「錦」虎ノ門ヒルズの梺でサラリーマンの胃袋を満たす定食屋

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虎ノ門周辺は、いま再開発が佳境を迎えていて、そこに10年前に残っていたような街並みはほとんど存在しません。とはいえ、あるところにはあるものです。

虎ノ門ヒルズから徒歩1分、マッカーサー通りから曲がってすぐのところに、昭和の香りただよう定食屋「錦」はありました。ランチ時にはサラリーマンでにぎわう人気店です。

虎ノ門のお堅いサラリーマンが肩を並べる

さてこのお店、実はいままでも何度かランチタイムに訪れる機会はあったんですが、13時過ぎには売り切れ閉店してしまうという感じでして、すれ違いが続いていました。

が、今日は珍しく12時前にランチタイムをとったので、それであれば!と思い訪問してみたわけです。

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懐かしいガラスの引き戸をガラガラと開けると、店内はカウンターと小さいテーブルがいくつか、そして10人くらい入れそうな小上がりが1つというコンパクトな造り。1人だったのでギリギリ1つ空いていたカウンターへと案内され、迷っていると店主からの「オススメはアジミックスですよ〜」の声。となれば、頼みますよね?ということで、オススメ通りのアジミックス定食(750円)を注文です。

板場をのぞいてみると、手際よく並べられたお皿に、タイミング良く揚げておいた熱々のフライをサッサッと乗せて、次々とオーダーをこなしています。できたて×作り置きのギリギリのラインを追求しているようで、職人技を感じますね。

気がつけば店内は満席。カウンターはお世辞にも広いとは言えないため、隣の人とひじ肩がぶつかるかぶつからないかの瀬戸際です。これもまた、なんとも懐かしい感じ。

3分ほどすると僕の提供の順番がめぐってきて、おかみさんとおじさんが小鉢、ごはん(これがまたフタ付きの器で旅館っぽさあり)、おかずに味噌汁という順番でサクサクと配膳してくれるのですが、おじさんが鼻歌を歌ってたりして、ちょっと虎ノ門界隈では見られない雰囲気です。そういえば店内を埋めるサラリーマンはもれなくスーツの人ばかりで、そういった堅い仕事についているひと御用達の伝統あるお店なのかもしれませんね。

想定外のがっつりランチにちょっとびっくり

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さて運ばれてきたアジミックス定食がこちら。

お皿にはひとつかみのキャベツと、アジフライが2枚、唐揚げが3つにコロッケが1つ。たっぷりのごはん、豆腐とわかめの味噌汁に、小鉢がついた定食でした。これはがっつりだな!

まずアジフライ。小ぶりですが揚げたてでサクサクと歯ごたえが嬉しい感じ。鶏の唐揚げとおもったものは実際には「鳥天」で、天ぷらでした。ということで醤油をかけて食べるとこれがまた美味。最後にコロッケは、想定外のカレーコロッケ。ふむふむ!と思いながら食べているといつの間にか完食。揚げ物が3種類ということで重いかな?と思ってたんですが、想定外に軽く食べきることができました。

のりおのまとめ

店舗のみためだけでなく、その実も想像以上に昭和の定食屋でした。カウンターのすみっこにはおばあちゃんが座ってご飯を食べておりまして、家族経営的なものを感じてみたり。なかなか深いお店ですね…。

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市外局番無しの電話番号が、古さをものがたっています。地方にいくと良くみかけるんですけど、東京都心では初めてかも。

毎日は重そうですが、たまに食べたくなる、そんなお店かと思います。

 

これまでの虎ノ門ランチはこちらから。

虎ノ門

 

東京都港区西新橋2丁目17−3
03-3431-6752

 

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。