水の都 ベルギーのゲント(ヘント)で楽しむ運河めぐり #ユーレイル

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De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

ベルギー第3の都市「ヘント(ゲント)」は、水路の発展した街並みと、中世〜近代的な建物や施設がミックスされた街並みが特徴的な、ベルギーでも印象深い観光都市です。

今回は運河の旅をご紹介します。

 

ボートでめぐるヘント巡り with スイーツ

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

ヘントの街の中央には、こんな感じで中世の建築と運河があって、天気の良い日なんかはたくさんのボートが運河で観光案内を行うようです。この日は絶好の運河日和で、たくさんのボートが運行していました。ちなみに本流は「レイエ川」という名前です。

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

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日よけのカラフルなパラソルも印象的なこの運河巡り、なんと日本語の解説もあるということで、これはいい!ということで乗り込みます。ちなみに今回は「スイーツの旅」というサブタイトルがあったことに合わせまして、ボート内でもベルギーチョコを頂きます。

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

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シャンパンもいただけるということで、炎天下の中ではありますが、涼しい運河の上にて乾杯!

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本当にいい天気。

 

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この低さを通れるの!?と焦りますが、ギリギリ通れるのですね。潮位の変化がそんなに影響なさそうな雰囲気でした。

 

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荘厳な聖ミカエル教会。

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ヨーロッパの建物は、同じ建物が様々な歴史の顔を担いながら、いまは民家になっていたりするので、解説を聞いていてもなかなか面白いですね。日本の場合、こういったパターンってあんまりないですよね。壊しちゃうか、保存されるかの2択が多い気がします。石造りで地震のないヨーロッパならではですね。

 

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

この風景なんて僕の中の「ザ・ヨーロッパの景色」です。川、橋、建物。すべて完璧。

 

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

この建物、よーくみると歪んでいます。1200年代からある市場で、15世紀にいまの形になった?とのこと。当時は肉の販売が禁止されていて(おそらく衛生的な問題)、15世紀になってやっと市場が形成され、この建物の中で販売がされたんだそうです。

その後、様々な業種も軒を連ねまして、いまでもお土産ショップやレストランとして使われている建物として稼働している、という驚きの建築物です。日本で1200年代の建物といったら、鎌倉幕府時代のものですからね。

 

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流れの穏やかな川なので、こういった美しい風景を簡単に撮影できるのも良いところ。運河ツアーだけで400枚くらい撮ったんじゃないでしょうか…。

 

フランドル伯居城

Gravensteen by De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

さて、こちらはヘントでももっともいわれある建物なフランドル伯居城。おどろきの1180年築です。

そもそもこの場所には、バイキングに対抗する砦があったそうなんですが、当時ヨーロッパでも有名だったフランドル伯がそれを購入。増改築を行い、現在の姿となったのが1180年です。争い事があったときには強固な砦として活躍したんだそう。確かにこの見た目なら守備力高そうです。

その後、なぜか16世紀頃からは造幣所、裁判所、警察署(牢獄や拷問部屋)として活用されることに。ようは摂取されて公的な建物として使われるようになった、ってことですね。ただし、やっぱり争い事に関係する建物として使われていたわけですね。

そして戦乱が落ち着いた18世紀に、今度は民間の手によって再度買収されます。すると何故か紡績工場に。争いごとから無縁の使われ方となりました。

そんな数奇な運命をたどってきたフランドル伯居城も時代の波には勝てず、持ち主が手放したタイミングにて取り壊しも検討されたようです。しかしこれだけ長い時間、街の(良くも悪くも)シンボルとして存在感を放ってきたこの城を、市民がむざむざと取り壊させる故もありませんでした。最終的には市民の反対から、街が買い取り、現在の博物館としての利用に落ち着いた、というのが全ての歴史でした。

ちなみに博物館は「拷問器具」の展示が有名なんだそうです。せっかく紡績工場で平和的利用用途になったのに、戻ってきてしまったわけなんですね。かなり生々しいそうで、そういうのが好きな人にはオススメとのことでした。

この例をみても、1つの建物が時代時代の用途と顔を持っていて、なかなか面白いですよね。ヨーロッパならではの文化的側面だなあと強く感じました。

 

のりおのまとめ

De Bootjes Van Gent Belgium #ユーレイル

運河を楽しみつつ、歴史も学べる。気がつけばおなかもいっぱいという、1度に3回もおいしい、なかなか満足度の高いボートツアーでした。これはヘントにきたらマストですね!

 

これまでの記事一覧は「ユーレイル セレクトパスで行く、ヨーロッパ・スイーツを巡る冒険」をご覧下さい。

取材協力

昨年旅したユーレイルの企画にて、まだブログのほうで書いていないネタがあるので、GWに棚卸しを実施中。ちょうど日本からベルギーへの直行便も復活したとのことです。ベルギーを応援していきます!

今回の旅では、KLMオランダ航空によるチケットと、現地での交通費および宿泊費と飲食代の大部分をユーレイルGIEグループよりご提供いただいております。ありがとうございます。

また各国を電車で巡る旅には「ユーレイル・セレクトパス」を利用しました。サインのみで次々と電車を乗り継いでいける、最高に便利なチケットですよ。各国のチケット購入ルールも気にする必要がありません!

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