EOS Kiss X9 購入レビュー!この写り…キヤノンのエントリー機はここまで来たか!
我が家のカメラ運用は、基本的にキヤノン一色なのですが、中でも最近は僕の撮影用の5Dシリーズ、気軽に持ち出し用兼5DのサブとしてMシリーズ、さらに妻の子ども撮影用のXシリーズ(非 i型番)となっています。
ということで、月初にX7を下取りに出して購入したのが最新のX1桁型番機「EOS Kiss X9」です。軽量バリアングルに2,400万画素超の高画素APS-C機で、名機X7から実に4年半を経てのリニューアルには期待が高まります。
で、実際に撮影して出てきた写真をいくつか紹介します。結論からいいますと、これは…一昔前の高級機レベルじゃないかな…。恐るべし。
何度も確認しますが、これエントリー機ですよね?キヤノンさん
いやー恐ろしい機種です。EOS Kiss X9 は、エントリー機と呼んでいいのかどうかわからない写真が出てきてしまいました。今回はさいたま市にある市民の森の「りすの家」を中心に撮影。X9のボディにタムロンの90mm(Model F017)を装着して、AvモードでISOはオートにて撮影してみました。F値は2.8の開放から5.6くらいまでを利用。Lサイズjpgの撮って出しです(ただしトリミングはあり)。
なお90mmのレンズはX9に装着すると実質144mmの焦点距離となります。
では作例をば。
さてさて、どうなったかといえば、まずはこちら。もう初っぱなからぶっとびです。AFの速度および精度がものすごい。こんなにくっきりとピントが来ている写真が撮れるとは思いませんでした。ちなみにライブビューでは無く、ファインダー覗いて手持ちにて、中央1点AFにて撮ってます。
さらに先ほどの写真をトリミングしたのがこちら。X9は約2,420万画素と、一昔まえの高級機なみに高画素化したこともあって、トリミングしてもそこまで破綻しません(参考までに、いまだ業務に使える5D mark III は 2230万画素です)。これは恐ろしいことです。X9では、気軽に撮影した後に、不要な部分をトリミングしてカットするという手段も使えるようになってしまったわけですね。このリスの場合は、トリミングによってマクロ効果を出しております。だいたい元の1/2くらいにカットしていますが、日常使いであるこのカメラの用途を考えれば、十分な解像感ではありませんか。
同様に、こちらの写真。もともとの写真でもばっちりとリスの毛並みまで表現できている上に、うつくしいボケ感が得られていますが、トリミングすると以下の通り。
実際、高倍率の大きなレンズを付ければトリミングせずともこのくらい寄ることはできますが、高価ですし、なによりX9とはバランスが悪いくらいに重いレンズになってしまいます。また、こういった手持ちのシチュエーションでは、高倍率がゆえの手ブレも気になっちゃいますよね。タムロン90mmは重量も600g前後と軽量で、X9と組みあわせても約1キロくらい。使い勝手の良さがギリギリ保たれるレベルで、中望遠としてはベストな組み合わせなんじゃないかって思っています。単焦点でもこれくらいトリミングできるならいいかなって。
X9はオートフォーカスも速いし、カッチリきまるので、本当に使いやすい。小動物や子どもを撮るには最高のカメラじゃあるまいか。
このサイズ感はもうミラーレスで良くない?という考え方もあると思いますが、キヤノンレンズの選択肢のことを考えると、まだまだデジイチをオススメしたいわけです。
おもちゃみたいなボディなのに、この高品質。やばいっす。
子どもとの屋外へのお出かけは、もうこのカメラだけでいい気がしてきました。
標準レンズで撮影しろよ、ってお叱りをうけそうですが、標準レンズ買ってないもので、すみません…。
購入するならEOS Kiss X9 EF-S18-55 IS STM レンズキットがいいと思いますが、ボディのみ買って別途レンズを購入するのもオススメですよ。
のりおのまとめ
正直、すごいカメラが出たものだと感じました。このポテンシャルを生かすために、なるべく軽くて写りの良いレンズを組み合わせてほしいものです。
個人的にオススメのレンズは以下の通り。
今回組みあわせたタムロンのレンズはこちら。
最軽量を実現する40mmパンケーキレンズはこちら。妻はこちらをメインに使っています。写りもいいし、なにより軽い。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません