ダブルスロットカメラにおける、ひとつの究極のeyefi利用法を見つけた
eyefi(旧Eye-Fi)カードについて、大量撮影をする人にとっての最適解ってなんだろうってずっと考えていました。その答えのひとつが、今回のカナダ旅行でするするっと出てきたので、まとめておきたいと思います。
なお、当ブログではeyefiエバンジェリストとして、いつも製品を提供してもらっています。ありがとうございます。
ダブルスロットの一眼でその答えを見た!
僕の使っているカメラは、CANONのEOS 5D mark III というタイプで、記録媒体はCFカードとSDカードを併用できるダブルスロットをそなえています。
いままでこのカメラでeyefiを使う時は、CFカードに記録した中から気に入ったものをそのままeyefiにコピーもしくは現像して転送…ということをしていました。ところがこの場合、1枚あたりの容量が大きいため枚数が大量になるとスマホ側の容量を圧迫してしまう、またカメラ側で写真を選ぶのが大変、という2つの問題が発生しつつありました。大量に撮影するスタイルの場合「全て送っていたら大変なことになる」というのが課題だったんですよね。
ところが気がついたんです。この問題を解決する、ひとつの方法を。
CFにはRAW、eyefiにはSサイズのJPG
その方法とは大変に簡単なもの。
CFカードにはRAWを撮影。これはもちろん帰ってからLightroomで現像するため。
一方でeyefiには、SサイズのJPGを記録。これは撮影した全てをスマホに送って「選別」および「SNSへのシェア」、もしくはその場で人に見せる用途に使うためです。この方法が、カナダ旅行では最高にハマったんですよ。
そもそもこの方法に気がつく前は、前述のとおりCFにRAWを現像して、気に入ったヤツだけeyefiに現像すればいいんじゃないかと考えたんです。でも気がついたんですよ。最初から、現像したつもりでSサイズのJPGを作ってしまえばいいじゃないかと。
幸いSサイズのJPGは数MBのサイズになりますから、転送も容易ですし、500枚くらいあったとしても、そこまでスマホの容量圧迫にもなりません。Sサイズなので、SNSへのシェアも容易です。アップロード時の容量制限にひっかかることも少ない。もちろん一眼で撮ってますから、クオリティも高い。
なによりスマホのほうでゆっくり写真を選別するのが大変に楽だったんですよね。これは本当に良かった。
実際にカナダではこう使った
最後に、カナダでの使い方です。
・5D3の設定を、CFカードにRAW、eyefi(SDカード)にSサイズJPG同時記録にした。
・自動車での移動中に、カメラからスマホへ全てのSサイズJPGを転送。もちろんeyefiのアプリを利用する。
・転送が終わったらカメラ側のeyefi設定をOFFにするのをお忘れ無く
・スマホ側で良い写真を選んで、対応するカメラ側のRAWファイルに☆をつけておく
・特に良かった写真は、電波が入るようになった段階でSNSにアップ
こんな感じ。
旅行中はずっとこの用法で、大変にeyefiの恩恵にあずかることができました。
ちなみに新しく始まったeyefiクラウドのサービスを通じてiPadや他のスマホにも楽に送信できました。これ、もしかしてうまく使えば
・旅行地でカメラ→eyefiでスマホへ→eyefiクラウドへ
・家にいる家族向けに eyefiクラウド→タブレットに受信
という遠隔写真送付サイクルが作れそう。これは面白いかも。クラウドについてはもう少し試してから紹介しますね。
この方法のメリットまとめ
メリットに関しては以下の通りです。
・カメラからeyefiを使ってスマホに送信するタイミングを決めているため、バッテリー残量のコントロールがしやすい
・自動車での移動中はすることがないので、転送するタイミングとしてバッチリ
・eyefi受信中はスマホが通信できなくなるので、やはり移動中がベスト(そもそもカナダでの移動中は電波が入らなかった)
・カメラ側でベストショットを選ぶより、スマホ側で選ぶ方が快適だった
・スマホからSNSに高画質写真をアップできて満足
・そのままブログにも活用できた
こんなところですね。もちろんスマホ上に不要な写真はその場でスマホから削除しました。カメラ側にはRAWとして全ての写真が残っているので、この処理も気軽に行えましたよ。
いやー良い使い方だった。これから旅行は必ずこの方法でいこうと思います!
関連リンク
>Eyefi(アイファイ)カード – WiFi内蔵カードでカメラからワイヤレス転送 | Eye-Fi Japan
http://jp.eyefi.com/