【最終版】都内の行政シェアサイクルサービス利用のポイントまとめ
東京・港区自転車シェアリング、ちよくる(千代田区)、江東区コミュニティサイクル、中央区コミュニティサイクルと4区が(見た目)共同で実施しているレンタサイクルの広域実験。とっつきの悪さは先日レポートしたとおりなのですが、その後2カ月ほど使ってみまして、いろいろと勘所がわかりましたので、さらに記事化しておきたいと思います。
ちなみに前回の記事はこちら。
東京都の自転車シェアリングの上手な利用法とコツを解説しておこうかな | エアロプレイン
なにはなくとも初期登録
前回の記事でも触れましたが、このサービス最大の難所は
・初期登録
・初回利用
です。いろいろわかりにくいところはあるけど、馴れてしまえば便利。それがこの自転車シェアリングサービスの事実かと思います。
登録に関してはあれこれ考えると難しくなるので、こちらを見ながら行ってみて下さい。
借りる・返す | 東京・港区自転車シェアリング(レンタサイクル)
おサイフケータイを含むFelicaの登録方法はこちら。
借りる・返す | 東京・港区自転車シェアリング(レンタサイクル)
では、実際に使う際のポイントをご紹介します。
自転車シェアリングサービス虎の巻
2カ月ちょっと使ってみて、利用するポイントは以下にあると思いました。
・乗り出しポート/乗り捨てポートを決めて利用する
・返却できない問題に馴れる
・最も使いやすい自転車は「片側スタンド」タイプ
ひとつずつ解説していきましょう。
乗り出しポート/乗り捨てポートを決めて利用する
個人的に、このサービスの肝は「乗り捨てできる」ところだと思っています。港区の新橋駅近くで乗り出した自転車を、浜松町駅前で乗り捨てることができるわけです。ただし、その場所は公式に決められた「ポート」である必要があります。このポートのある場所が想像以上に偏っているのです。
たとえばこちらが港区のポート一覧。
品川駅の西側である高輪〜白金方面にはまったくポートがありません。また、想像以上に駅前のポートもありません。
いっぽうで中央区のポート一覧を見ると、銀座にはほぼポートがありません。
この事実を乗り出す前にしっておかないと、自転車を返す場所がなくて困る!という状況に陥ります。ということで、事前にめぼしいポートは調べておくか、上記ポートの地図を開けるようにしておきましょう。
返却できない問題に馴れる
最もダイレクトに利便性へ関わってくるのがこの問題。上記乗り捨てを実現するため、本サービスは自転車にビーコンが埋められており、いま自転車の置いてある場所がポートなのかそうでないのかをリアルタイムに確認しています。ポート以外では自転車に対して施錠しかできず、ポートで施錠→返却ボタンという手続きを経て、はじめて自転車を返したことになるのがこのサービスなのですね。つまり、返却できない場合は延々と課金され続けるわけです。
と、ここまで読むとあんまり問題感じませんよね。問題は、このビーコンの精度に癖があるってことなんです。実は、ポートに到着したからといって、このビーコンが正しくポートにいることを認識してくれるとは限らないのですね。
ビーコンの状態の確認の仕方は、この自転車操作パネルの点滅の色で判別することができます。赤い点滅であればポート外、緑色の点滅であればポートにいることを示します。つまり緑色に点滅している時しか返却できない、ってことですね。これ、Webには書いて無くて、自転車に貼ってある注意書きを読んで初めて知ることが可能です。
では、ポートに到着したのに、点滅が赤から緑に移らない場合はどうするか。選択肢は3つしかなくて
・自転車の位置を微妙に変えてみる
・とにかく緑色になるのを待つ
・事務局に電話する
この3つです。
自転車の位置を変えてみるってのは、混み合っていてポートから遠いところにしか停められないときに有効です。また、ポートに停めているのにどうしても赤点滅のまま!という時にも試すといいですね。
とにかく緑色になるまで待つというのは、ポートから近いはず/ポートに停めているのに赤点滅の時試して欲しいもの。体感値ですが、どうもなんらかの操作しているとなかなか赤→緑に変わらない印象なので、とりあえず何もしないで1分くらい待ってみるのは有効かなと思いました。赤点滅中に返却しようとしても「ポート外」と怒られるだけなので、グッと我慢しましょう。
さて、そうこうしても赤点滅が変わらない!というときは、自転車に記されている電話番号へと電話をかける必要があります。事務局側で返却扱いにしてもらうわけですね。ただ、本人確認で時間がかかりますし、ポート名を聞かれて困ったりする(ポート名なんて知らないよ!)ので、ちょっと面倒です。もし30分を過ぎるかどうかの瀬戸際だった場合は、電話で利用時間を確認するのが良いと思います。
ちなみに返却できなかったことに気がつかず放置しておくと、事務局から返却ミスではないかと電話がかかってくるそうです。このあたりは、事務局も仕組みの問題点を把握しているっぽいですね。
片側スタンドの自転車を選べ!
この自転車、バッテリー付きということでどうしても重さがあります。そのため、通常スタンドのタイプだと止めるとき自転車を持ち上げるのが大変です。女性が苦戦しているのを目撃することも。片側スタンドの自転車(主にちよくる、みたいです)なら持ち上げる必要がないので、ぜひその自転車を選んでください。
のりおのまとめ
ということで、便利なんだけどちょっとクセのある自転車シェアリングサービスでした。
個人的には、いまより50円値引いて、30分100円にならないかなあと願っています。そしたらもう少し使いやすいのだけどなあ。
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東京・千代田区コミュニティサイクル(レンタサイクル)-ちよくる
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