「ベヘロフカ」世界中で2人しかレシピを知らないチェコの薬草酒。その正体は百薬の長?それとも? #visitCzech
「ベヘロフカ」
このチェコはカルロヴィ・ヴァリにて生まれた薬草リキュールを知っている人は、なかなかのリキュール通か、もしくはチェコ大好きッ子でしょう。いわゆるカンパリなどと同じジャンルに属するハーブ系リキュールのこの「ベヘロフカ」、その秘密を垣間見てきました。
チェコ政府観光局のブロガーツアーにて、同ミュージアムを見学してきたので以下ご紹介します。
世界で2人しかレシピを知らない
このベヘロフカの味わいは、カンパリをもう少し丸くして、甘みを強くしたような感じ。30種類以上のハーブが使われており、あまりにも感じる味が多いので、いったい何が原料になっているのか、皆目見当が付きません。あえていうなら、アニスシードとシナモンは絶対に入っていそうですね。
とはいえ、その原材料の秘密を知るのは、世界にたった2人しかいないんだそうです。
そもそもこのベヘロフカが生まれたのは、1807年のこと。創業者のベヘール氏が、共同開発者のフロブリッグ氏の残したレシピを元に、薬用リキュールとして開発した、と言われています。すでに200年以上の歴史があるのですね。なぜカルロヴィ・ヴァリかといえば、この地の水(たぶんわき水=温泉水だと思われる)が味の決め手だから、とのこと。12の温泉口があるカルロヴィ・ヴァリ現地では、13番目の温泉共呼ばれています。
薬用リキュールというだけあって、アルコール度数は38度となかなかの濃度ですが、確かに飲み口はスッキリ。日本だと養命酒が近いかもしれません。トニックで割って飲んだり、ストレートにてマイナス6度で飲むのがベストだそうですが、現地の試飲でもそこまで冷たくはありませんでした(笑
ちなみに申し遅れましたが、写真はカルロヴィ・ヴァリにある、ベヘロフカミュージアム(ヤン・ベヘール博物館)のもの。残念ながら工場見学的な面白さはありませんが、ベヘロフカの歴史から製造法、試飲までを楽しむことができます。カルロヴィ・ヴァリでは必ず訪れたい施設のひとつですね。
お約束的なモニュメントもありますので、インスタにも向いてますよ。
残念ながら日本では輸入品のみ
このベヘロフカ、日本では一部代理店によって輸入販売のみが行われているため、あまり目にする機会はないように思えます。が、これはなかなか癖になる味なので、ぜひ一度お試しいただきたいところです。
個人的には、もう少し売店が充実しているといいかなーと思いましたが、現地でしか買えないというベヘロフカ3種類セットが一番人気でした。
ベヘロフカ
T. G. Masaryka 282/57, 360 01 Karlovy Vary, Czech
スペシャルサンクス
今回のツアーを主催してくださったチェコ政府観光局、我々を受け入れてくれた各都市のガイドさん、ホテル、各施設の方々に感謝します。
旅費、宿泊費、食費、アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいております。公開される記事はブロガーの主観にまかされています。
また現地での回線を提供してくださったグローバルWi-Fiさん、スーツケースを提供してくださったレンタルサービスのアールワイレンタルさんにも感謝します。僕の旅では欠かせないコンビです。
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