フットサル個人参加入門

サッカー/フットサル1回,チームメイト,フットサル,参加者

世間はワールドカップ1色!サッカーを見ていたらボールを蹴りたくなっちゃった…なんて人も多いのでは?そんな人にオススメなのが、フットサル場で行われている「個人参加」です。この特集では個人参加にこれから参加したいという方向けに、個人参加ではいったい何が行われているのか、個人参加ではどうしたらいいのか、などを紹介します!

フットサルの個人参加って何?

フットサルの個人参加とは、その名のごとく個人個人がフットサル場に参加予約を行って、最低決行人数以上(だいたい10名程度)がそろえば開催される、フットサルのゲームを楽しむ会です。個人といっても友人含めて2〜3名程度で参加するパターンが多いようですね。もちろん1人での参加も多いですから、ご心配なく。

どんな内容なの?

内容は、単純に参加者間でチーム分けをして、5対5のゲームを延々と繰り返すものがほとんどです。仕切りはフットサル場のスタッフが行い、キーパー(ゴレイロ)はチーム内でもちまわります。

チームは総当りしたところで組みなおされることが多く、1回の個人参加で2〜4回のチームがえが行われます。ごく稀にチーム変更を行わなわいフットサル場もあるようです。

時間や予算などはどうなってるの?

時間は20〜22時や21時〜23時の2時間で開催されることが多く、大学生や会社帰りの20〜30代男性が多い印象です。レベル分けがされている個人参加もあり、初心者向けのコースでは女性や40〜50代男性の参加者も見られます。

日程は各フットサル場に確認してください。予算は2時間で1000〜1500円が相場です。

何を用意したらいいの?

用意するものは、スポーツの出来る服装(できればサッカーやフットサルのトレーニングウェア、なければユニクロなど速乾性の上下が良いでしょう)と、フットサル場に合わせたシューズです。

フットサル場には人工芝タイプ(屋外はほとんどこれ)と体育館タイプ(屋内はほとんどこれ)があり、人工芝タイプでは底面にポイント(凹凸)が着いたものを、体育館タイプでは底面がフラットであめ色のものを選ぶ必要があります。屋外においてスパイクはNGとなっています。トレーニングシューズは可です。

よく見かけるのが底の厚いバスケットシューズやフィットネスシューズでの参加、またはスニーカーでの参加ですが、フットサルという競技を考えるとあまりオススメできません。特に底の厚いシューズでのプレーは若干危険を伴いますので、避けたほうが無難です。

もしシューズを買うのが難しい場合、レンタルを行っている施設も多いですから、まずは問い合わせしてみるのが良さそうです。しかし自分の足にしっくりくるシューズを選ぶのが最もベターだとは思いますよ。

レベル的にはどんな感じなの?

初心者の方が最も気にするのがこのレベルだと思います。僕が埼玉県〜都内の個人参加に参加し続けた結論としては、最も多いのが中高生程度までサッカーをしていた20代の参加者のように思えます。サッカーをたしなんでいたので蹴る、走るといった動作とイメージはあるようで、ブランクがあってもそこそこのプレーは出来るようです。ただしフットサルとサッカーは似て非なる競技なので、僕のようにサッカー経験がほとんど無くても、なんとかなる場合だって多々あります。バスケットの経験者は動きの近さなどからすんなり入り込めるようですね。

ほとんどのフットサル場では「初心者でも大丈夫」と書かれていますが、2時間運動を続けることや8割がたサッカー経験者が参加することなどから、まったくの初心者が普通の個人参加に参加するのは危険であると考えます。できれば最初は「スクールつき個人参加(1時間練習、1時間ゲームなど)や「初心者限定個人参加」などでフットサルがどんなものか体験してみるのが良いでしょう。自分の限界・限度がわからず、早々に怪我をしてしまう人や1時間程度で体力の限界が訪れてリタイアする人を何度も見たことがあります。

何を楽しめばいいの?

初心者の場合は、まず「ボールを蹴る」「ボールを止める」ということに注力するのが良いでしょう。サッカーのイメージから「走ってボールを受けたい」「ドリブルで相手をかわしたい」「ロングボールですぐシュートへ」というイメージをする方が多いですが、最初からそのような難易度が高いプレーを選択するのはあまりにもエゴです。

まずは近くの人にパスをしましょう。そしてパスをもらいましょう。フットサルはパスゲームですから、まずはパスの交換をすることが基本となります。自分のパスから始まった攻撃がシュートまでつながるという楽しみを見出してみてください。パスは仲間とのコミュニケーションなのです。

最初は蹴り方も止め方もわからないかもしれません。一番良いのはやはり1回はスクールに参加すること、そうでなければ他の参加者に聞いてみるのが良いでしょう。大体の人は気分良く教ええてくれますよ。

一応文末に動画でレッスンしてくれるサイトのリンクを載せましたので、そちらもご参考に。

これをやると嫌われる

あくまで経験則の話ですので賛否あるかもしれませんが、ご参考までに。

守備をしない人

います。よくいます。女性が一生懸命守備をしているのを横目に、前線でずっと待っている「殿様タイプ」な人。自分がボールを奪われてしまったのに、取り返そうとしない人。チームメイトはあなたの家来ではないので、別にあなたへとボールを献上するために個人参加へ来ているわけではありません。個人参加を楽しいものにするには、まず守備をする。これが大事です。守備は初心者でも出来ますよ!

キーパーしない人

これはスタッフがしっかりと監視すべきですが、キーパーが持ち回りなのにもかかわらず、役割をつとめない人がいます。キーパーやったとしても、まったくやる気が無い人もいますね。怪我をされても困りますが、まったく何もしてくれないのも困るものです。ゲームがつまらなくなるので。最低限、与えられた役割はこなしましょう。

パスをしない人

ちょっと経験者になると途端に増加するのが「ドリブル一直線」タイプの人です。いわゆるパスをしない人ですね。せめてパスを何度か見せてプレーの選択肢を増やしてからドリブルをするなど、経験者が故の余裕を見せて欲しいところですね。

失敗を責める人

失敗に対していちいち「チッ」と舌打ちしたりすることであからさまにプレッシャーをかける人がいますが、チームプレーの基本は「盛り立てること」です。ネガティブな反応をする余裕があるなら、「ナイスシュート」などと褒めるなり「次はこうしよう」ですとか「もっとシンプルにいこう」とコーチングするなりしてお互い気分良くプレーしたいものです。

ただし「失敗を責めること」と「声をかけること・声を出すこと(コーチング)」はまったく違った反応です。改善するため、もっと楽しくするためであれば、どんどん声を出すべきですし、それに対して気分を悪くするのはちょっと違うと思います。どうも日本人は声をだしたりプレーの要求(パスをくれ!)みたいなことを敬遠しがちなようですが、静かなフットサルは気持ち悪いですよ…。

メガネで参加

これは参加のハードルを上げるので難しいところではありますが…メガネでスポーツをするのは自他共に危険です。良く「自己責任だからいいだろ」という人がいるのですが、メガネが相手に当たって深い切り傷を与えることは珍しくもなんともありません。僕も競ったときに後頭部を切られたことがあります。大怪我をする・与える可能性があるメガネでのプレーはやめましょう。みなさんコストをかけてコンタクトレンズを装着していますよ。コンタクトが無いから、というのは単なるエゴです。

最後に

これをすると嫌われる…という行動は、ふつーにチームメイトを思いやれば出てこない行動ばかりです。個人参加は「はじめて会った人たちが気を使いながらプレーをしつつも2時間の間に打ち解けていき、時に美しいチームプレーが生まれる」というのが本質だと思います。まず大切なのは、パスの交換によってチームメイトとコミュニケーションをすること。これさえ忘れなければ、上手い・下手なんてことは二の次です。仲間とボールを蹴りたい、その想いだけ持って、ぜひ個人参加に参加してくださいね!

参考リンク

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5 最初の一歩から載っています!
4 まとめ的な一冊
5 基本を極めるには最善の本
5 分かりやすい
5 フットサルとサッカーの違いを書いている。サッカー経験者かつフットサル未経験者にマル!

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。