チェコの春と冬、両方に旅してきたからわかったあれこれ #visitCzech #チェコへ行こう
チェコ政府観光局主催のブロガーツアーにて、春のチェコを旅して取材してきました。実は昨年の12月に続く2度目の取材だったのですが、冬と春、両方を訪れたがゆえにわかることも、たくさんありました。
ということで、各都市のレポートをする前に、この12月と5月の2つの旅で感じたことをまとめておきたいと思います。
冬のチェコには、人の手と願いによる美しさがある
冬のチェコを彩るのは、クリスマスをピークとする装飾の美しさです。街に必ず存在する広場(多くの場合教会も併設)をクリスマスマーケットとして、そこから街中へと広がるクリスマスの世界。まさに文字通り「街中」がクリスマスムード一色に包まれるのです。
この空気は、なかなか日本ではみかけません。なんというか、住民も含めて「わくわくソワソワする感じ」が顕著なのです。
どの街でも、お店であろうとも、手抜き無くクリスマス一色なのがとても楽しいのです。
ヨーロッパ、しかも中央よりならではの風景かもしれませんね。まさしく人々が毎年作り上げてきた、年をしめくくる風景です。
春のチェコには、人間の営みによる緑と黄色の絨毯が
5月のチェコ取材が決まったとき、まっさきにイメージされたのは、チェコの美しい大自然の色です。どこまでも続く緑の美しさが、きっと国を埋めているのだろうと想像していました。
しかし、5月に降り立ったその国を埋めていたのは、黄色い絨毯でした。
飛行機からも、電車からも、高速バスからも、移動の車からも。いつでも街をはなれれば、そこには黄色い菜の花の絨毯と、コントラストをなす緑の(小麦の?)絨毯が一面を埋めていました。それこそ地平線まで、です。
残念ながら今回の取材では菜の花畑に下りてゆっくり撮影する時間はとれなかったのですが、これは一見の価値があります。この景色だけのためにチェコに来るのも、悪くないかな。そう思わせるほどに印象的です。
もちろん春ならではの花々も咲き乱れるのが、チェコの美しさです。しかし、黄色い絨毯のこの印象深さは、すこし飛び抜けたものがありました。これはしばらく忘れられない風景になりそうです。人間の営みが生み出す、自然の風景。冬のチェコからはまったく想像できない、まさに絶景です。
冬のチェコにはマッシュルームがある
冬のチェコを代表する食材といえば、国民食といっても過言では無いこの素材「マッシュルーム」です。チェコの一般的な家庭では、秋から冬にかけての休日に、家族でキノコ狩りをするのが常なんだとか。それほどに旬のマッシュルームは「チェコの食べ物」なのです。
一方で春夏のチェコを代表する食材は…とくに見当たらないようです。基本的には、マッシュルーム以外季節を問わない食べ物(通年の野菜や保存のきく根菜、通年洋食される淡水魚や肉類)が主食となっています。
ですので、大変日本人の舌にあるチェコ料理を十二分に楽しむのであれば、秋から冬のキノコ料理最盛期が良いかもしれません。
春のチェコには水の流れが戻ってくる
ほぼ北海道と同じ緯度に位置するチェコは、豪雪とまではいきませんが、それなりに厳しく寒い冬を迎えます。
そんなこともあって、冬のチェコでは、景色の一部がこうなります。このモニュメント、なんだかわかりますか?
わかりませんよね。そうなんです、冬に見るとこのモニュメントは意味がわからないのです。こちらが春だとこうなります。
そう、実はこのモニュメント、噴水だったんですね。モチーフは天使とのことですが、水が出ない冬には「羽」が表現されないので、ほんとうにわかりません。このように、チェコの街中で数多く見られる噴水は、冬には停止してしまいます。
わかりにくいかもしれませんが、冬には川も氷ってしまいます。
春には川の流れが戻ってきます。
ただし冬の凍結を利用したアトラクションも存在します。
それがこちら、スケートリンクです。チェコでは街の至るところに簡易スケートリンクができていて、多くの人が楽しんでいます。これが冬の日常的な風景だそうです。
冬はそこそこ厳しい寒さが
前述のとおり、チェコの緯度は北海道ほど。そのため、冬はそれなりの厳しい寒さがやってきます。ただ、大雪というほどの雪になることはそこまでないようです。気をつけたいのが足下の装備で、ほぼ石畳で街中が構成されているチェコは、冬には凍結によってとてもよく滑ります。冬にチェコへ旅するなら、滑りにくい靴を選んできたいところです。
チェコといえばビールですが、そのビールは春だろうと冬だろうと、変わらずおいしかったので安心です。というか、寒い国って室内暑いですよね。そういうことです。
なお、冬にはクリスマスマーケットでホットワインが飲めます。こちらもオススメ。夏にはあんまり見ないかな。
夏の昼間は果てしなく長い
チェコの夏は昼間がとても長いです。ここより緯度の高い国は全てそうなのだと思いますが、20時でも普通に明るいです。
ちなみにこちら春の旅(5月22日)のヒトコマですが、この時点で20時17分。山の向こうに日が落ちるところですが、実際の日没は20時40分過ぎでした。これが6月にもなれば21時を超えるそうです。
一方で冬の日没はわりとふつうで、12月は16時前後でした。明るいうちの活動や、写真撮影をしたいなら、春か夏がいいかもしれませんね。
結論:どちらにもチェコらしい良さがある
結局、冬にも春にも、それぞれの良さがあって、チェコを楽しむことができます。たとえば言及しませんでしたが、人々の服装なんかも冬には趣があったりして、夏にはない街の景色を生み出します。
ただ、荷物を少なく、気軽に行くならやっぱり春かな?という気もしますね。まずは春、2度目に冬!みたいな、2回訪問プランはどうでしょう?え、そんな余裕があればこの記事なんて読んでないって?
お後がよろしいようで。
そんなチェコの記事はこちらから。
スペシャルサンクス
今回のツアーを主催してくださったチェコ政府観光局、我々を受け入れてくれた各都市のガイドさん、ホテル、各施設の方々に感謝します。 Czech Republic – 旅費、宿泊費、食費、アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいております。公開される記事はブロガーの主観にまかされています。 また現地での回線を提供してくださったグローバルWi-Fiさん、スーツケースを提供してくださったレンタルサービスのアールワイレンタルさんにも感謝します。僕の旅では欠かせないコンビです。 海外WiFi レンタル | 海外WiFiならグローバルWiFi スーツケースレンタルは日本最大級の【アールワイレンタル】
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