ツインバードの新コーヒーメーカー2種を試す&無印と比較!

お茶やコーヒー, 製品/サービスレビューコーヒー, ツインバード, モニター, 無印良品, 生活

ここ数年、勉強をすすめてコーヒーも自分で淹れて飲むようになったのりおです。元々緑茶好きだったのですが、そこから紅茶、ついにコーヒーへと到達しました。ようはお茶文化が好きってことですね。

このたび、ツインバードさんのコーヒーメーカー2種(既発売品のCM-D457Bと新製品のCM-D465B)をお借りして試す機会がありましたので、レポートしておきます。ちなみに既に持っている無印良品の「豆から挽けるコーヒーメーカー」を作っているのもこのツインバードさんになりますので、実質的には3世代にわたって試すということになりました。なお本記事の写真は全てツインバード社製のものとなります。

ツインバードの2機種について

まずツインバードの2機種、D457BとD465Bの違いはほぼ1点だけで、前者は3杯まで、後者は6杯までを1度にドリップできるという点です。ようはD465Bのほうがひとまわり大型なんですね。

なお発売タイミングには違いがあって、D457Bは2018年、D465Bは今年の発売です。参考までに無印良品のやつは2017年なので、ツインバードは実質的に1年ごとに新製品を作っています。後継機のほうで改善されている点がありますが、基本的にはサイズの違いと考えて良さそうです。

 

ツインバードと無印良品との違いは?

さて、今回のお試しで確認したかったことのひとつが、ツインバードと無印良品のコーヒーメーカーの違いです。同じ会社が作っているとはいえ、コンセプトや開発ストーリーが異なるので、結果としてできあがったものは、異なる製品になるのでは?と思っていたからです。

今回ツインバードの2機種を使ってみてまず感じたのは、無印良品で不満に感じられたところがほぼ解消している、という点でした。さすが後継です。

 

設置しやすいツインバード

まず接地面積の問題ですが、観音開き型という日本の家庭事情をあえて無視した?無印良品の製品に対して、ツインバードのものは開く場所がなく、フットスタンプ=必要面積となっています。具体的に、D457BとD465は高さ以外同サイズで 160mm × 335mmあれば設置できます。参考までに、無印良品は 450mm × 285mmが設置+運用に必要なサイズでした。だいたいツインバードは1/3で済んでいますが、これは無印良品の設計がさすがに悪いですね。

観音開きにした利点は、給水タンクが取り外せる=洗える、という点でしょうか。ツインバードは給水タンクは外せないため、クエン酸洗浄が推奨されています。

 

ちなみにこれがツインバードの両機種を並べたところ。6杯用のほうは、ドリッパーが巨大になっているのがわかりますよね。一般家庭ではなく、事務所とかだとこれくらいの需要があるんだろうな。

 

温度が選べるツインバード、その中間で固定の無印

つぎに開発についてですが、ツインバードの今回のコーヒーメーカーは、有名喫茶店「カフェ・バッハ」の田口氏が監修。無印良品はコーヒーハンター川島さんのミカフェートが監修しているようです。どちらも有名な方ですが、田口氏はより抽出に寄っていて、川島さんはより豆側に寄っているのかな?という印象を持ちます。

続いて抽出温度です。実は無印良品とツインバードのコーヒーメーカーでは、抽出温度が異なるという大きな違いがあります。コーヒー・お茶クラスタにとってこの抽出温度は大変に重要で、1〜2度の違いがまったく異なる味わいを生んでしまうのです。ざっくりいうと、温度が高い方が成分がよりよく抽出されるのですが、それは同時に苦味をも抽出してしまうことになるのです。ちなみに両者の仕様はこんな感じ。

ツインバード 83度と90度を選択式
無印良品 87度

無印良品がちょうど中間ってところに、いろいろと深いところを感じますね。

 

ツインバードのほうがより細かく挽けている印象

また、ミルについても両者の仕様は異なっていて、ツインバードのほうが「細挽き」を選択したときにより細かい粉となっていました。中挽きでは同じくらいかな?という印象です。なおツインバードは低速臼式フラットミルを粗・中・細の3段階で調整でき、無印良品はフラットカッターミルを粗・中粗・中・中細・細の5段階で調整できます。この両者、名前こそことなりますが、臼式フラットミルとフラットカッターミルは同等のものを指す?ようです。このあたりの用語難しいですね…。

また、ミルの動作音はツインバードのほうがひとまわり音が小さい印象です。子供が気にならなかったというくらいなので、間違い無いでしょう。無印の時は怒ってたので(笑。

そういえば無印良品のほうでは、深煎りの豆はその油分によって投入口に残ってしまうことがある、という致命的な不具合がありました。これ、コーヒー投入口を毎回確認しなければならないので、全自動の意味をだいぶ削いでしまってるんですよね。

ほぼ同じ形ではありますが、ツインバードの投入口では、豆が残ることはありませんでしたので、角度などで対策されたのだろうと思われます。

手動抽出にも使えるハイブリッドドリッパーに拍手

ドリッパーについてはツインバード・無印良品どちらもサーバーの上に乗っかっている仕様なんですが、無印が自動抽出専用ドリッパーなのに対して、ツインバードのものはなんとハンドドリップにも対応しているハイブリッドなドリッパーになっているのです。個人的に、この点はとても感心したというか、選択肢を広げてくれるという意味でも、汎用的という意味でも素晴らしいなと感じました。

またこれは余談ですが、実はツインバードって水タンクにある水を使い切るように動作するそうなんです。だから実は抽出量(水の量)でも味わいの調整ができるそうなんですね。また、同じくツインバードは抽出部分がオープンになっていて、外から見えます。無印はフタが閉まってブラックボックスになっているんですよね。なので、当然ツインバードのほうが香りが部屋に出ますし、見る楽しさもあったりします。このあたりこそ、カフェ・バッハ監修のたまものかもしれませんね。

気になる味わい

さて、実際にコーヒーの味わいです。上記のとおり温度などの設定がかなり違うので、両者を比べるのはあまり意味がない気もするのですが、どちらも斜めシャワーを採用しているところと、蒸らし時間を導入しているところは共通しています。ツインバードは杯数で蒸らし時間を変えているようなので、そこには違いがでるかもしれません。あと、無印はシャワー部分がブラックボックスなので細かい事はわかりません(笑)。ガラスのサーバーを温めておくところ、保温時間が20分ってところも同じですが、我が家は抽出後すぐに飲むので、保温時間の評価は割愛します。

前提条件として、豆はKOFFEE MAMEYAで購入した浅煎りのもの。ボディはそこそこ、苦味よりも甘みが目立つ、ライトなコーヒーです。豆量は抽出量(1杯150ml)に合わせたもの(MAMEYA側で指定してくれます)。それでは以下簡単に所感をまとめますね。

 

ツインバード(3杯モデル)細挽き83度で3杯抽出

豊かな香りに苦味の少ないさっぱりとした味わい。でもコーヒーの味はしっかりと出ている。コーヒーは果物だとわかるような甘みが引き立っています。単独で飲みたい。少しぬるめ。

 

ツインバード(3杯モデル)細挽き90度で3杯抽出

83度より豊かな香りに厚みのあるボディ。でも重すぎない味わい。甘みと苦味のバランスがとても良いですね。甘いものと合わせたい。熱々。

 

無印良品 細挽き87度で3杯抽出

ツインバードの83度と同等か、それよりも少し軽いくらいの香りと味わい。ツインバード90度ほどではないけど熱々です。飲み慣れた感じ。いつも使ってるからそりゃそうだ。

 

ツインバードの6杯モデルでは?

こちらは後述しますが、基本的には3杯モデルと同等の味わいです。ただしできあがり温度に違いが…。

 

個人的にはツインバード3杯モデル83度が好き

実はこの豆は「90度がベスト」と言われて購入した豆で、実際に90度で淹れた時がMAMEYAで試飲したときの感じに最も近かった印象です。ただ、好みとしてはツインバードの83度が、味わいはしっかり出ている中でも飲み口が軽く、フルーティーで、僕好みでした。これはもう抽出温度の問題かなって気もしなくはないですが、挽いたときの細かさの関係か、無印の87度よりも濃い感じを受けました。こうして比較すると無印はだいぶ軽く出ますね。わかっていたことですが、より明確に感じました。うーん、無印ももう少し使ったらツインバードに買い換えちゃう…?

結論としては、ツインバードのほうは無印よりも抽出量などで融通が効くため、自分なりのベストを探す余地があるんですよね。自動抽出ではあるけど、抽出条件はある程度自分で決められる。そういう楽しさがあります。

一方で無印良品は、決められた抽出をぶれずに続けるところにメリットがありそうです。水の量も一定ですからね。そもそも無印良品を買おうと思ったきっかけはそこだったんですよね。でも今は、もう少し探検したくなってしまった。だから気持ちがツインバードのほうに傾いているのかも知れません。

 

ツインバードの3杯向けと6杯向けはほとんど同一?

最後にツインバードの両機種を2週間ほど使ってみてわかったことをまとめておきます。

基本的に3杯用も6杯用も同じつくりなのですが、6杯用のほうが1年ほど後からでたこともあり、細かい点が少しだけ改良されているようです。ただ、味への大きな影響はないかなと思いました。

注意点としては、ツインバードの6杯用は、ガラスサーバーのサイズが大きいので、いかに保温されているとはいえ、1〜3杯かつ83度で抽出すると、だいぶぬるくなる印象です。季節的なものもあるとは思いますが、あれだけサーバーが大きいと温度は持って行かれますね。なんで、3杯以下抽出がメインなら間違い無く小さい方のD457Bをおすすめします。

あとは同様に、6杯用のほうで3杯以下を出すときは小型のドリッパーを大型のドリッパーに重ねる仕様になっているので、洗い物が増えます。当初は大は小を兼ねるのかな?と思っていましたが、自分にマッチしたサイズを買うのが良さそうですよ。

給水タンクについては2週間程度の利用なので評価は割愛します。そのうちカルキなどで汚れてくるのだろうはと思います。この点は洗いやすい無印が有利ですね。

のりおのまとめ

間違いの無い正統進化で、今買うなら(デザインの好みがなければ)間違い無くツインバード製かなと思いました。家電って3年あったらだいぶ進化しますよね。カスタマイズの余地も良い感じ。

せっかくなので各社飲み比べてみたいなあ〜もし試用の機会があればお問い合わせから教えてください各社のみなさま。

今回無理を聞いてくださり、2台貸してくれたツインバードさんに感謝します。ありがとうございました。

 

ツインバードのコーヒーメーカー

↑こちらが3杯用。↓が6杯用。