Lightroom最初の壁「カタログデータ」の概念を自分の中で整理してみた

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Adobeさんからブロガー向けのプログラムとして、AdobeCreativeCloudの1年間のアカウントを使わせていただいております。が、PhotoshopCCとLightroom両方を使えて月1,000円のプログラムが今月まで契約できたので、そちらを契約しました。そんなわけで、両ソフトに関しては課金ユーザーとなっております。

>Photoshop 写真業界向けプログラム : Adobe Creative Cloud
https://creative.adobe.com/plans/offer/photoshop+lightroom

↑ちなみにこちらのプログラムは年内いっぱいまでが契約期限です。

そんなLightroomの最初の壁といえば、おそらく「カタログデータ」という概念でしょう。これは他のソフトを使っていた人にとっては、とてもわかりにくいというか、不思議な概念なので、理解に時間を要しました。そんなわけで、自分の中の整理も含めて、以下にまとめてみたいと思います。

大前提は「元画像にはノータッチ」

Lightroomの大前提はこれ、元々の画像にはノータッチ、ということです。RAWなら当然のこと、JPGであってもPNGであっても、とにかく元々の画像はノータッチです。

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Lightroomでは、元の画像の場所と、それに対する加工の指示をセットにして「カタログデータ」というものを作ります。そして、ソフト上では画像に対して指示通りに加工を行った「仮想の画像」を表示しています。

そのため、どんな激しい加工を行っても、ワンクリックで元の画像に戻すことが可能です。当然加工の履歴も残るため、何度でもやりなおしが可能。Lightroomは細かいパラメーター調整によって画像の明るさやシャープさを調整したり、歪みをなおしたりと様々なコトが可能ですが、それらを支えるのが、この何度でもやり直せる仕組みだと言えるのではないでしょうか。

極端な話ですが、元の画像が1つであっても、指示A(派手な色にする)、指示B(モノクロにする)、指示C(小さく圧縮する)などの指示を別々に持つことができるため、結果として1つの画像からいくつもの新しい加工された画像を生み出すことができます。

加工した画像を得るには「書き出し」が必要

さて、上記の通り、Lightroomでは元画像にはノータッチです。それはすなわち、Lightroom上で作業をしている限りは、いくらがんばっても加工後の新しい画像ファイルが得られないということです。ということで、ソーシャルで共有したり、ブログに貼ったり、物理的にプリントしたりする場合には「書き出し」という作業をすることになります。

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書き出すことで、加工を行った新しいファイルが生成されます。もちろん生成後にそのままLightroomの機能を使ってFacebookやFlickrにアップロードも可能ですが、そちらについてはこの記事では割愛しますね。

ということで、口頭で説明するのがとても難しいため、実際には体感してもらうのが最良だとは思います。おおざっぱにまとめるなら

・元の画像がLightroomによって編集・加工されることはない(自分で同名ファイルにて上書きの処理などをしない限りは)
・「書き出し」をすることで、はじめて加工後の画像が得られる(書き出しをしない限りは、新しいファイルも生成されない)

と覚えておいてもらえればいいんじゃないかなと。(これで合ってますよね?間違っていればご指摘ください)

ということで

自分の中ではカタログデータの概念はなんとなく消化できました。このLightroom、使えば使うほど細かい機能への「気が利いているなあ」感がどんどん増してきています。月1,000円なら、僕は安いかな。

>Photoshop 写真業界向けプログラム : Adobe Creative Cloud
https://creative.adobe.com/plans/offer/photoshop+lightroom

なお、今回の記事を書くにあたり、Lightroomの教本を買いました。結果としてカタログについてはあまり触れられていなかったんですが、中身はとても参考になるものでしたので、オススメしておきます。