「極上十五焼きカステラ by 北海道牛乳カステラ」新千歳空港限定のお土産は辻口シェフのプロデュース
先日、仕事で札幌に行ったときのことです。千歳空港限定という「北海道牛乳カステラ」が気になってしまい、フラグシップ商品である「極上十五焼きカステラ」を買ってきたのでご紹介します。
率直に言って、うまいけど、カステラ好きど真ん中ではない、これからカステラを好きになってみようという人のほうが刺ささる商品かもしれません。
極上十五焼きカステラというその実力
そもそも北海道牛乳カステラなんてものを、まったく認識していませんでした。地方カステラを買っては「ああ、文明堂には勝てないよね」という感想を思うこと20年。申し訳ないのですが心のカステラ「文明堂」に肉薄するカステラを味わってみたくて仕方が無いのです。
そこで出てきたのがこの北海道牛乳カステラ。北海道。牛乳。カステラ。どうしても、これは全てパワーワードです。気になって仕方が無い。ちなみに辻口シェフプロデュースです。先日も金沢で名前を見かけたばかりです。
ということで、買ってみました、北海道牛乳カステラのフラグシップ商品「極上十五焼きカステラ(3,000円)」です。なかなかの価格。
高級カステラといえば箱入り。ということで、こちらも箱に入っています。
箱を開けると商品のための口上も付いておりまして、これは気合い入ってますね。ちなみに注文すると焼き場でパッケージにつめて持ってきてもらえるという、なかなかレアなタイプのカステラです。
こちらがカステラ外観。特に変わったこともない標準的なカステラの見た目です。写真には写っていませんが、底面のザラメはかなりの量で、これは福砂屋の五三カステラにも匹敵する量と味わいだと思いました。なんで、この時点で福砂屋好きに対してアドバンテージのあるカステラと言えそうです。
ちなみに標準サイズで6切れに切ってあるタイプでした。最近はこの最初から切れているカステラが流行で、自宅で気を使いながら丁寧に切る必要が無いため助かります。昔はスケールに沿って切ったりしてましたので。
ということで、実食です。
既存のカステラとは圧倒的に違う…んだけどこれはカステラか
見た目は普通の北海道牛乳カステラ極上十五焼きカステラですが、味わいは標準的なカステラと大きく異なりました。
そもそもカステラといえば「五三焼き」が一般かと思います。これは卵黄と卵白の比が5:3であることからこう呼ばれているのですが、「十五焼き」の場合、こちらが2:1(10:5と同比率)になっています。5:3の時の卵黄の割合がだいたい62%なのに対し、2:1では実に卵黄が66%ほど。たった4%の違いに見えますが、スイーツでこれは大きな違い。
ということで食べてみると…しっとりなんだけど、ふんわり軽い。軽いというか、軽すぎる。これはカステラなのか???という疑問が浮かびます。妻からも同じ感想が上がったので、これは間違いないはず。そう、このカステラはざらめの食感とハチミツの風味を除いたら、ほぼ「スポンジケーキ」な雰囲気です。上等なスポンジケーキとカステラのいいとこ取りな製品と言えるかも。
ですから、濃厚な長崎系のカステラを期待すると、若干的外れかもしれません。ただ、単品としてはとてもおいしいですし、ザラメのまわりの感覚は完全にカステラのそれ。上半分が2:8でスポンジケーキ、下半分が8:2でカステラ、みたいな感覚が正しいかもしれません。
余談ですが、この商品はオーダーしてからパッケージングしてくれたみたいで、スタッフの方が厨房(裏手に窯が見えました)まで取りに行って箱詰めをしていました。演出かどうかはわかりませんが、ちょっと面白かったです。
のりおのまとめ
しっとりかつあっさり系カステラの極端なもの、でもザラメ入りという、面白いタイプのカステラだと思いました。これはそんなに見たことがない。公式サイトにはあたためる方法が載ってましたが、そうするとよりふんわりします。
なお、うちの子がおかわりを要求するほどもぐもぐ食べましたので、間違いなく美味しいです。我が家で一番グルメですから。
せっかくなので標準のカステラも買えば良かったな。
北海道牛乳カステラ
新千歳空港 連絡施設3F
スマイルロード スイーツゾーン内
※国内線ターミナルビルと国際線ターミナルビルをつなぐ「連絡通路」の、国内線ターミナルビル入口前になります。
電話番号:0123-46-2205
営業時間:9:00~20:00
サロンスペース:10:00~19:30
(以上公式情報より)
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