Liptonのハイブランド「SirThomasLipton(サー・トーマス・リプトン)」が登場!

2015/09/28お茶やコーヒーサー,ダージリン,トーマス・リプトン,リプトン,紅茶

Sir Thomas Lipton 発表イベント

先日、雑誌「Pen」の企画にて帝国ホテルで行われたリプトンの新商品「SirThomasLipton(サー・トーマス・リプトン)」の発表会に参加してきました。リプトンの精神などが学べてなかなか良い企画でしたよ。

(帰国しまして画像を追加しました)

リプトン氏の精神に触れる

Sir Thomas Lipton 発表イベント

今回の発表会では、新商品の魅力もさることながら、リプトン氏の精神がいかに同社のモットーとされているか、というところが深く掘り下げられました。

Sir Thomas Lipton 発表イベント

まずイベント開催時間まで演奏されていたジャズバンドの演奏。なんとも雰囲気作りがうまいなあと感じたのですが、実はこれも氏の精神にのっとってのこと。125年前の創業当時、氏は新商品の発表を行う際、街中を雇ったジャズバンドで練り歩くなどして、人々の注目を集めていたのだと言います。なんともプロデュース能力に長けた人ではありませんか。

当時の名言が

Sir Thomas Lipton 発表イベント

宣伝のチャンスは決して逃すな。ただし、その商品の品質が良いことこそがその条件である

ですからね。ささりますよね。本物でなければ、宣伝しても無駄だと。本物であるからこそ、本気で宣伝しろと。シンプルです。

 

Sir Thomas Lipton 発表イベント

また今回の商品になぜ創業者の名前が付けられているのかについては、氏の「とにかく美味しい紅茶を提供したい」という精神が妥協無く開発にそそぎこまれたことの、自信の表れであると僕は受け取りました。

氏はまだ海外に船で行く危険性の高い時代であっても、自身の足で紅茶の買い付けを行っていました。紅茶の生産地といえば、もちろん言わずと知れたヒマラヤ山脈の高地。そこに何度も何度も足を運ぶことで、自分のおめがねにかなった、確かな品質の紅茶を選んでいたわけです。

余談ですが、この地区、つまりダージリンが栽培されている地区では、無数の茶園が存在します。それぞれの茶園は高さや日当たりなどが微妙に異なるため、クセのことなる茶葉が育ちます。たとえば同じダージリンであっても、数十から数百の茶園が存在し、日々茶葉が生産されているのです。紅茶をつきつめていくと、この茶園ごとに茶葉を買うことになるわけですね。

で、いまでこそ僕らは先人が選び残し育ててきた優秀な茶園の紅茶を労せずして飲むことができますが、当時はまだ未開拓の時代ですから、自分がしっかりとした舌をもった上で選んでこなくてはなりません。しかも、現地へ行くだけで相当な命のリスクです。まさにリプトン氏はスーパーなビジネスマンだったわけですねえ。

 

Sir Thomas Lipton 発表イベント

さて、そんな氏の名前に恥ずかしくないよう開発されたのが、このサー・トーマス・リプトンです。リプトンといえばコンビニ製品やティーバッグがイメージされがちですが、しっかりとした缶売りの茶葉が中心に展開されるようです。

しかも、しかもですよ。ダージリンだけで2種類。この気合いの入れ方ですよ。頻繁に飲めるダージリンと、ここぞ!というときのクオリティダージリン。これを平行して展開するのはなかなか勇気がいりますよね。リプトン、やるじゃん、と素直に思います。

 

Sir Thomas Lipton 発表イベント

ちなみに本商品の開発に深く変わったのが、世界に10人しかいないマスターブレンダーの江間氏。まるでウイスキーのブレンダーみたいな話ですよね。世界各国にはチーフブレンダーがいて、それを取りまとめるのがマスターブレンダー。そして世界に1人だけ、ロンドンに全ての味の基準となるトップオブマスターブレンダーがいるのだそうです。

Sir Thomas Lipton 発表イベント

なぜこんなシステムになっているのかといえば、各国で使われる水や環境が異なるから。基準の味を各国でも遺憾なく発揮できるよう、ブレンダーたちが日夜苦心しているんだとか。ちなみに通常のチーフブレンダーらは、個人の差を限りなく消すため、必ずペアで味を判定するようにしているんだそう。このあたり、本気ですね。リプトンのこと見くびってました。すみません。

 

そうして生まれたサー・トーマス・リプトン

ということで、ダージリンとDXブレンドを試飲させていただきました。まず正直な感想を申しますと、このクラスの茶葉としてはなかなかお安く手に入るな、というのが本音です。実際、お茶って上を見ればどこまでも上があります。茶道楽は破産するんです。危ないんです。しかも安定供給されない可能性もあります。

Sir Thomas Lipton 発表イベント

しかしリプトンの今回の製品は、安定して供給される上に、レベルが高い。ダージリンはとくに香りがいいですね。もう少し甘みがあるものが僕の好みですが、単体で飲むというより、スイーツやおやつなどと合わせるのであれば、こちらの方が良いと思います。

Sir Thomas Lipton 発表イベント

DXブレンドは日本人好みを追求したような、まろやかさとはなやかさ。アッサムだと重すぎる、ダージリンだと軽すぎる・渋すぎるという方にはめちゃくちゃ向いているんじゃ無いでしょうか。

 

のりおのまとめ

どちらも、これから茶葉で紅茶をはじめたい!という人には、大変手に入りやすく、使いやすい商品かなと思います。ぜひお試しをば。

 

サー・トーマス・リプトン | Sir Thomas LIPTON

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。