ジョンとポール出会いの教会、日夜演奏したカバーンクラブ。リバプール街歩きその3 #cx2britain

イギリス/英国キャバーン,クオリーメン,ビートルズ,リバプール

キャセイパシフィック航空で行く マンチェスター&ロンドンの旅!で最初に滞在した街、リバプール。せっかくリバプールなので!ということもあり、ビートルズゆかりの地を、現地の有名日本人ガイド阿部卓二さんにご紹介いただいております。

ホープストリート、ペニーレイン、そして育った家やストロベリーフィールズときた街歩きも3記事目の今回は、ビートルズというバンドにとって大きな意味を持つ教会と、バンドが良く演奏を行ったライブハウスやその周辺をご紹介します。

出会いの地「セント・ピーターズ教会」

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セント・ピーターズ教会は、ビートルズのジョンとポールが出会い、前身である「ザ・クオリーメン」にポールが加入するきっかけとなった重要な場所です。他にはジョージも所属しており、ほぼビートルズの原型と呼んでも間違いでは無さそう。

場所はこちら。

Wikipediaによりますと、こちらでの逸話は以下の通り。

1957年7月6日、ウールトンのセントピーターズ教会の野外バザー会場で行ったコンサートで、共通の友人アイヴァン・ヴォーンの紹介によりポール・マッカートニーと出会う。数日後ポールはクオリーメンのメンバーになることを決め、10月にクオリーメンとしての初のステージを踏む。

クオリーメン – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/クオリーメン

余談ですが、帰国して調べたところによると、このクオリーメンは1997年に復活し、当時とはメンバーを変えて今でも活動しているのだとか。

 

ちなみに教会の道向こうには、彼らが演奏した立派なホールもありました。

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ビートルズの歴史も描かれております。

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ジョンとポールの存在感、すごいなあ。

なお、こちらの教会にはかの名曲「エリナー・リグビー」のお墓もあります。やはりビートルズにとって重要な場所ですね。阿部さん曰く、日本人のビートルズ好きも何組か結婚式を行っているそうです。

 

彼らが何度も演奏を行った「キャバーンクラブ(Cavern Club)」

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さて、場所は変わってリバプールの中心部にあるこちらが「キャバーン」というクラブ。

場所はこちら。

 

クラブとはいいますが、わかりやすくいうとライブハウスですね。ここは、ビートルズが売れるようになるまでの間、200回以上も昼夜を問わず演奏を行ったのだとか。

ビートルズのキャバーン・クラブへの正確な出演回数は判っていない。しかし1961年2月9日から1963年8月3日までの期間に、少なくともランチタイムショーで155回、イブニングショーで125回の演奏を行っている。
ライヴ演奏:キャバーン・クラブ (初夜) /リヴァプール [ビートルズ詳解]
http://gejirin.com/beatles/history/1961/19610321_live_cavern_first_evening.html

ビートルズにそんな下積み時代があったとは知らなかったので、これにはビックリ。

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現在のキャバーンは元々あった位置から少し移動しているそうですが、入るまでに地下3階まで階段を下ったり、中が洞窟風(元々は倉庫だとか)になっていたりと雰囲気バツグン。この日もバンドと聴衆でごったがえしていました。

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歩くのもつらいほどの、人、人!

 

キャバーンのあるマシュー・ストリートは繁華街

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キャバーンのあるマシュー・ストリートはいまでも活気に溢れていて、繁華街!といったイメージ。

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路上で演奏を続ける若者と、その背後には

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有名な演奏家の名前が刻まれていました。

 

演奏後に良く飲みに行っていたというパブも当時そのまま(!)で現存し、立派に営業中。地元で愛されているようでした。

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緑のThe Famous Grapes。

 

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黄色のWHITE STAR。

 

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街は今風で、とてもおしゃれでした。いまではビートルズを意識しない観光客も増えているのかな。

 

のりおのまとめ

3回に分けて、街中の至る所に残るビートルズの足跡を追いながら街歩きを行ってきました。

丸1日で回れる範囲ではありましたが、ビートルズが地域の仲間たちの偶然な集まりから生まれ、そして地域の、自分たちの身近な人のことを歌い、そしてそれが認められ、受け入れられて全世界に出た、ということがよくわかりました。ビートルズは、英国が誇るバンドであると同時に、リバプールの地域が誇る、本当にローカルなグループだったんですね…。

ということで、これでビートルズの足跡を辿るツアーは終わり…なのですが、もう1箇所だけ、阿部卓二さん猛プッシュの施設「ビートルズ・ストリート」というミュージアムがありますので、次回におとどけします。

 

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。