東京湾大華火祭2012を有料の「日の出会場」で見てきたのでフォトレポート!&観覧のポイント
昨年は震災の影響で中止になった東京湾大華火祭ですが、今年は見事に復活!そこで写真を撮る気まんまんで行ってまいりました。観覧したのは、個人協賛することで入場できる、有料席の日の出会場です。打ち上げ会場の対岸というベストスポット!
ということで、日の出会場で撮影した写真をご紹介しつつ、日の出会場利用のポイントなどをまとめておきたいと思います。
撮影の装備をご紹介
さて、そんな今回は愛用の7Dに合せた花火撮影仕様の装備でがんばってまいりました。花火撮影に夢中だと、花火を肉眼で見れなく無い!?と思われがちですが、そんなことはありません。今回に限って言えば、レリーズでシャッターを切るだけの簡単なお仕事ですw
ということで今回の装備です。
TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II VC B005
Tokina Fish Eye 10~17mm F3.5~4.5
風景撮影にいつももっていく黄金セットです。でもまあ正直、望遠でない限りはフルサイズ用意した方がいいのかもしれません。
エツミ 電子リモートスイッチ RM-L1-C3 キヤノンN3[3ピン]タイプ用 キヤノンEOS-1Dシリーズ他 E-6256
こちら、7D用のレリーズ(リモートシャッタースイッチ)です。残念なことに、今回は80N3の在庫が一時的に切れていたので、ミツミのスイッチを購入。耐久性に問題があるとかでドキドキしていましたが、特に問題も出ませんでした。純正と価格差が3倍なので、年に1回くらいしか使わないなら、ミツミのほうを選択するのもアリかもですね。
いままで数千円のその場しのぎ三脚を使っていたのですが、7D の重量に対してはこころもとない感じだったため、ちゃんとした三脚を購入しました。ベルボンのこの三脚は、ロック機構がなかなか優れていて、足を伸ばすのがとても楽です。普通は段ごとのロックをはずすのですが、ベルボンの場合は、ひねるだけで例えばこの三脚なら4段すべて伸ばすことができます。素晴らしい設計ですね。
そういえばいしたにさんが持ってた超コンパクト三脚もベルボンだった気が。すごく良いメーカーな気がする。
これね。すごいコンパクトで驚いたっけ。
閑話休題。さて、そんな装備で日の出会場へと向かいます。日の出会場での注意点やポイントは後回しにして、まずは東京湾大華火祭の花火をお楽しみください!
第24回東京湾大華火祭フォトセット(抜粋)
こちらはほんの一部ですので、スライドショーなども置いておきますね。
>20120811 Tokyo Bay Great Fireworks 2012 -東京湾大華火祭 – a set on Flickr
日の出会場での注意点とかポイント
さて、そんな東京湾大華火祭を日の出会場で見る時の注意点やポイントです。
まず大前提として挙げておきたいのが、値上げについてです。いままで5,000円だったこの会場は、需要を感じてか値上げして7,000円になっております。これはちょっと残念。でも値上げによって客層がいっそう良くなったのも確かです。
そんな日の出会場のポイントは以下の通り。
良いところ
- お台場側で見た時のような酷い混雑とは無縁
- 日の出会場自体には3000人しかいない
- 駅からほどほどに近い(徒歩15分以内)
- 風の抜けが良くて涼しい
- 売店とトイレは日の出会場専用のものが用意されるので、そこまで混まない
- 打ち上げ場所に対して障害物がない
- 打ち上げ場所にとにかく近い
- レインボーブリッジやお台場などの夜景が美しい
- イス席なので汚れない
- 三脚を立てるゾーンが確保されているので撮影家にもやさしい
- 値段が高いこともあり、傍若無人な若者が少ない
- 観覧ゾーンは禁煙
- 帰りは田町方面に歩くと、人混みも少なくて快適
いまいちなところ
- 安いパイプイスなので敷物があったほうがいい
- 売店は1カ所なので、売り切れたら終了(あまり売り切れは見かけないけど)
- 値段が高い(今年から7,000円)
- チケットを忘れたら入場できない
- 近すぎるので、広角のレンズ・カメラでないと花火がフレームアウトする
- 真正面すぎるので多少首が疲れる
- 目の前に背の高い人が来ると少しだけ邪魔
- 背面にある倉庫の影響で、打ち上げ音に対してフラッターエコーがかかる
- 終了後はすぐに退場しなければならない
- ゆりかもめは超混雑するので、最寄り駅だけど使えない(むしろ使ってはいけない)
特徴をまとめるならこんな感じですね。7,000円に見合うかどうかと言えば、人によりそうですが、写真を撮る人にとっては三脚ゾーンがあることもあって、かなり良好な環境と言えます。
三脚撮影のポイントは「18時までに到着すること」
で、三脚で撮影するときのポイントですが、まず18時に「ここに花火が上がりますよ」のテスト花火が上がりますので、その花火を参考にして構図を決めましょう。恐らくこれが最も重要なポイントであるはずです。構図ですが、花火の大きさや形にバリエーションがあることをふまえて、多少のトリミングを前提とし、少し広めにとっておくと良さそうです。東京湾の花火の特徴として、そこそこにワイドに打ち上げられるということがありますので、そのあたりも18時の段階でチェックしておきましょう。なお、最も高く・大きい花火は相当な大きさなので、普通に考えたらフレームアウトしますから、その花火をどう扱うかでしょうね。僕は諦めました。
さて、構図を決めたらレリーズケーブルを伸ばしましょう。そのケーブルの届く範囲で座ることができればしめたもの。花火を見つつ、片手でレリーズ操作をするだけで、花火をみつつも見事な写真が撮れるという素晴らしい環境ができあがります。実際シャッターのタイミングは花火次第なので、花火を肉眼で見つつレリーズ操作するってのは間違ってないはずです。こうすることで、写真撮影に夢中で花火を見ていなかった…という悲劇や非難をふせぐことが可能です。注意点としましては、たまに撮影された画像を確認して、設定が間違っていないかどうかをチェックすることでしょうか。最初から最後まで全て間違っていた…では泣くに泣けないので。
なお僕のセッティングですが、バルブ撮影モードにして、F11、焦点は無限大にて撮影しました。ホワイトバランスはとりあえず「くもり」で撮影しております。シャッター時間は0.5秒くらいから長くて10秒くらい。本当はレンズを覆うものを用意して、シャッターは開け放ちその覆いで写るものを調整するのが良いそうですが、今回は肉眼で花火を見ることを優先したため、そのようなテクは使いませんでした。それでもある程度は撮影できるので、良いのでは無いでしょうか。
ということで、東京湾大華火祭を日の出会場から撮影するときの簡単なポイントでした。花火撮影の初心者にとって、日の出会場は完璧なシチュエーションだと言えます。ぜひ1度は挑戦してみてください。
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