘違いしていたことを思い返してみたいかなと。特に電車周りではいろいろなことを「勘違い」したというか、独自ルールになれなくて大変でした。なお、公的なルールではないことがほとんどですので、そういうもんなんだな〜くらいで読んでいただければ。
駆け込み乗車しなくても、次の電車がすぐにくる
関東に来て最初にショックをうけたのが、電車の間隔です。たとえば地下鉄や山手線なんかは、それこそ3分に1本や5分に1本が到着します。僕らの地元の感覚だと、1本逃したら15分待ち、20分待ちは当たり前だったので、その1本に乗るためそれはもう急ぎました。駆け込み乗車も幾度となくやりました。閉じている踏切を特別にくぐらせてもらったこともありました。
で、その感覚をこちらにもってくると失敗します。だって朝の時間帯って、次の電車がすぐに来るんだもん。もちろん行き先によっては待つこともありますよ。でも主要な電車はだいたい5分まてば1本来ます。駆け込み乗車にはあまり意味がないと知っておくのは大事かなと思いました。
おなじパターンで、ぎゅうぎゅうの電車に飛びこむというものもありますが、1本待てばするりと乗れますので、やっぱりこれは無理をする必要が無いと理解しておくことが大切かなと思いました。
電車は毎日遅延/運転見合わせする
これもかなり驚いたことでしたが、地元では電車が止まるような事故なんて1年に数回あるかないか(めちゃくちゃ踏切多いのに、このレベルで済んでいる)のに、関東では毎日、下手したら1日に何度も電車の運行が止まるもしくは遅延します。事故や車両点検で。電車が止まるってことは、目的地にずいぶん余裕をもって向かっていても、間に合わないことがあるってことです。あきらめるとか、止まりにくい路線を覚えるとか、そのあたり必要ですね。
なお代表的な「すぐに止まる」もしくは「ダイヤが乱れる」路線ですが、上野東京ライン、湘南新宿ライン、中央線、武蔵野線、埼京線、山の手線、京浜東北線のあたりですね。
門番になってはいけない
大量に人が乗り降りする都会の電車では、ドア前に立つことは大変に邪魔です。ドア脇のスペースに立っていても、その状況はあまり変わりません。ドア周りに立っていて、目の前のドアが開いたときは「一度降りる」ようにしましょう。一度降りて、目の前に並んでいる人たちの列の先頭に入って、降車がおわるのを待つのです。
なぜ一度降りるのか?たとえば「僕は・私はここの駅で降りないので!」と意地を張って、降りる人の邪魔になるドア周りに立つと、いわゆる「門番」扱いになって、大変に迷惑だからです。都会の電車は駅での停車時間が短いので、降りる人も乗る人も、ささっと行動する必要があるわけですね。この時、門番がいると通常の倍くらい時間がかかってしまうこともあるんです。これが通勤時間帯のダイヤ乱れにつながったりもするんですよ。
もし次に開くドア周りに乗ってしまったら…駅に到着したとき、降りる人を速やかに通すため、一度自分も降りるようにしましょう。
降ります!と意思表示しないと降りられない
これも良くある話なのですが、あまりに混んでいる車内では、簡単に降りることができません。下手をすると降りられないこともあります。本当にあります。なので、降りたい駅では「降ります!」と周囲に伝えることが大事です。大きな声でなくてもいいですから「降ります!」と言いましょう。さすがにそういう人がいたら、道は開きます。
なお、僕はこれを知らなくて、受験の時に最寄り駅で降りられないという悲しいことがありました…。
リュックを背負ったまま満員電車に突撃してはいけない
混み合っている車内では、様々な独自のルールが存在します。だいたいが他人に迷惑をかけないための自然発生的なマナーだとは思いますが、中でも地方出身者にとって初見と思われるのが、リュックの前がけです。普通にリュックをしょっていると、1人分のスペースをリュックが埋めてしまいますので、混んでいる車内ではリュックを体の前にかけるようにしましょう。これをしないと、車内で肩身が狭い思いをします。
車内で食事をしてはいけない
観光地の列車で生活していた僕には衝撃的だったのですが、なんと都会の電車では、普通座席で飲食をするのがマナー的に御法度なようです。地元ではボックス席に座って食事するなんてのは日常茶飯事、下手をすると隣に座ったおばさんからミカンをもらうレベルだったと思うのですが、ダメなんです。
こちらで飲食できるのは、新幹線か普通グリーン車くらい。覚えておきましょう。
電車が恐ろしく長い
これもかなり驚きましたが、JRの普通の編成で8〜12両、長いと15両というものすごい長さの編成があります。先頭と最後尾を間違えると時間にして3〜5分はロスしますので、注意が必要です。
寝ていると行き先が変わる
これもなかなか恐ろしいことですが、湘南新宿ライン、上野東京ライン、埼京線あたりは、ダイヤ乱れがおきると普通に行き先が変わります。だいたいが途中駅までしか行かないパターンですが、下手をすると「だったら別の電車で行ったのに…」ということが発生します。
で、これの恐ろしいことは、寝ている間に発生した時は気がつけないってことですね。起きたら新宿に止まってた。あ、渋谷は次だ。と思っていたら、電車は池袋に向かって走り出した…。これ、埼京線が新宿駅止まりになって、そのまま折り返して出発してしまう「よくある」パターンです。気をつけましょう…。
特急・快速カテゴリーがたくさんある
さいごはこれ。だいたいどこの地域でも、電車ってあって「快速」くらいだと思うんですよね。いくつか駅を飛ばすタイプのあれです。単線だと存在し得ないことが多いですが、複線化されている鉄道ではだいたい存在するのでは。で、そんな気持ちで関東に来るとパニックになりますよ。
・快速
・特別快速
・準快速
・通勤快速
などなど、様々なパターンが存在します。で、それぞれ止まる駅が微妙に違うわけですね。「鈍行と快速だけ覚えておけば!」というふうには行きませんので、注意しましょう。湘南新宿ラインだとさいたま新都心にとまるのに、上野東京ラインだと止まらない、なんてケースもあったりしますので、けっこう複雑です。東武伊勢崎線とかも、かなーり複雑で、乗り間違えると30分間ノンストップなんてこともありますので、要注意です。
のりおのまとめ
なんとなく思いつくあれこれをまとめました。また思い出したら追記しますね。
都会の電車コワイ!…なんてことはないけれど。
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