チェコの通貨/お買い物事情!チェココルナ、両替とクレジットカードの損しないコツも紹介します #チェコへ行こう
チェコへ旅するとき、気になることの一つは、現地でのお金の使い方や物価、両替の方法ですよね。また、お買い物についてはクレジットカードの利用可否状況も関わってきます。
ということで、3度のチェコ旅行で学んだそのあたりの状況を、まとめてみました。
チェココルナ入手には…両替せず、現地でキャッシングせよ!
チェコの主要通貨は、自国通貨のチェココルナ。表記は「KC」です。だいたい1チェココルナ(以下コルナ)が4.5円程度ですので、旅行中は計算を簡単にするため1コルナ(KC)=5円と計算しておけば間違い無いでしょう。
そんなチェコの通貨であるチェココルナの入手方法について。シンプルにいくと
- 日本円から両替(国内で/現地で)
- キャッシング
の2種類が考えられますが、楽でお得なのはキャッシング。そもそもマイナーなチェココルナは、日本で両替をすると圧倒的にレートが悪く、下手をすると1KC=7円くらいになってしまいます。40パーセント近くも手数料がかかってしまっては、さすがにキツイですよね…。
次に考えられるのはチェコ国内で日本円からチェココルナにすることですが、これはかなり場所を選ばないとレート的に損をしそうです。今回は最初に訪問した街「オストラヴァ」のショッピングモール「Forum Nova Karolina」内に両替所がありまして、そこはコミッションゼロのうえにレートが5.15円とものすごく良い感じに交換できるところでした。でもこんなにレートが良いところ、3度の旅で初めて見たので、かなり運に左右されそうです。
参考までに、プラハにある観光局おすすめの両替所「Exchange S.R.O.」は1KC=5.07円とかなり攻めたレートでした。プラハで時間があるときはこちらが良さそうですね。
もっともレートが良かったのが、オストラヴァの同ショッピングモール内にあった「RAIFFEISENBANK」のATMのキャッシングで、手数料こそ282円かかりましたが、それを除くとレートは驚きの1KC=5.026円。3,000コルナおろして15,359円の請求ですから、手数料を含めると1KC=5.11円の計算ですが、これならまあ納得かなと。手数料は固定みたいだったので、下ろせば下ろすほど有利です。ということで、一番のオススメはATMでのキャッシングとなります。ただしATMごとに手数料が異なる上に、引き落とせる単位も異なってきますのでご注意を。
どれくらい両替すればいいの!?という声も聞こえてきそうですが、前述のとおり、両替のレートが悪いため、コルナ→円に戻すのは避けたいところ。そして、大都市やショッピングモール、チェーン店やレストラン、おみやげ店では、ほぼクレジットカードが利用可能。ということを考えると、少なめにしておくのが正解っぽいです。とりあえずは1,000〜3,000コルナにしておいて、余ったらお土産に使っちゃう!というのが良いかなと。
余談ですが、ここまでで鋭い方は「チェコってEU加盟国なのにユーロじゃないの?」と思われるかもしれません。実はその通りで、チェコはいまだに自国通貨「チェココルナ(KC)」を使っているのですね。その理由は諸説ありますが、有力な説のひとつとして、為替を用いた政策が使えなくなることだと言われています。ユーロはEU圏全体で価値が決まってくるため、自国通貨高/安といった政策が打てなくなります。
と、その辺りの考察はいろいろ出ていますので、例えばこの研究なんかをオススメしておきます。
ユーロはチェコとスロバキアを分かつのか ~ユーロが銀行市場に与える影響とは~(PDF)
チェコでは絶対に小銭を作っておく必要がある
さて、両替の次には実践的なチェコでのお財布ワークをご紹介。まずご案内しておきたいのが、チェコでは小銭(10KC、20KC)が絶対に必要だ、ということです。その理由は2つあって、ひとつはチップのため。チェコではチップの文化があり、だいたい支払いの5〜10%もしくは端数をチップとして支払います。…とはいえ、クレジットカード決済のことも多く、その場合は自分でチップをいくら払うか入力の上でそれを含んだ額をカード決済となるため、小銭がマストかどうかといえばNo、になります。
そう、実は第2の理由が最も大事なんです。その理由とは…実はチェコの公共のトイレって、ほとんどが有料なんですよ。だいたい額にして5〜20コルナ程度。もちろん現金硬貨で支払う必要があります。つまり、ポケットには常に10コルナを数枚入れておくのが良いってことなんですね。これを知らないとけっこう焦りますので、まずは両替の後になんでもいいから買い物をして、小銭をゲットしておいてください。
クレカはだいたいOKだが、アメックスはNG
最後にチェコのクレジットカード事情を。既に上記にも書きましたとおり、よっぽどの個人店や田舎でなければ、ほとんどのショップ・レストランでクレジットカードが使えます。ただし、ブランドとしてはVISAかMasterCardがほとんどで、アメックスが使えた施設はほとんど見ませんでした。僕は海外旅行保険などの手厚さから普段はアメックスをメインに使っていますが、実はチェコ国内ではあまり活躍する場所がありません。無念。
代わりに大活躍したのが楽天プラミアムカード(VISA)です。ラウンジ無料のプライオリティパスも付帯してきますし、VISAブランドなのでチェコ国内でもほとんどの場所で使えます。3度チェコ旅をしていますが、使ったカードは9割方この楽天プレミアムカードですね。
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ちなみに、クレジットカード決済の時、現地通貨(コルナ)決済か、日本通貨(円)決済かを選べる場合があります。ここでは必ずコルナを選ぶようにしてください。実はこの時の手数料はお店が勝手に決めることが出来ます。下手をしたら、両替よりもよっぽどレートが悪い可能性も。ご注意を。
のりおのまとめ
今から考えたら、初回に日本の空港で両替したのは本当にもったいなかったです。現地に到着するまで現地通貨を持たない、というのはちょっと勇気がいますが、少なくとも空港のATMでも日本の両替所よりは有利ですし、クレジットカードがほとんど使えることを考えたら、焦って両替する必要はありません。とはいえトイレが使えないのも怖いですから、少額のコルナを入手して、小銭にしておくのが良いのかなあ。
ということで、チェコでもぜひ思い切りお買い物をしてください。本当に物価が安いので、オススメです。
最後に楽天プレミアムカードをもう一度。
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SpecialThanks
今回の旅行は、航空券、宿泊、移動費、そしてほとんどの食費をチェコ政府観光局に負担していただいております。 Czech Republic –
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