体験レポ!EOS M3、8000D、Kiss X8i、X7の違いと選び方、ここが良かった悪かった(追記あり)
銀座のキヤノンまで新しく発表されたカメラを試しに行ってきました。もちろん室内で5分前後と短いタッチアンドトライでしたが、まずはAPS-C機について、触ってわかったところをさらっとご紹介しておきます。
(お知らせ)M3の単独レビュー書きました。
>これは買い!EOS M3 先行モニターで実感したその性能と魅力を作例でレビュー!【ミラーレス】 | エアロプレイン
https://airoplane.net/2015/03/27/eos-m3-review.html
(お知らせここまで)
最も注目したいのはEOS M3
今回発表されたAPS-C機種で、最も良かったのはEOS M3でした。
いままでM、M2と過去機種はもれなくモニターとして長期間貸しだしていただいておりますが、M3はとても良い進化を遂げたように思います。ポイントは
・EVFの設定
・露出がダイヤル式になった
・ダイナミックなチルト液晶
の3点でしょう。
まずEVFです。
もちろん内蔵して欲しかったのがホンネですけど、これが有るのと無いのとでは大違いです。普段は液晶でもいいのですが、ここぞ!というときには、EVFがあるといいですよね。ホールドの観点からもEVFを使いたい所存(EVF、側面、底面の3点保持が可能になります)。
ダイヤル式の露出も、このミラーレス機の操作を考えると理にかなっていて、取り出して撮影するまでのリズムが良くなったように思えます。もちろん勝手に回ってしまっているリスクはありますけどね。ダイヤルそのもののノッチ感もいい感じでしたよ。
チルト液晶については写真を撮り忘れてしまったので申し訳ないのですが、上方向に約180°、下方向に約45°回転します。左右には行かないのが残念ですが、ローアングル撮影にも耐えられる使用になったのは嬉しいですね。また、下方向にも回転することで、飯撮りカメラとしてもいっそう優秀になりました。ブログや記録用にサッととるのなら、M3に広角レンズつけて寄って撮るのが楽でいいと思います。
これに関してはM2の時も十分に書きました。
>EOS M2 カテゴリ | エアロプレイン
https://airoplane.net/category/products/digitalcamera/eos-m2
総括すると、画質も向上し、操作性もアップ。チルトまで備えてM3は「撮りたくなる」カメラになった印象です。ただしデジカメとデジイチをつなぐカメラではなくなりましたね。露出ダイヤルはいままでのKissユーザとはかなり遠いかな。玄人好みに寄せた印象です。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M3 ボディ(ホワイト) EVFキット EOSM3WH-BODYEVFK
僕は子供撮りカメラとして買うかもしれん。
わかるけど、そこはがんばって欲しかったX8
こちら、ウルトラ軽量APS-Cとして歴史に名を刻んだX7(X7i)の後継として出たX8iです。
(注:今回X7の直径後継機が発表されなかったので、X7からの買い換えを前提として記載しています)
さすがに2年ぶりの進化とあって、全ての機能においてパワーアップしています。一昔前の60Dは完全に超え、連写以外の性能は初代7Dに届こうとしている印象を受けました。
ただし!なぜ重くした!
今回はバリアングル無しの設定がないため、必然的に最小・最軽量はX8iになるわけですが、であればもう少し軽くして欲しかった。370g→510gじゃ、重くなりすぎだよ…。そうなるのなら、バリアングル無しでX8の設定が欲しかったなあ。うーん。でもまあ、19点AFとか正統進化すぎて、今回も売れそうです。
ただ、X7から買い換えになるかどうかは微妙。重いから。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 付属 KISSX8I-1855ISSTMLK
次は8000Dと3機種からの選び方を解説します!
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「70Dはもう不要?/3機種から選ぶならこれ!」