旅行で宿を押さえる最強の予約方法は「電話予約」である
なので、宿は「空室かどうか」で探さない
ここまでくると、勘の良い方は気がつくかもしれません。つまりネットで「満室」という情報は、それほど意味をなさないのです。ということは、楽天トラベルやじゃらんで、空室表示の中から宿を選ぶ…という行為がそもそも間違っているということになります。その行為は、「ネットで空室表示になっている宿を探す」に過ぎず、本当に「満室か空室か」は電話しなければわかりません。
ですから、どうしてもネット予約しなければ!という時以外は、日にち未定のままで気になる宿・プランを複数探し、そしてさらにそれらがネット上で空室表示されなかったとしたら、電話予約を試す…という順番が良さそうです。こうすることで、なるべく自分の希望に沿った宿の予約をゲットできるでしょう。
このことを知っているかどうかで、宿選択の幅は大きく異なります。ぜひ、覚えておいてください。
おまけ:満室宿予約の極意は「8日前」
多くの宿では、7日以内のキャンセルに違約金が発生するようになっています。逆に言えば、8日以上前であれば、予約していた宿を好きにキャンセルできるという仕組みでもあります。それを逆手に取ると、満室の宿でも予約ができるかもしれません。
やり方は簡単で、泊まりたい日の8日前くらいに電話をするだけです。キャンセル料金のかからないギリギリでキャンセルをする宿泊客というのは一定数いるようで、この技を使うことにより、なるべく第1候補に近い宿の予約をゲットできる確率が高まります。もちろんキャンセル待ちのできる宿であれば、先に伝えておくことも手ですが、それができない場合は、ぜひこのポイントを押さえてみてください。
ちなみにキャンセルされた部屋がネットに反映されるのには時間がかかる場合が多いようですから、やっぱり電話予約が最強と言えるでしょう。
おまけ:電話予約の注意点
最後に電話予約の注意点をまとめておきます。ネット予約の利点は、なんと言ってもプランが明確になっていることと、予約確認メールが手元に残ることです。逆に言えば、電話予約の場合、プランが不明確になることと、予約確認が若干不安であるということが言えます。つまり電話予約では、これらの点をつぶしておくのが重要と言えるでしょう。
そこで、以下のポイントを覚えておいてください。
まずプランについてですが、予約時に以下のことを「忘れずに」聞きましょう。
- 値段
- 料理の内容
- 部屋の広さや喫煙・禁煙ルームの種別
- チェックインとチェックアウトの時間
- 夕飯と朝食の時間
- アメニティ
これらは聞いておいても損のない情報であると思われます。特に夕飯の時間は、宿によっては厳しく決まっている場合がありますので、忘れずに確認しましょう。
また予約の確認ですが、これは改めて宿に電話をかけ、「○○日に予約したXXですが…」と話をしましょう。こうすることで、宿の人は宿帳を確認し、予約が存在するのかどうかを確認してくれます。予約が無事あったなら、1つ2つ気になることを確認して電話を切りましょう。これだけで、ずいぶんと精神的に安心することができます。
最後に、それら情報をFAXかメールで送ってもらうという手段もあります。これも安心ですね。
なお、とは言ってもじゃらん、楽天ともにとても便利な仕組みであることは否定できません。電話予約をするにしても、これらサイトに載っているプランや口コミ情報がとても有用になってきます。大事なのは、ネットと電話と、良いところをうまく組み合わせて使うことでは無いでしょうか。
それでは、良い宿を選んで、予約して、良い旅に出てください!
(追記)電話だと高いんじゃ無いの?というご指摘がありますが、今回のテーマは「泊まりたい宿を予約する」なので、値段には特にこだわっておりません。ただし、ネット予約の場合は宿が楽天やじゃらんに手数料を払う必要もあり、必ず電話予約が高い値段になるかと言えば、そうでもないものです。直前での楽天価格とか、バーゲンになってれば別ですけどね。実際には完全にケースバイケースですから、この辺りは電話した時に確かめてみてください。
(電話予約は安いから最高、的なコメントもいただいてます)
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