タムロンのB008レンズはイベントに持ってく1本として最強かも
先日のタムロンのイベント後から、タムロン渾身のレンズ
を1ヶ月お借りしております。で、いろいろなイベントでB008を使っているわけですが、いわゆるひとつのこれは「イベント向け最強レンズじゃね?」という確信を得はじめております。
軽すぎ小さすぎ
重量がたったの450g、長さもたった88mm。いままでのタムロンの18-270mm(B003)が550gの101mmだったことを考えれば、大きすぎる進歩です。軽すぎる。そして小さすぎる!
広角から望遠までフレキシブルに対応しすぎ
とにかくこれ、これにつきますよ。18mmの広角から270mmの望遠まで対応ってところであまりにもイベント向き過ぎます。
たとえば先日のトヨタの発表会。
こんな引きの画を撮った次の瞬間には
ここまで寄れます。言っておきますが、同じ座席ですよ。
イベントってわりと座った席に左右されるじゃ無いですか。でもこのB008は、その座席格差を最大限中和してくれる素晴らしいレンズであるように思えました。
もちろん写真の基本は自分の足で歩いて画を探して…であることに変わりは無いと思うのですけど、イスに座ってしまうイベントではそうもいかない。だからB008なんです。
引いて
寄って。
引いて
寄って。
うん、これは便利だわ。
どれくらい寄れるかの見本です
一応どれくらい寄れるかの見本も作ってみました。
注:以下、XXmm表記はレンズの数値に準拠しております。APS-C機で撮影しているため、実際にはそのmm数ではありません
18mm相当。うん、風景です。
35mm相当。お、ちょっと寄ったね。
50mm相当。バス停が4番だってわかりました。
70mm相当。
100mm相当。かなり画が変ってきましたね。
200mm相当。一気にグッと寄りました。
270mm相当。もう最初からバス停だけを狙ったかのような画になりました。
もう一度18mm相当を載せるとこんな感じ。
思えば遠くへ来たものだ。
もちろん他にもこれだけ寄れるレンズはあるわけですが、この大きさ、軽さでここまで寄れるのは驚きです。荷物も増やしたくない、重たいのも嫌、というシチュエーションでは大活躍すること間違い無しでしょう。なんと凄まじい…。
利点に比べたら些細な欠点!
まだ大きな問題は感じていませんが、ちょっとだけ欠点がありました。
それは…こういったレンズにはありがちとのことですが、下を向けた時勝手にレンズが伸びてしまうことです。ズームリングをしっかり押さえておかないと、ピントが合った後にレンズが伸びてピンボケしてしまうことも。知らず知らずのうちに自分の意識と実際の焦点距離とがずれている可能性もありますから、そこだけ注意した方が良さそうですね。あ、あとロック機構とAF・MF切り替えのスイッチもちょっとだけ軽いかなあ。
まあこの便利すぎるレンズにしてこの欠点、些細なことだとは思います。そもそも今まで2本くらい持ち歩いていたレンズが、これ1本でほぼ事足りてしまうわけですから。もちろん単焦点やもう少し焦点距離を絞ったり本体を大きくしたりしたレンズに分があることもありますよ、でも便利さには勝てない時だって絶対にあるし、むしろそのシチュエーションは多いと思うのです。イベント中や屋外でレンズを頻繁に交換したくないし、ずっとカメラを構え続けるような見学会では、やはりこの1本を着けているだけで安心感が違います。
まさにイベントのための最強レンズと言えるのでは無いでしょうか。タムロンも恐ろしいレンズを作ったものだ…。
なお、このレンズについてはまだ検証中の点もありますので、継続してレポートしていく予定です。
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