「おもいでばこ」の真の魅力とは…「思い出をしまう箱」じゃなくて「思い出を再構築する箱」であるところ
今年の1月にのりたまちゃんが生まれた際、buffaloさんからお祝いに「おもいでばこ」を1台いただいてしまいました。既に子育てブロガーの先輩たちから「これはいいぞ」と聞いていたんですけど、ほんとうにいいですね。しかも、月日が経てば経つほど効いてくる。
ということで、我が家のおもいでばこ体験をまとめておきます。
TVで見られる=みんなで見る
この「おもいでばこ」ってのは、簡単にいうとTVに繋ぐ写真と動画専用のNASです。スマホやWindowsPCから専用アプリを通じてガンガン放り込んでおけばかってに並べて置いてくれる、大変に便利なNASなのです。ちなみに、BGMがオリジナルでセンスいいところも好印象ですね。すげーかっこいいJAZZなど。
そんなおもいでばこの最大の特徴はいろいろと言われていますが、僕としては「TVで見られること」がやはり大きなポイントかなと思っています。
というのも、まだまだ僕らはみんなでテレビを見ていた世代で、自分に向かって映すパソコンやスマホと違い、テレビはみんなで見ること前提にて設置されているからです。だから、TVに映せば、自然とみんなの目が向くし、みんなが見る時にも無理がない。多くの場合家庭内で一等地を確保しているTVを利用するのは、大変に賢い選択だと感じました。こう考えるとTVって「コミュニケーションマシン」だよなあと再確認する次第です。
また、最近のTVが大型化されていることもいいですよね。もはやスマホで撮っても写真は巨大なものが生成されますし、小さな画面で見るよりもTVで見たほうがしっくりきます。もちろんTVで「人」を眺め慣れているってのもありそうです。子供がTVに写っているのはとっても不思議ですけど、反面、違和感は少ないですね。個人的には、スマホのように小さな機器で撮った写真を、大画面のテレビで見るってのは新鮮な感覚です。
日課にしなくても苦しくない仕組み
システムの構造でいくと、重複写真を勝手にはじいてくれるのがいいですね。写真の撮影情報を見ているみたいなんで、例えばカメラからスマホに転送した写真であっても、きちんとはじいてくれます(これ仕様として合ってますよね?)。
で、これが2日とか3日とか、アップロード間隔が開いてしまったときに効いてくる。というのも、スマホの写真ギャラリーのUIって、基本的には撮影日を意識させない仕組みじゃないですか。iPhoneに至っては、いつ撮影したのかを確認するだけで一苦労。だから、おもいでばこみたいに「ここらへんからじゃないかな」ってのをがさっと渡せるのはとっても楽なんですよ。毎日の日課でなくても、導入しやすい。それが「おもいでばこ」なのかな。
再構築される思い出
さて、いままでのお話はおもいでばこを導入後すぐに感じた話。
でも実際は3カ月弱使ってきています。そこではいったい何を感じたか?それは、思い出の再構築される感ですよ。
これ、多くの人が経験しているんじゃ無いかと思うんですが、PCやスマホでの写真管理画面って、雑多なんですよね。日にちごとに整理されていたとしても、料理→子供→出先→ランチ→子供…みたいな感じで、撮ったものが並ぶだけ。そうすると、量的にも、モチベーション的にも、過去に遡って子供の写真を通覧しよう!って気持ちがわき起こってこないんですよね。少なくとも僕はそうでした。あまりにも枚数が多すぎる。
ところがおもいでばこには子供の写真しか送ってない。そして、全てが時系列に並び、カレンダーで通覧なんかも出来てしまう。こうしてくれると、途端に子供の写真を見返しやすくなるんですよね。もちろん僕が普段撮影枚数がすごく多いとか、サーバーが点在していて全ての写真が1箇所にないとか、色々と我が家ならではの問題があるとは思うのですが「子供だけのNASがあってTVで見られる」ってのは、もうそれだけで強みなんだなあと痛感する次第です。
で、これは通覧してからの話なんですが、3カ月でも十分に成長は感じられるのですよ。ああ、あんなに小さい子が、こんなに大きくなって、みたいなざっくりした感じではなく、「眉毛が生えた」「笑うようになった」「首が上がるようになってきた」みたいな、明らかに子供が成長している!という一挙手一投足が見えてくるんですよ。なんだろう、まるでパラパラマンガを見ているかのように、少しずつ成長してくる息子。ああ、たまらない。そしてそれを見て新しい感情を生み出す親。
そう、これはおもいでの再構築なんじゃないかって思いました。おもいでばこは、新しい思い出を再構築します。思い出のバージョンが上がるんです。これはぜひ体験してもらいたいなあ。むねさだくんが「早く欲しかった」と言ってた意味がわかったよ。
のりおのまとめ
子供が生まれたらプレゼントされる、それくらいでもいいんじゃないかって「家電」ですね、これは。
なお、思いで箱にはリーズナブルな価格になった旧型と、出たばかりの新型があります。
BUFFALO デジタルフォト・アルバム おもいでばこ 1TB PD-100S/W-L
↑旧型 ↓新型
BUFFALO デジタルフォト・アルバム おもいでばこ 1TB PD-1000
容量は大きければ大きいほどいいです。バックアップもおすすめします。
BUFFALO 耐衝撃&USB3.0対応ポータブルHDD 1TB ホワイト HD-PNF1.0U3-BW
子供が生まれると、いろいろな価値観がぶっ壊されたり、わきあがったりして、本当に面白いなあ。