歴史の見える丘…戦艦大和ができた巨大ドックを一望する #dw_hiroshima
ディスカバーウエストのレポートも粛々と進んでおります。季節性の高い場所ではないため、いつ行っても楽しめるのがいいですね。今回ご紹介するのは、呉駅からタクシーかバスで5分ほど高台に登ったところにあります、通称「歴史の見える丘」です。こちらの特徴は、巨大で巨大な呉のドックを一望できること!かの戦艦大和が作られた秘密の工場も見ることが出来ます(なんと建物が残っているのです)。
毎度のことではございますが、スケールがわかりません
これだけ書いていて自分でもこの言葉に飽きてきていますが、本当にスケールがわかりません。今回かなり広角のレンズを持っていったのですが、それでも普通にフレームアウトしますので。
こちらが、その風景。中央には自衛隊の軍艦が整備をしている姿を確認できます。そもそもドックもクレーンもわけのわからない大きさです。
望遠ズームするとこんな感じ。
左手にあったのが通称「大和のふるさと」。その名の通り、戦時中、戦艦大和を秘密裏に作り上げた工場です。実はこの骨組みは当時のまま。なんと、残っているのです。現在はドックで無く資材置き場になっているそうですが、現存していることに驚きを隠せません。
多少キレイになってはいますが、中はまだ当時のものがそこそこ残っているそうです(タクシーの運転手談)。ちなみに同じくタクシーの運転手さんによれば、当時は秘密を守るために、この丘に登ることが禁止されており、民家にもこの景色を見せぬよう窓には目張りがされたのだとか。これら禁を破って丘や山に登ったりしようものなら、スパイの疑いをうけ、最悪の場合は…という状況であったそうです。なので、当時の人々はこの港の姿を知らなかったのだとか。
ただし残念なことに米国には情報がつつぬけで、あまり意味が無かったようだ…とも教えてくれました。なんともやるせない話ですね…。
「キリン」と呼ばれる港特有のクレーンがそこかしこにある景色は圧巻でした。願わくば、この地がずっと平和な観光地でありますように。
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