確かな実力を持つオーストリアワインを飲んできたけど、これ、どこで買うの?

2015/06/24おいしいものだけ紹介します(食全般)1本,wine,オーストリア,オーストリアワイン,オーストリア(Austria),ドットコム

オーストリアワインイベント

確かな実力を持つのに、なかなかお店では味わえないワインの産地のひとつがオーストリアでしょう。このところワインづいている我が家ではいろいろなお店で個性的なインポーターが選んだワインを吟味して購入を続けていますが、事実、オーストリア産のワインをリッチに揃えているお店には出合ったことがありません。

なんてことを思っていたら、ちょうどタイミングよくオーストリアワインのイベントに呼んでいただけましたので、そちらをレポートしつつ、オーストリアワインの購入方法もご紹介します。主催はオーストリア ワイン・ドットコムです こちらはイークリックさんでアフィリエイトをやっているところですが、大変貴重なオーストリアワインのインポーターさんになります。

出合ったのは銀座ハプスブルク・ファイルヒェン

そもそも我が家とオーストリアワインの出会いは、銀座にあるオーストリア料理の超名店「銀座ハプスブルク・ファイルヒェン」でした。

GINZA HABSBURG VEILCHEN

GINZA HABSBURG VEILCHEN

こちらは日本でも…いや世界でも数少ない、公式に認められたシェフ「オーストリア国家公認料理マイスター」によるオーストリア宮廷料理が楽しめる、知る人ぞ知る名店なのです。

で、そちらでいただくワインはもちろんオーストリア産のもの。普段は見かけないラインナップと、(普段ドイツワインも選ばないので)ドイツ語圏ならではのネーミングに、なんとなく違和感を感じつつも、クオリティの高さに唸った覚えがあります。

 

オーストリアワインイベント

そんなオーストリアワインとの出会いからちょうど2年。まさかまさか、大使館で開かれたイベントにお招きいただける機会が生まれるとは思いませんでした。

主催したのは、オーストリア ワイン・ドットコム。貴重なオーストリアワインを通販しているお店です。

 

驚きの「通販で扱うワインは置いてない」試飲会

オーストリアワインイベント

いやーほんとうにビックリですが、イベントに行って最初に知った事実がこれ「通販で扱っているワインは、今日は出しません」でした。えーっ(笑

どういうことかといえば、この試飲会では、なかなか日本では飲めない、熟成タイプのオーストリアワインを飲んで欲しいと。その上で、オーストリアワインの実力を確かめて欲しいということでした。

オーストリアワインイベント

確かに高級なワインたちがならんでいます。個人的に嬉しかったのは、年代別に同じワインを飲ませてくれたことです。さすがにソムリエやその道の人ではないので、何年のオーストリアの天気は曇りがちだからブドウが…みたいな知識はないのですが、飲み慣れてはいるつもりです。そうしてわかるのは、やはり年ごとに方向性はかわらずとも個性が変わるということ。あるワインでは2013が、あるワインでは2011が好み、といった感じですね。当然っちゃー当然ですが、こうして数年分並べて飲むというのはなかなか経験したことがなかったので、面白かったです。

 

白ワインが7割のオーストリアワイン

また今回いただいたワインを通じての味の特徴としては、スパイシーなものが多かったかなと。しかも白で。赤だといわゆるシラーみたいな感じですかね。これはオーストリアの主力品種である「グリューナー・フェルトリーナー」の特徴がそれであり、そして全体の1/3(!)がこの品種だから。オーストリアワインを飲めば、3本に1本はグリューナーなんですよ。しかも全体の7割は白ワイン。

オーストリアワインイベント

そんなオーストリアワインの底をささえるのは、確かな品質。そもそもオーストリアワインは厳しい品質基準と海無し国であるがゆえの輸送コストにより、どうしても他国のワインより高くなってしまうのだそう。しかし、しかしですよ。歴史を紐解けば、オーストリアが作るもののクオリティが悪いわけないんです。特に華々しいもの、宮廷料理にもかかわってくるワインで、適当なことはできないんです。それがオーストリアという国です(と勝手に理解しています)。

家族経営のワイナリーが多いのも特徴らしく、オーガニックや有機農法など、自然派ワインにこだわる作り手も多いんだとか。

ちなみにですが、かのワイングラスの雄「リーデル社」の本社は、意外なことにこのオーストリア。もしかしたら、最初はこの地元オーストリアのワインをおいしく飲むために作られてきたのかもしれませんね。余談ですが、リーデルで飲むと本当に味が違うので、やっぱりリーデル大事だよなあと思ってしまうわけです。

 

のりおのまとめ

はい、ここまで説明してきて、オーストリアワインが飲んでみたくなりませんか?なりますよね。なってくれたら嬉しいな。

でも、前述の通り、オーストリアワイン売ってません。びっくりするほど売ってません。じゃあどうするのか?それは今回のイベントを開いてくれた、オーストリア ワイン・ドットコムで買うわけです。実は僕、赤ではシラーが好きなんですよね。今回の試飲会でグリューナーのスパイシー感にやられた感もあるので、ちょっと自分でも買ってみようかなと思うわけです。

インポーターの方いわく、そもそもオーストリアワインはコストパフォーマンスに優れたワインとして欧州では有名なんだとか。ただ、残念なことに日本では知名度もなければ、流通量も限られている。となれば、おいしくないものを1本でも流通させるわけにはいかない…すなわち、初めて出合ったオーストリアワイン、そのたった1本で相手を虜にできるような、厳選された1本を!というところに心血そそいでいるのだそうです。だから今回の試飲会もハズレみたいなのはまったくもって無し。もちろん通販で扱っているワインも同様だ!とのことでした。そこまで言われたら試しますかね?って気持ちになりますよね。

ということで、今回はオーストリア ワイン・ドットコムを紹介したわけですが、何本か買ってみようかなと思う今日この頃でした。

なお、ざーっと見た感じだとここらへんがいいかなってことで。

まずはソンホフのグリューナー。これの2002年物を飲ませていただきましたが、たいそううまかったです。これならレギュラーでもおいしいだろう、と十分に感じました。

 

お次は、同じくソンホフのリースリング。リースリングも好きなんですよねー。これも期待しちゃう。

 

最後にデザートワインのクラッハー・トロッケンベーレンアウスレーゼ。クラッハーの名前だけは知ってたんですよね。そもそもオーストリアのデザートワインは大変に質が高いので有名だそう。中でもこのワインは受賞歴があるようで、楽しみです。

 

と、調子に乗って3本買ったくらいで8,000円を超えてしまうのがたまにきずですが、もし気になりましたら、1本からはじめてみるのもいいかなーって思います。試してみて良さそうだったら、友人とのワイン会などで忍ばせたりしてみると、秘密兵器としては良いんじゃないかなと。そういえば数年前のチリワインはそんなだったなと思いつつ、オーストリアワインだけでもずいぶん語れるなということで、今回はここまで。

オーストリア ワイン・ドットコム

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。