遊離軟骨が関節に入り込む「ねずみ」になり関節がロックました(要手術)
「職業病」という言葉に憧れたことがあります。仕事なり、趣味なり、没頭するが故に得てしまうマイナスの要素。突き詰めたが故の代償。ああ、いい。職業病、かかってみたい。
と、思っていた自分に親指をしっかりと握りこんだグーパンチしたくなるくらい痛い!!!というのが、サッカー・フットサルなどの職業病として著名な「関節ねずみ」こと「関節遊離体」。薄く小さく骨折した骨のかけら(遊離体、遊離軟骨)が、意外に隙間のある関節内を走り回るから名付けられたこの症状、ひとたび発症すると、もう、手が付けられません。
ということで、この先にはショッキングな写真もありますので、ご注意を。
関節ねずみは「ロッキング」が起きる
まずは僕のCTスキャンをご覧頂きましょう。
うわー痛そうですね。
実際、痛いです。とても痛いです。どれくらい痛いかと言えば、ずっと関節注射しているくらいに痛いです。何もしなくても痛いのが特徴で、歩くともっと痛いし、階段なんて地獄です。できれば松葉杖ですね。
ただ不思議なことに、痛みには波があります。耐えられるギリギリの痛さから、ちょっと痛いくらいまで。その理由は、この遊離軟骨がわりと関節内を自由に泳ぎ回るから。関節って、けっこう隙間があるんですよね。そこをこの憎い骨がうごくわけです。で、骨や神経に引っかかったりすると、激痛になる。さらには関節内の可動部分に詰まると「ロッキング」と呼ばれる、関節が固まって動かなくなる症状が現れます。今回僕が悩まされているのはこれ。
さらに恐ろしいことにこのロッキング、別にスポーツ中ではなくても発生します。今回は子どもと遊んでいて、しゃがんだ状態から立ち上がろうとしたら「バキッ!」という音と共に発生しました。そこから右足、まったく曲がりませんからね。4日間。
で、詰まってるわけでサクッと抜ける場合もあります。実はロッキングを起こしてしまうのは通算で2度目。前回は数時間で抜けたんですが、今回は粘りに粘って4日目です。困るよね。
ちなみにこれ、野球肘なんかの原因にもなってます。サッカーだと膝に出ることも多いみたい。足首は主にねんざ癖のある人に発生するそう。あ、僕ですね。
どうやったら治るの?
さて、気になるのは治療法ですよ。
関節ねずみの嫌なところは、普段はいたくもかゆくもないのに、突然関節を傷つけ、激痛とロッキングを発生させることです。だから、一時的に遊離体が動いて痛くなくなったから無視…というわけにもいかないんですよね。しかも、運悪くスポーツ中に発生すると、大けがを引き起こすことも少なくないとか。
ということで、治します。手術です。
遊離軟骨が出た場合のスタンダードな治療法は「内視鏡手術」になります。先にCTスキャンをして、遊離体に一番近い部分で関節の表面を1センチくらい切って、内視鏡を入れて、ペンチみたいな先端で骨を引っこ抜いてくるという、大変に原始的な治療法です。でも、これが最も有効。後遺症も少ないそう。
ということで、生涯1選手でありたいと考えていますから、手術に踏み切ろうと思ったわけです。ロッキングもなおらないし。僕も来年で40歳なので、そろそろ体のケアを考える年になりました。子どもとサッカー、するんだ。
のりおのまとめ
実は手術ってはじめてです。入院もはじめて。2泊3日くらいだと思ってたら、感染症を防ぐために1週間ほど入院になるそうです。スポーツ復帰は2ヶ月後を目指すそう。おお、でもそれって靱帯切れかかった時よりは短くて助かるわ、というのが本音です。
そんなわけで、夏のうちに手術をします!また術後に経過をお伝えします!
関係ないけど、こういうときにiWALKFree 2.0とか、使ってみたい。
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関節ねずみ
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