バイクって空飛ぶ乗り物なんだ…モトクロスレースで土を浴びながらシャッターを切る!撮る! #ヤマハバイク
ヤマハ発動機さんのお誘いで、仙台のレース場「スポーツランドSUGO」にてモトクロスのレースを見学してきました。
いままでTVでは見たことがありましたが…なんというか、迫力が段違いで。バイクが空を飛ぶ乗り物だってことも、この日、初めて知りました。
とにかく「近い」モトクロスレース
会場となるスポーツランドSUGO。仙台駅からバスで1時間ほどの山間にあります。こちらはロードレース用のコース。なんとこちらの施設には、オン・オフどちらのコースもあるわけですね。すごい規模。
今回はオフロード系の取材なので、オンロード系取材は早々にして砂利道のほうへ移動します。記事がめちゃくちゃ長くなるのでそちら割愛。
来ました!こちらが今回の主戦場となる、オフロードコース。全日本モトクロス選手権 IA1の最終戦が開催される会場です。現場は本当に無舗装!見てわかるように、お客さんも土の上ダイレクト(あってもベンチ)な観戦状況です。
スポーツランドSUGO名物の坂の脇にも、観戦者が。しかも柵1本隔てただけです。この近さがオフロードコースの魅力!!!
ちなみに全日本モトクロス選手権について、今回招待してくれたヤマハさんのサイトから引用すると
全日本モトクロス選手権は、「第1回日本グランプリ」として1964年にスタートした国内最高峰のモトクロスレースである。現在は、国際A級ライセンスを持ったライダーによるIA1とIA2、国際B級ライセンスを持つライダーが出場するIBオープン(IB2は2015年に廃止)、そしてレディースの4クラスで行われている。
この中でIA1が各メーカーのファクトリーライダーが数多く参戦する国内最高峰クラス。そしてIA2はトップライダーを目指す若手ライダーや国際B級から昇格したばかりのA級ルーキーが参戦し、IA1を目指す登竜門的なクラスとなっている。
マシンは基本的に市販競技用モデル(一部ファクトリーマシン)を使用し、IA1が4ストローク290cc~450cc/2ストローク175cc~250ccを使用。IA2は4ストローク175cc~250cc/2ストローク100cc~125ccを使用する。レースは、両クラスともに30分+1周の2ヒート制とされ、2016年は9戦、18ヒートでチャンピオンを決定する。
ヤマハは、1964年の「第1回日本グランプリ」から出場しており、国際A級(旧セニア)では鈴木忠男選手、鈴木秀明選手、鈴木都良夫選手、光安鉄美選手、成田亮選手といったライダーとともに、多くのチャンピオンを獲得。また、全日本参戦を通し、市販競技用モデル「YZシリーズ」の開発を行っている。
こんな感じです。
また、実はこの日は別のカテゴリーのレースも行われていました。全日本のIA1クラスに先駆けて実施されたのがこちら、全日本モトクロス選手権レディースクラス。
レディースとはいっても、コースはまったく同じ。ジャンプだって豪快にしちゃいます。
それにしてもモトクロスのこのスタート風景は独特ですねえ。各チームのライダーが、日よけのスタッフとともにスタートを待ちます。実はこのスタート位置は、周回コースの脇にあるんですね。面白い。
ライダーもバイクもカラフルでとてもいい。ちなみにヤマハのバイクは青です。青いヤツです。
ど迫力のスタート!!!!!舞い上がる砂埃、飛び散る砂。響く甲高い4ストサウンド!
ゴッツゴツなオンロードバイクと違い、オフロードバイクはギリギリまで軽量化されています!
端から見ると垂直か!?ってくらいの坂をバイクが力強く登っていき、最後にはジャンプ!それを目の前で見る観客!すごいなこれは。
と、思っていたらなんとまだレースはスタート前だった!そう、まずは全員で1周するんですね。これはオンロードでもオフロードでも同じでした。
仕切り直して、今度こそスタートになりますよ?
なお出走位置は予選のタイム順に「好きな場所を選ぶ」んだそうです。これも横一線スタートのオフロードならではなのかな。マラソンぽさありますね。
と、そうこうしていると本戦がスタート!!横一線スタートの、この迫力!カラフルさもあいまってすげーー!!!
次々と駆け抜けていくバイク、バイク。きっとスタートの駆け引きなんかもあるんでしょうね。
スタート位置でももちろんお客さんは目の前。
ちなみにこの位置にいた人たち、レース中は目の前に走行がないけどどうするのかな?と思っていたら、なんとなんと、このスタート位置はレース後は通路になり、そのままコース敷地内に入っていけるという信じられない仕組み。レース中に一部とはいえコースを横切れるとは。オンロードレースしか見たことがないので、この方式はびっくりです。
女性ライダーでもガンガン飛びます。
飛びます!ジャンプ台では、いかに低く水平さを保ちながら飛んで、いかに遠くへ着地するかが重要なんだそうですよ。逆に、高く上がれば上がるほどロスになるわけですね。確かに、前に進まないものなあ。
ということで、レディースクラスのレースが終了。残念ながら応援していたヤマハの安原選手(昨年のチャンピオン!)は4位でした。悔しい!
もはや飛ぶ乗り物だぞ男子モトクロス!
さて、次はいよいよ本題の全日本モトクロス選手権IAクラスの観戦です。少しだけ空き時間があったので、ピットの風景なんかも見学に。
我々はヤマハカラーとヤマハグッズに身を包んで応援をします!
いよいよ本番です!
さて、その本番の見学場所ですが、これはもう目の前で見よう!ということで、コースの脇となりました。見て下さい、この距離。これ、望遠で撮っているわけじゃないですからね。だいたいAPS-Cの22mmで撮影してこれですよ。どれだけ近いんだと。土がバンバン飛んできます(笑
さすがに男子は迫力がヤバい。めちゃくちゃ飛びます。なんなの、これって距離を競うんだっけ?ってくらい飛びます。このジャンプを砂かぶり席でかぶりついて見る!
ゼッケン99の青いバイクは、ヤマハのエース平田 優選手!
ジャンプ台付近で順位争いが発生すると、ハラハラドキドキです。よくぶつからないものだ。
飛ぶわ、飛ぶわ。飛んでいる間の選手の挙動なんかも個性があって面白かったですね。このあたりもタイムにからんでくるのだと思われます。
すれすれ!!迫力がすごい!
平田選手も快調に飛ばします!
バイクのジャンプは3次元の動きなので撮影がめちゃくちゃ大変です。これをしっかりと撮るプロってすごい。
土を浴び砂を浴び、爆音を聞き、五感で感じるモトクロスレース!これはクセになりそうですね。
残念ながら平田選手は2位でしたが、充実感のある表情でした。
なお、このレースのシャンパンファイトはシャンパンを観客にかける(!)というお約束があるようです。こんなところからも、レーサーとお客さんの近さを感じますね。この独特の雰囲気、老若男女を問わずファンが詰めかけていたのもうなずけます。
のりおのまとめ
最後には、若手のホープである渡辺 祐介選手を囲んで記念撮影をしました。レーサーのみなさんは、レース後にピット周辺にいますので、気軽にサインなどに応じてくれたのも印象的でしたね。
それにしても、とにかくアットホームで牧歌的な雰囲気が終始ただよっていました。オンロードレースとは同じバイクレースでも対照的なものを感じます。キャンプ用のベンチなんかを持ち込んで、ベテランっぽく1日中だらだらと観戦する人なんかたくさんいて、ああ、これは週末の楽しみ方として恒例なんだろうなあとも感じました。犬まで連れてますからね…。
とはいえ緊張感がないというわけでもなく。なんだろう、会いに行けるレースって感じ?文字通り「どろくさい」良さがオフロードレースにはあったのでした。
撮影しがいもありますし、ほんと、ちょっとはまりそうです。
誘ってくださったヤマハ発動機さん、ありがとうございました!
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