【PR】「つくるーぷ」はキャリアも機器も超えた新たなローカルインフラになるかもしれない
先日お伝えしましたとおり、Yahoo!さん渾身の連絡網アプリ「つくるーぷ」のイベントに参加してきました。その模様は
>つくるーぷ Yahoo!が提案する新しい「連絡網」のカタチ
こちらをご確認いただくとして、こちらの記事では使い勝手や使いどころなどのご紹介をさせていただこうと思います。
ポイントは「招待」のメカニズムにあった
このつくるーぷ、かんたんにどんなものかとご案内するならば、スマホやガラケーなど機器の垣根を取っ払ってみんなで使える「連絡網」のための仕組みです。「アプリ」ではありますが、ガラケーやPCでも使えるような工夫がなされていて、どちらかといえばアプリというよりプラットフォームとして立ち回るようになっているのが特徴かなあと思います。
ここらへんはYahoo!っぽいなあと思うところは、これ。なんとアプリから紙の招待状を出力できる機能です。招待状には参加用のメールアドレス(サービス発行の捨てアドレスです)やQRコード、さらにはこのつくるーぷの説明なんかも載っていて、便利な感じ。確かにマンションの寄り合いやPTAや自治体なんかでみんなに入ってもらおうと思ったら、こういうの必要だよなあ。
ちなみに招待の種類はメールアドレス、SMS、配布用ページ(紙に印刷しても画面を表示してもOK)、位置情報の4つです。スマホの人は位置情報を使って一気に招待すれば良いし、その他の人はそれぞれに合わせた方法で、と、かなり考えられたアプリだとわかります。自分の連絡先や相手の連絡先を持つ必要がないのもいいですね。ある意味、いつ解散するかもわからないドライなコミュニティにはぴったりです。
集まりは「グループ」として管理されます。
グループ内にはトピックが立てられまして、その中でディスカッションを行ったり、アンケートをおこなったりが可能です。アプリの人はこの画面で閲覧できるし、ガラケーやPCのひとはメールがメーリングリスト的に送られてきて確認が可能です。
使い勝手としては良好で、PTA、自治会、管理組合、ツアーの同行者、イベント参加者などなど、個人情報や連絡先を交換するには至らないコミュニティで使うには十分なほどだと感じました。インタフェースの安心感などは、さすがYahoo!といった感じ。それにしても、スマホベースの人とPCベースの人とで絶妙に情報交換できるサービスがないってのは、盲点でしたね。あるとしてもmixiなどで、やっぱりアカウントがないとダメですもんね。このアプリの英断はYahoo!のアカウントがなくても使えるところで、場合によってはYahoo!としてはなにも美味しくないわけです。でも問題解決のため、という強い意志でできたサービスだと、僕は感じました。
この「困った」を改善したい、から生まれたアプリは強い
そもそもイベントでYahoo!の方がおっしゃってましたが、このアプリは実際に連絡網を作る時に困った経験から企画されているそうなんですね。これって大事な事だと思うんですよ。まずは自分の困ったを解決したいというのは、モチベーションとしても、内容としての妥当性としても、強い気がするんでよ。
今回のつくるーぷでいえば、招待の間口の広さや、機器や環境に合わせた参加方法の調整など、すごく気が聞いていると思うんです。同時に、サービスに対する未完成感を認めていて、ユーザーの声からより良いものを作ろうという意識の高さがビンビン感じられて、参加させていただいたイベントとしても、とても熱いものになっていました。
実際、多くのブロガーが積極的に参加した結果、アプリのクリティカルなバグを発見、結果としてつくるーぷの配信は延期されましたが、内容としては頑強なものになったはずで、「すごい英断である」と僕の周囲でも驚きの声があがっていました。これが「爆速」の目指す姿なのだとしたら、僕はすごくYahoo!さんを応援したいなと思いますね。
ということで多少脱線しつつ、つくるーぷのご紹介でした。ぜひ身近な「全員がお友達でない」コミュニティで使ってみてください。