驚うまい!「誰も食べたことのないメンチカツバーガー」豚カツの名店 豚組が作るとこうなった #六本木グルメバーガー
メンチカツバーガーといえば、その衣のサックリ感、中身の肉とタマネギのコントラスト、そして甘辛いタレ。個人的にかなり好きなバーガーですが、ほぼ全てのメンチカツバーガーは同じ延長線上に存在していると思っていました。昨日までは。
六本木で開催されている「六本木グルメバーガーグランプリ」に東京の豚カツ界の雄「豚組」が本気で参加するとこうなった!というものすごいものを食べてしまった気がします。それくらいにこのメンチカツバーガー(同店ではメンチかつバーガー表記)はやばい。誰も食べたことがないどころか、誰もいままで試してないのでは?レベルです。賛辞の言葉として「アホか」と言っておきたい。アホか!!!
豚組がやってくれた
さてこの豚組食堂、こちら知る人ぞ知る麻生の豚カツの名店「豚組」が「より気軽に豚カツを楽しめるように」と六本木ヒルズに出店した定食メインの豚カツ専門店です。
そんな同店が六本木ヒルズで実施されている「六本木グルメバーガー」に参加するにあたって企画したのが、この「究極のメンチかつバーガー」なんですね。いわば豚カツ専門店の威信をかけて開発されたバーガーなんです。
まあ、やりすぎ(褒め言葉)なんですけどね。さすが極厚3cmの豚カツなどを開発してきた豚組ならでは、と言いますか。
メンチカツバーガーだけどそうではない「何か」を食べて笑う
さて、今回の「究極のメンチかつバーガー」は、なんと注文から提供まで20〜30分もの時間を要します。それは何故か?あまりに大きなメンチカツを揚げるのにそれくらい時間がかかるから、なんだとか。いやいや、ちょっとまってよ。いうても挽肉で構成されたメンチカツ、いくらなんでも20分かかるってのは大げさじゃ無いの?いったいどんなバーガーが来るというの???
ということで待つこと20分。やっとのことで提供されましたのがこちらです。
でかい(笑
僕の知っているメンチカツは、もう少し小判型です。いうなれば平たい。ところがこのメンチカツはどうだ。小判型ではあるものの、ちょっとおかしな厚みを持っています。球状でないにも関わらず、この厚さはなに???
ということで、がぶりと行く前に箸で隅っこを割ってみました。サックリ感とともに割れたメンチカツ…とここで異変に気付きます。おかしい。箸で割ったときの感触がおかしい。なにか、こう、切れないものを感じる…??
肉汁がドバドバっと流れる中、割れたメンチの角から顔を出したのは…超巨大な「挽肉」でした。いや、これを挽肉といっていいのか?へたしたらぶつ切り肉なんじゃ無いのか?
メンチの中にいるとサイズがわからないので、1切れを箸で取り出してみました。もう一度いいますが、でかい(笑
えっとこれ、遠近感じゃないです。プチトマトと並べてもひけめのない大きさ。成人男性の手の親指の爪と同じぐらいのサイズ、といえば皆さんのお手元でも確認できるかもしれません。
ちょっとまって、理解が追いつかない。ええと僕が頼んだのはメンチカツですよね。少なくともこんなメンチカツは見たことも食べたこともありません。
と、ここで注文から提供まで20分を要することにも合点がいきました。これ、中までじっくりしっかり火を通すには、確かに20分くらい必要ですわ。しかもお肉は火を通しすぎず、かといって固くも無く。絶妙な揚げ具合に職人の技を感じます。
我慢しきれずにガブリと行けば、まず最初に大量の肉汁がドバドバーーーっと口の中に流れ込み、次に感じるのがこの歯ごたえ!まるで豚カツにかぶりついているような錯覚を受けます。いやいや、メンチカツだからね、これ。と思い直しているうちに、気がつけば甘辛いソースがじんわりと効いてきて、あれまあこれはどうしたことだんべか。なんてリッチで直球でワイルドな味とかみ応えなのかと。めちゃくちゃ美味しい。そして頭の中が今食べているものを「メンチカツ?」「ハンバーグ?」「豚カツ?」「それとも???」で悩み続ける不思議な感覚!!!これは誰も食べたこと、無いよね?
なんなんだ。一人で食べに来たのに、おいしいのと不思議なのとで笑っちゃう自分がいました。ほんと、なんなんだ!なんなんだよ!
これはメンチカツなのか(笑)
ちょっとWikipediaなんかを読むと、メンチカツの定義は挽肉を野菜とスパイスでこねて衣を付けて揚げたもの、になるようです。もしこの食べ物をメンチカツと言い張るなら、この巨大な肉片が「挽肉」ということになりますね(笑)まさに、メンチカツを超えたメンチカツ!すごいもの食べちゃったよ!
ところで、どうしてこんなメンチカツ考えちゃったの?
こちら、豚組の國吉さんによれば「そもそもメンチカツと豚カツの中間を狙って企画した商品」であるそう。メンチの常套句である端肉や脂での味わいを出すのでは無く、あえて「肉を食べさせること」前提に、豚カツの流れで勝負な商品を作ったんだそうですよ。
ちなみに豚肉はフランス産の最高級銘柄「アルゴアポーク」を贅沢に200gも使い、クセの少なさと肉々しさの両面を追求しています。いわゆる「赤身がうまい肉」ってやつですね。だから歯ごたえと肉汁の洪水がものすごいんです。食べてるな〜生きてるな〜って感じ。
いやーこれをバーガーグランプリにもってきちゃうのが豚組ですね。
のりおのまとめ
実は事前に節約アドバイザー・家事アドバイザー矢野さんの記事を見て行ったわけですが、想像を大きく超えてきたというか、斜め上というか、美味しいの上にさらなる未知の体験があったというか。これはもはやアトラクションでさえあるのでは、と錯覚します。
肉好きは逃すな!限定 メンチかつバーガー 豚組食堂 #六本木グルメバーガー グランプリ参戦メニュー – 暮らしのクリップ
矢野さんの記事はこちら。
ちなみに付け合わせのミニトマトの甘酢漬けは、最初に表面を炙り、皮を焦がすことでスモーキーな香りを付けたという手のかかる逸品で、妻に驚かれそうですが、僕でも食べられるミニトマトでした。これ、家で…作れないよなあ。
ポテトフライはきたあかりをさっくり揚げたもので、蜜のような甘みが特徴。これもおいしかった〜。
ということで、この究極のメンチかつバーガーは8月末までの期間限定商品。個人的には数量限定でこのままレギュラー商品にして欲しい想いもあるのですが、オペレーションが大変なんだろうなあ…と想像に難くない感じです。
なお六本木グルメバーガーグランプリでは以下のような投票用紙が配布されますので、ぜひ投票してみてください!
はーおいしかった。豚組食堂さんごちそうさまでした!
満足度[star rating="5″]
メンチカツを哲学しちゃった度[star rating="5″]
究極のメンチかつバーガー@豚組食堂
1日数量限定、8月末までの期間限定、昼食ピーク時には提供できないこともあり。1個1,280円。
豚組では通常の豚カツ定食もまさに「お値段以上」な満足感が得られます。あえてのスタンダードな定食がおすすめ!
豚組食堂
とんかつ 豚組食堂BUTAGUMIDINING
〒106-0032 東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワーB1
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月~日営業(定休日なし)
11:00~23:00 (L.O.22:30)
六本木グルメバーガーグランプリ
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