「手揉み中華そば 中村」@大宮 は狼煙店主が入魂の多層スープ!
いつの間にかラーメン激戦区となってしまった大宮駅近辺に、また新たな、そしてものすごく期待値の高いお店がオープンしました。「手揉み中華そば 中村」はあの狼煙の店主が自身の名前を店名にいれるほどの力の入れようで開店した、大・大注目のお店なのです。
大宮駅東口から徒歩8分ほど。狼煙の近くの裏通り
手揉み中華そば 中村があるのは、大宮駅東口から徒歩8分ほど。南銀通りに直行する細井裏路地のひとつです。南銀通りからいくと、ちょうど狼煙大宮店がある角を曲がるとお店はあります。
事前情報ですと行列がある…という情報だったのですが、この日のこのタイミング(13時半頃)はちょうど入れ替わりタイミングだったのか、先客2名という絶好の状況。これはラッキーでした(ちなみに食べてる間にあれよあれよと10人待ちくらいまで並んでました)。
お品書きは以下の通り。食券制なので事前に決めておくのが良いですね。Twitterを見ておくと限定メニューも頼めるタイミングがありますが、この日は初なのでスタンダードなものを頼もうと、「特製塩中華そば」にしてみました。1,250円なのでそこそこなお値段です。
お店の中は白木のテーブルのカウンターのみで、食べログによれば7席だけとのこと。回転を考えてもこれは並びますね。ウナギの寝床的なお店なので、入り口にしかないお水を持ってから席に座るのをお忘れ無く。
着席してから10分しない程度で着丼です。
深いコク。押し寄せるうま味。ハイレベルな1杯
そうこうして到着した特製塩中華そばのビジュアルはこちら。
特製だけあって全部入り。味玉、豚2種と鳥1種の3つのチャーシュー、2枚のワンタン。あとはメンマに青ネギです。表面には油のまく。鶏油かな?
麺は店名のとおり手揉みタイプ。スープがよくからみます。なんだろう、福島とか、東北のほうにある中華そばにスタイルとしては似てる気がします。
スープは黄金色で、王道の鶏ガラ味。うんちくによれば、複数の地鶏の味わいをブレンドしているもよう。すっきりした風味は「和食」という文字をイメージさせますね。ホタテとはまぐり、煮干しなど貝類と乾物の出汁も合わさっていて、深みがあります。ついつい飲んでしまう、後をひくスープ。派手さはないけど、味の層がものすごいことになっていて、スープを残すのには後ろ髪を引かれる思い。この塩中華そばはそんな言葉が似合います。
具材は低温調理っぽい鶏チャーシュー(鶏ハムかな?)、豚2種類ともに、嫌味のないあっさりした味わいで、ラーメンに過剰なチャーシューを求めない僕でもおいしくいただけました。
ワンタンについては、みっちり具材に塩気と生姜の味わいが強く、僕の好みと合わなくて少しだけがっかり。このスープには、つるりとした皮であっさり味のワンタンが良かったなあ。次はワンタントッピングはいらないかもしれません。
とはいえ、総じてハイレベルにまとまっていて、ありそうで無い、そんな1杯でした。価格はだいぶ強気ですが、店主が自身の究極を求めた結果、こうなった…という気概を感じるラーメンですね。
いわゆる令和時代の最新型「中華そば」を求めるなら、まず間違い無い選択になりそうです。次は醤油を食べてみたいな…。
手揉み中華そば 中村
埼玉県さいたま市大宮区下町1-30-3
11:00~14:00
18:00~21:00
日曜日のみ 11:00~16:00 で通し営業
月曜定休
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