最高に優しくてクールなハッシュタグ展開 #東北でよかった に涙する
昨日からニュースを騒がせている「東北でよかった」問題。今村復興大臣が復興に関する談話として発言したもので、詳細は割愛しますが、あらゆる意味で気分のよいニュースではありませんでした。
そんな今朝、Twitterをのぞいてみるとハッシュタグ「 #東北でよかった 」がトレンドランキング入りしていました。きっと罵詈雑言の巣窟なんだろうと思いつつ、そのタグでの検索結果をのぞいてみると…そこには最高に優しくてクールな展開が待っていました。これこそインターネット!
#東北に(生まれて)よかった 誇り
このハッシュタグ「#東北でよかった 」に一体なにが集まったのか?最初こそ、ニュースに関する怒りや悲しみが投稿されていたのですが、いつの間にかそれは、「東北で生まれて良かった」「東北の素晴らしい景色を楽しめて良かった」「東北であることがよかった」という意味に置き換わっていたのです。
#東北でよかった このハッシュタグがいい意味で使われてトレンドに上がっているのが東北民としては嬉しい。福島県・中島の地蔵桜。#旅行 #福島 pic.twitter.com/sOfrKYqJaw
— ヒロキ (@hiroki_m_tm) 2017年4月25日
東北の美しい風景、名物の写真を集めました。これからどんどん積み増します。#東北でよかったhttps://t.co/rnq7WKBPxn
— 毎日新聞 (@mainichi) 2017年4月26日
#東北でよかった 福島においでよ アイスクリームの聖地だよ pic.twitter.com/Aiu3gQFnAB
— おいでよ福島🌸🌸🌸 (@oifksm) 2017年4月26日
桜の名所、弘前(ひろさき)公園
満開ですよー(ただし私は南部人)#東北でよかった pic.twitter.com/kL5UnQ3Jue— もぺ@アローラの姿焼き (@sobar117) 2017年4月25日
こんなん泣きますよ。
最高に嫌なニュースがあって、もやもやしたものが心に浮かんでいることは想像に難くないのに、結果としてこんなに優しくてかっこいい(そしてほんの少しの皮肉めいた)ハッシュタグを流行らせてしまうところに、東北の人の強さを感じました。それと同時に、文脈なしでコンテクストをぶった切ってしまうことの怖さも感じました。どちらも同じ「東北でよかった」なんですよね。
ということで、この展開は本当に最高です。僕の大好きなインターネットがここにありました。
ここ数日、マストドンに話題をもってかれていたTwitterですが、まだまだいけるじゃんなんて思ったりして。
まだまだ日本は大丈夫そうです。
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