「カメラを使ってリアルタイム画像解析により目の前の障害物を避けながら掃除をする」賢すぎるロボット掃除機が誕生したらしい

製品/サービスレビューアイロボット,ルンバ

ルンバから「ヤバイ新製品が出る。製品発表会に来ませんか?」と案内をいただいたのが1月下旬のこと。社会情勢の関係で発表会はオンラインとなりましたが、2月の上旬に行われた、その発表会で発表されたのは「本当にヤバかった」というルンバの新製品「ルンバj7+」でした。

ルンバ初「カメラでモノを認識して避ける」

今回のルンバが話題になっているのは、あのルンバをして初めて「障害物をカメラで認識して避ける」という機能が導入されたからです。

これまでルンバといえば、ロボット掃除機のパイオニアとして様々な機能を提供してきたわけですが、アイデア的な機能については後発組に追われる、という立場を感じていました。これはまあ、追われるものの辛さだと思います。

そんな中でもルンバは「アプリ連携」「ブラーバ連携」「カメラ搭載」「クリーンベース」などなど、便利な機能は搭載してきたのですが、今回発表された「障害物を認識して避ける」という機能は、ついに来たか!という待望の機能でした。

というのも、ルンバ使いにとって最も初歩的であり、最も重要だったのは「部屋を片付けること」だったからです。

ということでまず改革されたのが、カメラです。今回製品発表イベントで紹介された画角の違いがわかりやすかったですね。左側が既製品のカメラ、右側が新製品「j7シリーズ」のカメラです。そもそもですが、既製品では本体上部に付けられていたカメラは、新製品では本体前方に付け替えられ、だいぶ広角なものになりました。ここで重要なのはルンバ本体のCPUや画像処理能力が飛躍的に向上した結果、このカメラで捉えた物体をリアルタイムで認識・理解することができるようになったということです。

もうこの画像を見るだけで一目瞭然ですよね。見ている範囲が違いすぎます。なにより、床を見るようになったことがこれでわかりますよね。

となると、床を見るようになった理由が気になります。結論からいいますと、それは「床にある障害物を認識するようになった」からです。

目の前のものを認識して「回避」するようになった。そうスライドには書いてあります。いったいどんなものを認識するようになったのか?次のスライドに答えがありました。

この発表がされた2月上旬現在では、コンセントなどのケーブル、靴や靴下、さらには「ペットの排泄物」という、知る人ぞ知るルンバの弱点を見事に捉えてきました。

このルンバの進化により、ルンバによる掃除体験は大きく変わるのですが…それは今後記事化する「ルンバ j7+を使ってみて」の記事をご期待ください!

この取り組みはアイロボットファンプログラムの一環です。