「熊本県」の観光名所3強にはまり、九州全県制覇の旅行が進まない!
3年ほど前より、九州の全県制覇をしよう!ということで、何度か九州旅行に行っております。
が、昨年からまったく進まなくなってしまいました。その理由は…熊本県。熊本県が魅力的で強すぎて、どうしてもリピートしてしまい先に進めません…。ということで、夏休みの旅行先としての熊本県をオススメします。熊本県は夏がいい!
想像以上に熊本へのアクセスが良い九州新幹線
九州の玄関と言えば、福岡空港ですよね。羽田空港からなら1時間45分で到着でき、2時間かからないことに驚きます。福岡空港から熊本に行く場合は、まず博多駅に出て、そこから九州新幹線を使うこととなります。これも意外に早くて、博多〜熊本間は新幹線で40分。福岡空港から博多駅はだいたい5分ですから、乗り換え考えても1時間かかりません。これは…近い…。
こちらが博多駅。左側の細長い建物はバスロータリー。ちなみに博多のバスはかなり難しいので注意。
博多駅は電車好きにとってはとても良いところ。こちらソニックにちりん。(追記:いまは「ソニック」でした。失礼しました)
日よけはすだれ。目線はうまーく外がなんとなく見える匠の技。すごい新幹線だよ、つばめは。
こんな豪華な新幹線なら、40分とかあっという間です。
熊本駅も色々な電車が見られます。
そもそも九州は鉄道好きには天国みたいなところですよね。鉄道好きなら博多からは電車がオススメ。
熊本駅からは、熊本城へのアクセスが良いので、城好きも熊本駅をベースにするのが良いかもですね。ちなみに阿蘇まではバスか直通電車になります。
飛行機だと阿蘇山の真下まで直行な熊本空港(阿蘇くまもと空港)
いっぽう、阿蘇山や黒川温泉を攻めたいなら、やはり飛行機がオススメ。なんといっても、熊本空港は阿蘇山のふもとです。
こちらの空港からなら、阿蘇までレンタカーで1時間かからないくらい、黒川温泉でも1時間半あれば到着できます。
熊本3強のひとり「熊本城」
さて、そんな熊本で僕らが足止めをくらっている原因がいくつかあるのですが、そのひとつがこちら、熊本城。迫り来る巨大な石垣!武者返しでお馴染みのこちらの石垣は、行ってわかるのですが、想像以上に巨大。どうやってこんなの積んだんですか!
城下町に見立てたショッピングゾーン「桜の小路」で飲食も充実しております。
ちなみに攻略を難しくするための仕掛けがいろいろとあって、例えば階段風な場所は、全ての段の高さが違うという、とても嫌らしい設計になっています。これ、理にかなっていまして、かなり疲れます。真面目に熊本城を探索しようとしたら半日は見てください。
熊本3強のふたりめ「黒川温泉」
ここのためだけに熊本に来ることになろうとは…と自分たちで驚いたのが、この黒川温泉です。最初は由布院の隣にあるなーくらいの軽い気持ちだったのですが、これがどうして、「温泉街らしい温泉街」「通行手形制度による立ち寄り湯制度の充実」に衝撃をうけ、なにより「泉質・温泉の雰囲気が高レベルでバリエーションに富んでいる」という充実ぶり。
どういうことかと申しますと、
懐かしい雰囲気の温泉街道に、温泉宿が20軒以上。その多く(全て?)が、自家源泉の温泉をもっています。ほとんどが歩いて行ける距離にあるというのが特徴で、
こんな感じの温泉手形にシールが3つ貼ってあって、地域の温泉組合に加盟している温泉宿の所定の温泉(だいたい露天風呂)に立ち寄り湯することができます。これが…超楽しいんですよ。
黒川温泉のなにが良いって、温泉ごとの露天のバリエーションです。以下黒川温泉の公式サイトのキャプチャを貼りますが
この雰囲気の違い。そして泉質も全く違うという、驚きの黒川温泉。
ちなみにどこも素晴らしいのですが、中でも僕らが行ったことのある中で突出していた立ち寄り湯を2つだけ紹介しておきます。
個人的に泉質No.1だと思っているのがこちら、美里旅館です。古びたビルのような外観に面食らいますが、温泉はとにかくすごい。まずお湯が濃いんですよ。とろりとしたお湯だけでも満足感が高いのに、時間によってお湯の色が変わります。さっきまで透明だったはずが、いつの間にか濁り湯に!そんな珍しいお湯は、あたたまりがハンパないんですよ。洗い場など設備としてはあまり充実しておりませんし、露天と言っても景色は若干残念な感じですが、とにかくお湯の満足度が素晴らしすぎる。知人にも何回かオススメしたことがありますが、みな「美里旅館…恐ろしい子…」という状態です。ぜひこちらのお湯はお試しいただきたい。
個人的に景色No.1なのがこちら、山みず木です。黒川温泉のメインストリートからは少し外れて、車で細い道を10分くらいのところにあるのですが、なんと言っても立地が最高。小さな滝のある渓流の脇に露天風呂があるのですよ。しかも広大な!渓流の流れる見事な景色と、滝の瀑布の音!こちらの露天風呂では確実に時間を忘れます。
(こちらの写真は黒川温泉観光旅館協同組合より引用)
いま思い出しても…いやー最高です。
ちなみに立ち寄り湯の前ににゃんこがいるかもしれません。会えたらラッキーですね。
ほか、日本名湯百選に選ばれたいこい旅館もいいですよ。なにより建物の雰囲気が良いです。
いこい旅館の場合、たくさんお風呂がありますが、立ち寄りで入れるのは1つだけなので、宿泊のほうが良いかもしれませんね。
ちなみにお宿でオススメは、「のし湯」ですね。お部屋が広くて居心地が良いのと、なにより料理が最高にうまい。旅館懐石っていうジャンルがあるなら、トップクラスなのでは。
料理がほんとうまいんです。野菜がうまいのはわかるんですが、魚がうまいんですよね。よっぽど良いものを仕入れていると思われます。
最後に出てくる、この釜炊きの季節ご飯が最高なんですよ。これはしょうがご飯。テーブルごとに炊いておいてくれて、ジャストなタイミングで出てきます。残ったらおにぎりにしてくれますから、夜食や翌日の間食にどうぞ。
いい宿です。また行きたい。本当はいろいろな宿を試したいんだけど、のし湯の満足度が高すぎて離れられない…!
黒川温泉はほんと良いところ。由布院も良かったけど、僕はこちらのほうが好きだな〜。
熊本3強のボス、圧倒的な雄大さの阿蘇の山々
熊本3強というか、日本最強の山は富士山だと思っていた僕に「ライバルがいた!」と思い知らせてくれたのがこの阿蘇山(中岳)です。なんといっても「生きている」感が半端ないんですよ。
超巨大な火口から白煙が上がり続けています。毒性のあるガスが出たときのために、避難施設がたくさんあるのが富士山とはまた違った雰囲気。火口には水がたまっているのですが、高濃度の(そして超高温の)温泉と化しています。この山はいまも生きているんです。
別の火口もスケールが大変な事になっています。人間って、小さいなあ…。
火口周辺を隅から隅まで歩くと、けっこう広いです。実は梺から登山して昇ってくることもできるとか。
引いては大観峰からのこの眺め。この一体すべてカルデラ!河口湖レベルでしかカルデラを知らなかった僕は、あまりの大きさに言葉を失いました。
火口に登る道の両脇は広大な草原で、馬や牛が放牧されています。これもまた、良い景色なのです。
ということで、とにかく阿蘇は力強くて、生命力がビンビンに感じられて、行くだけで元気になるところなんですよ。もっとはやく行けば良かったよ…。
なお、お宿は…倍率が上がりそうで教えたくないのですが「あそげん」が素晴らしい。
もともと熊本料理を提供する店だったようで?建物は古いですが、なかはフルリフォームされていますし、なによりこちらもご飯がおいしい。特に馬刺しとあか牛が記憶に残っています。あまくておいしかった〜。そんな充実した宿なのに、宿泊料金めっちゃ安いんですよ。民宿と旅館の良いとこ取りなのかな。人気もあるみたいなんで、予約できたらラッキーくらいにかまえていたほうが良いかもですね。
>あそげん
なぜ我が家は熊本県にはまってしまったのだろう
ということで、熊本県の魅力をさらっと伝えようとしたら、思いのほかボリューム満点になってしまいました。なぜ我が家が熊本にはまってしまったかといえば…うーん、なんだろう、やっぱりバランスなのかなあ。ご飯もおいしいし、観光地も充実。車で移動してもそこまで大変なわけでもないし、電車だって充実している。でもやっぱり、阿蘇の山にあまりにも大きなインパクトを与えられてしまったから、それが大きい気がします。
さて、我が家の九州旅行、次の県に進めるのはいつになるんでしょうか。今年の旅行は、これから家族会議で決めようと思います。また…黒川と阿蘇かもね(笑い
>黒川温泉観光旅館協同組合|熊本県阿蘇の黒川温泉。情緒ある町並みと露天風呂、伝統ある旅館の美味しい料理でおもてなし。
>阿蘇の観光なら あそぶらりネット 阿蘇市観光協会ホームページ
>あそげん
いままでの熊本関係記事
>九州新幹線 全線開通180秒CMがなぜか泣ける | エアロプレイン
>あの感動的な九州新幹線CMのDVDが発売される! | エアロプレイン
>博多熊本阿蘇旅行 1/5 博多~博多織・鳳凛・福岡タワー編 | エアロプレイン
>博多熊本阿蘇旅行 2/5 熊本~熊本城攻略編 | エアロプレイン
>博多熊本阿蘇旅行 3/5 くじゅう~黒川温泉編 | エアロプレイン