「とらや工房」建物と庭と和菓子を楽しむ御殿場の隠れた超名所!
御殿場の東名高速ICからほど近いところに、とらや工房という、いわゆるとらやの工場と茶寮が一体化している素晴らしい和菓子処があります。できたての和菓子を食べられる上に、職人の一挙手一投足を自由に見学できるこちらでは、山門や岸亭、竹林など舌だけでなく目でも楽しむことができる、大変に素晴らしい観光スポットとなっています。
建物と和菓子の素晴らしいマリアージュ
とらや工房に訪れた人をまず迎えてくれるのが、昭和2年に作られたというこの山門です。
昭和2年に酒井家の別荘の門として建てられたもので、とらや工房を象徴する大切な景色となっています。とらや工房は旧岸信介邸(吉田五十八氏設計)に隣接する敷地に建てられました。設計者は、内藤廣氏。
竹林の中に設置されたこの山門をくぐると、そこは庭園になります。とらや工房までしばしの庭園散歩です。
この日は朝雨だったこともあって、緑が大変に生き生きしていました。
少し歩くと建物が見えてきます。この建物自体も、大変に趣がありますね。
木とガラスで覆われた建物は大変に美しい。なだらかなカーブも心地よい感じです。
反対からも。ちょうど手前に見えるのが「工房」部分で、ガラス張りの向こうでは職人がせっせと和菓子を作ってくれています。
どら焼きを焼くこの職人、ボールから原液をお玉にとるのですが、何度見ても同じ所作で、完璧に覚え込まれた動作が大変に美しい。
別角度から。キレイすぎる。
焼いている間に餡をつつみます。
動画もどうぞ。
永遠に見ていられます。
とらやのお馴染みのお菓子が作られていきます。ちなみにこれは東京に出荷されるわけではなく、こちらの工房併設の茶寮と、近隣で販売されるとのこと。
こちらいわゆる人形焼きを焼いています。
昔ながらの鉄器で焼いているんですねえ。
皮の間に餡をはさみつつ焼くんですねー。
大変に美しい茶寮では軽食も食べられて満足度高し
工房のとなりにはカフェスペース、いわゆる茶寮がありまして、室内/テラスの席があります。ここで、できたてのお菓子や軽食をいただくわけですね。
訪問時には栗ご飯が提供されていました。隣はおすいもの。さすがとらやの餅米といったところで、もっちもちのご飯は専門店の味。この茶寮はガチです。ガチンコです。
きんとん。お茶がうまい。
定番のどらやきと大福。どら焼きは富士山に「と」マーク。どちらもできたてで、本当においしくてほっとします。和菓子って体と心が緩みますよね。そしてお茶がうまい。お茶は隣接する農園のものだそう。静岡茶最高です。
とらや茶寮は何店か行っていますが、ここの雰囲気はやっぱり唯一無二のものですよねえ。正確には茶寮という名前になっていませんが、これは茶寮と呼んでもいいでしょう。京都の茶寮もいいけど、御殿場の雰囲気がいちばん好きかなー。
ちなみにさすが新しい施設だけあって、お手洗いはウォシュレット完備、車いす対応でした。最近子供のベビーカー連れなので、こういうの気になるようになりましたなあ。
庭を歩けばまた美しい
さて、ひとしきり味わったら、食後の散歩にでかけましょう。とらや工房は、和菓子を見て食べて楽しむほかに、庭と建物を楽しむことができるのです。
いやーたまらんですね。
雨の後、ということもありますが、この雰囲気ね。
これは真夏でも涼しいのだろうなあ。
木漏れ日がここちよく、癒やされます。あれ、ここに来てから癒やされてばっかりだ。
さらさらと流れる水を眺めているだけでも楽しい。すごいところだなここは。
さて、庭園を抜ければそこには旧岸亭が。こちら、首相を務めた岸信介氏の自邸です。御殿場市に寄贈されたものですが、とらや工房オープンに合わせてとらやが管理を委託されているみたいですね。
残念ながら時間の関係で中には入りませんでした。隣にはここにもとらやのお店。
季節の羊羹が売られています。訪問時は初冬だったので、夕焼け富士でした。おいしくいただきました。
のりおのまとめ
いやーここは本当にいいですね。肩肘張らず、まったりと楽しむのがいい施設です。夏には柿田川の天然水氷を使ったかき氷もあるということで、これはまた行かねば!という感じです。
満足度[star rating="5″]
職人美し過ぎる度[star rating="5″]
かき氷(白蜜、抹茶蜜)
販売期間:7月6日(水)〜9月中旬(予定)
販売価格:単品627円(税込)/煎茶付き886円(税込)
※気候の変動により、販売期間を変更する場合があります。
御殿場に来たら、アウトレットもいいですけど、こういったのんびりした施設や、箱根にもお立ち寄りください!
とらや工房
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