Olasonic&音茶楽 TH-F4N で聞いた音は、未知の領域だった。本気でびびった…
Olasonic × 音茶楽 という驚異のコラボで開発された、高性能ヘッドフォンTH-F4N。あまりに凄すぎて、カナル型ヘッドフォンの限界がどこにあるのか、僕にはもうわからなくなってしまいました。こちら、Olasonicさんより2週間ほどお借りしましたので、以下レビューさせていただきます。
Olasonic カナル型ヘッドホン TH-F4N | ||||
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これね。
「別次元…ですね…」としか言いようがないんだよ
先に言っておきますと、本製品は実売が4万円を超えており、高級ヘッドフォンのゾーンに入るとは思います。そして残念ながら、僕はその価格帯のヘッドフォンを試したことがほとんどありません。
しかし…これを体験したら「別次元ですね」としか言いようのない、そんな衝撃があったのは事実です。
そもそもカナル型ってある程度までいったら限界が見えてくる、そう思っていました。現行で使っているものだってそんなに悪いものではなく、そもそも最近のiPhoneに標準でついてくるヘッドフォンだって、わりといい音していますよね。
でもね、やっぱり違っていたんですよ。特に僕の場合生楽器をやっていたんで、艶とか、響きとか、普通の人に比べたら気になっているほうだと思うんです。特にカナル型の場合、高音の処理の限界点は低くて、多少キンキンしてしまうのは宿命だと思っていました。
ところが。いつもお馴染みOlasonicと、かの音茶楽が共同開発したTH-F4Nは、高音があまりにソフトで艶っぽい。ホーンセクションから女声ボーカル、クラシックのオーボエ、ピッコロも楽々と表現してきたわけです。はっきりってショックです。誤解を恐れずにいうなら、そこそこのアンプ買ってオーディオ一式そろえるよりも、これ買った方が効率よく良い音に出会えるわけでわけで。
カナル型ヘッドホンでは、外耳道をヘッドホンで塞ぐことになり外耳道内の有害な「閉管共振」が発生します。サシスセソが強調された「キツイ高音」と言われる理由です。
TH-F4Nは「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を用いる事により耳への装着時の特性の変化を補正し、耳に優しく心地よい音が再生出来ます。
この方式は、2つのドライバーエレメントを対向させて配置し、エレメント間を位相補正パイプで接続。
このパイプの長さを外耳道の長さに合わせる事で不要なピークを抑え、付帯音の無い澄み切った音質を実現します。
>Olasonic TH-F4N:音茶楽(おちゃらく) x Olasonic
シンバルの音が心地よいヘッドフォンははじめてだよ。シンバルの後ろでピッコロが演奏しているのを聞き分けられるヘッドフォンもはじめて。分離もいいんだなあ。もはや匠の域、なんですかね…。
とにかくびっくりした。カナル型でもこんな音出せるんだな。どうあがいてもこの音は伝えられないので、もはや試してもらう訳しかないのです。
難しいことはわかりませんが、仕様や分析などに関しては以下の商品ページにまとまっています。こうやって物欲ってのは溜まっていくんだな。素晴らしいものをレビューさせてもらうってのも、欲しいものが増えていくばかりで、なかなかに苦しいものです(笑
ちなみに同じく視聴した妻より「これ、返しちゃうの…?」と大変悲しそうな顔でコメントをいただきましたことを、ここに記しておきます。それだけインパクトがすごかったということですね…。
Olasonicは罪な商品をつくるなあ。いいぞもっとやれ、ですね。
>Olasonic TH-F4N:音茶楽(おちゃらく) x Olasonic
Olasonic カナル型ヘッドホン TH-F4N | ||||
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