2回のチェコ旅行でめぐったチェコの街をざっくり紹介しておくよ #visitCzech #チェコへ行こう
チェコ政府観光局の企画にて、この半年間に2回チェコへと取材に行きました。こうした取材では基本的に各街を駆け足でめぐるわけですが、2回行ったことで、それぞれの個性や特徴が見えてきた気がします。
ということで、チェコの中でも観光的要素の強いこれら都市を、ザッとダイジェストにてご紹介。
誰もが目指す首都、黄金の街プラハ
チェコへ空路で入る場合、必ず経由するであろう、黄金の都プラハ。中世からの建物がほぼ無傷で残るというチェコにおいても、重要な建物でいっぱいです。とはいえ都市かも進み、チェコの古きよき雰囲気と、近代的な要素が同居しているような印象を受けます。
中でも最重要な観光地と言えば、プラハ城の一帯。チェコのイメージがそのままプラハ城という人も少なくないでしょう。
プラハ城では、建築に約600年かかった聖ヴィート大聖堂を中心に、素晴らしい建物が連なります。
ミュシャのステンドグラス。
小高い丘であるプラハ城郊外からは、「百塔の街」と呼ばれるザ・チェコの風景を楽しむこともできます。
よーく見ると、近代的なビルもうまーく同居しはじめていますね。
ちなみに、お土産なども最も探しがいがあるのはプラハです。お土産についてはこちら参照。
チェコのお土産にはこれを!切手、木のおもちゃ、本、そしてお菓子とワイン! #visitCzech #チェコへ行こう #link_cz [エアロプレイン]
チェコ第2の都市、ブルノ
プラハが東京なら、第2の都市ブルノは大阪である…誰がいいはじめたのかはわかりませんが、行ってみてわかる、その言い得て妙な雰囲気。知名度では劣りますが、街並みとしてはとても立派なものをもつのが、このブルノです。文化人/知識人を多く輩出していることにも誇りをもっているようで、教育の中心地でもある街にはたくさんの大学生が暮らします。
プラハに比べて中世/近代の割合が近代よりな雰囲気で、新旧折衷といいますか、とてもユニークな街並みを楽しむことが可能です。トラムの数がとても多いことも特徴かもしれません。
発掘された納骨堂をアート空間にしてしまうなど、古いものを生かす時に独自のセンスを見せる街、でもあります。
(PC向けはあえて小さい画像にしていますので、クリックして大きな画像を見に飛んでください)
プラハからは特急で2時間半ほど。車窓もたのしく、移動には電車をおすすめします。特急には食堂車が付いていることも多いようで、窓も大きく開放的なこちらで過ごすのをオススメします。
世界に於けるビールの聖地プルゼニュ
チェコ第4の都市、プラハからこちらも車で1時間ほどなのがこちら、ビールの聖地プルゼニュです。
なぜ聖地かといえば、元祖ラガービールである「ピルスナー・ウルケル(地元では『プラズドロイ』呼称」の本社および工場があるから。
もちろん工場見学可能です。
ツアー最後で楽しめる、無濾過のピルスナー・ウルケルは世界最高においしい、と評する人も少なくないんだとか。実際、めちゃくちゃおいしいです。
教育の街でもあり、街の住民の約1/3は学生という環境でもあります。クリスマスマーケットのツリーは、チェコベストツリーに何度も選ばれたほどなんだとか。
プラハとセットで旅する人も少なくない、チェコを代表する観光地なんです。
オロモウツ
オロモウツはプルゼニュに次ぐチェコ第5の都市で、世界遺産など文化財が多いことで知られている街です。もともとはチェコを構成する1地方である「モラビア」の首都で、文化および産業において歴史のある街でもあります。
写真は天文時計で、14世紀に建てられた市役所庁舎の壁面に埋め込まれており、驚くことにいまだ現役で動き続けています。社会主義時代にデザインが変更されたままの姿で、当時の文化を伝える重要な要素でもあるのだとか。
ちなみにこの市役所の時計塔からの眺めは、チェコでも有数の景色のひとつだと思っています(ガイドがいないと入れない)。
また市役所庁舎周辺のホルニー広場などにはたくさんの噴水および、世界遺産の「三位一体の柱」が存在します。
噴水はこの周辺だけで6つも存在します。
世界遺産である「三位一体の柱」。ちなみにこの三位とは、父と子と精霊を指すことばだそう。
オロモウツの威厳を周辺に示すために建てられたという、当時の技術と贅をつくした巨大な柱で、実は中にも入ることができるそうです。
デザイン的にもかなりゴージャスです。
名産はオロモウツチーズ。沖縄の「豆腐よう」みたいな味とにおいです。
ブルノから車で1時間ほどなので、プラハ→ブルノ→オロモウツという流れがおすすめ。
リトミシュル
おそらくチェコ旅最大の発見が、このリトミシュルだと思っています。とてもコンパクトで小さな街なのですが、街並みのかわいさや世界遺産の城、インパクトある教会など、とても魅力にあふれています。まだあまり知られていないということもあり、観光地っぽさが薄いのも特徴ですね。
この城の敷地内ではかの大作曲家「スメタナ」が生まれていて、その建物に泊まることも可能です。
この街並みにみんなやられてしまう。
僕も大好きです、リトミシュル。プラハからバスなどを乗り継がないと到達できないのが玉に瑕。
リトミシュル…これから多くの人が知り訪れることになるであろうチェコのかわいい街 #visitCzech #チェコへ行こう #link_cz [エアロプレイン]
カルロヴィバリ
ヨーロッパを代表する温泉地ということで、古来より名を馳せているのがこのカルロヴィバリ。大都市同士のちょうど中間にあり、温泉が発見されて以来、栄えているとのこと。
温泉といっても我々の想像する「お湯に浸かって」というよりは、飲む方が有名で、飲湯マグは定番のお土産になっているほど。泉質はいわゆる鉄泉で、塩っぽく、鉄臭くて、お世辞にもおいしいとは言えない感じです。でも体にはいいようで、スパドクターなる職業もあるのだとか。
周辺にはボヘミアガラスの名ブランド「モゼール」の工場(見学可能)があったり、
チェコで最も有名な香草酒「ベヘロフカ」の工場およびミュージアムがあるなど、観光要素が強く、なかなか面白い場所です。
クロムニエジーシュ
日本人であればどう発音してしまうか悩みそうな、このクロムニエジーシュの街もまた、小さな街でありつつも世界遺産を抱える場所です。こちらの世界遺産は城と庭園。フランス式/イギリス式の両方の庭園をそなえており、一挙に両方を楽しむことができるのは、なかなか珍しいかも。上記は幾何学模様が特徴的なフランス式庭園。
こちらは自然の森を再現したイギリス式庭園。広すぎるのでカートツアーが存在します。
両庭園の所属するクロムニエジーシュ城には、狩りの結果を飾る部屋があるなど、かなり個性的(写真中の鹿は角のみホンモノ)。
晩餐会やコンサートに使われる巨大なホールが印象的です。
映画「アマデウス」のロケ地としても有名だそう。そういわれてみれば、こんな感じだったかもしれない。
それにしても、世界遺産が登場し続けるチェコとは、なんと世界遺産濃度の濃い国なんだろうか。
ミクロフおよびレドニツェとヴァルチツェ
最後にご紹介するのが、ミクロフ地方およびレドニツェとヴァルチツェ。隣り合う小さな3つの町ですが、おおよそまとめて訪問されるので、この記事でもまとめて紹介します。
まずはこちら、ミクロフ。人口7,000人ほどの小さな町で、ミクロフ城という、モラビア地区で最も美しい城と呼ばれる建物を中心に構成されています。
まずホーリーヒルという景色の良い丘があることでも有名で、この丘には沢山のチャペルが備え付けられています。
丘からの景色は「ザ・チェコ」という印象!
ワインの名産地としても知られていて、特に高品質な白ワインは安くてうまいことで有名。
お隣のヴァルチツェにはバロック様式の美しい城があり、その地下はなんと国立ワインセラー(試飲可能)となっています。
国内受賞ワインを中心に、100種類ほどを試飲しながらゆっくりお買い物できちゃいます。ワイン好きならここはマスト。
さらにお隣のレドニツェにはネオ・ゴシック様式の美しい城。僕はチェコでこのお城が一番好きかな。先のヴァルチツェと合わせて世界遺産に認定されています。
貴族の別送として建てられたこちらは、とにかく豪華でかわいい内装が特徴。見て歩くだけで楽しいお城です。
上記3地区は車でもそれぞれ10〜20分ほど。ブルノからは1時間かからないくらいで来れます。最高にオススメ。ちなみに国境沿いで、ちょっと進むとすぐにオーストリアへ行けるのも特徴ですね。
のりおのまとめ
ということで、2回の旅でめぐった街をそれぞれダイジェストで紹介してみました。あなたは、どの街に行きたくなりましたか?
最後に、これらの都市をチェックした地図を公開しておきます。位置関係なんかもイメージしてもらえれば。
スペシャルサンクス
今回のツアーを主催してくださったチェコ政府観光局、我々を受け入れてくれた各都市のガイドさん、ホテル、各施設の方々に感謝します。 Czech Republic – 旅費、宿泊費、食費、アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいております。公開される記事はブロガーの主観にまかされています。
また現地での回線を提供してくださったグローバルWi-Fiさん、スーツケースを提供してくださったレンタルサービスのアールワイレンタルさんにも感謝します。僕の旅では欠かせないコンビです。 海外WiFi レンタル | 海外WiFiならグローバルWiFi スーツケースレンタルは日本最大級の【アールワイレンタル】
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