五島列島福江島を電気自動車でぐるりと1周(後編) 青すぎる海と空と絶景 #長崎しまレポーター
長崎しまレポーターとして五島列島の福江島に行ってまいりました…ということでレポートの続きをば。
1日目はこちらからご覧ください。
>五島列島福江島を電気自動車でぐるりと1周(前編)日本でもここでしか見られない空 #長崎しまレポーター
この日は、絶景、絶景、また絶景…のドライブとなりました。
2日目は明星院から
どんどん行きましょう。2日目はまず明星院というお寺からです。たんぼのど真ん中にあり、既に雰囲気からして好きなタイプのお寺です。
道の両側は収穫最盛期です。一瞬離島にいることを忘れます。天気も良くて気持ちいい。電気自動車は窓を開けて走っても静かなので、外の音が聞こえていいな。
近づいてきました。この後ろの木はなんなんだろう?
うわー、いい。いい。この枯れた佇まい!いいいいい!しかし本堂閉まってるんですよね。なぜ?
鐘を突かないでね、って注意書きがありました。
さて、お参りは本堂で。ここから中に入ります。なぜ外からお参りできないかは、あとでわかりました。
本堂は撮影禁止ということで、廊下の雰囲気だけでも。
床ですが、踏む場所を違えたら抜けそうなほどです。でも、それがいい。
お札がたくさんかかっています。
ここは五島の八十八カ所なんですね。お札撮影させていただきました。ありがとうございます。
で、なぜ本堂が閉まっていたかと言えば、本堂の天井に絵が描かれているからなんです。その劣化を防ぐために扉を閉めていたんですね。中から訪問すれば自由にみることもお参りもできました。
参考までに、こんな感じです。
参考:まるごとう
おいしいパンのボンジュール
さて、次は島でもオススメのパン屋さんという噂のボンジュールさんに向かいました。
なんでも昔は東京のホテルオークラで勤められていた方が、戻られて開店されているとか。天然酵母パンが人気で、またたくまに売り切れていました。すごい。地元の人ががんがん来てましたよ。
聞けば当時は浦和に住んでいたとかで、今でも年に1回はさいたま市に来ているそうです。へえー!
この雰囲気、地元のパン屋さんっぽくて好きだなあ。いいなあ。今週末はお休みみたいですのでご注意をw
ドライブ中に絶景につぐ絶景で足がとまってしまうよ
今回ドライブしていて、いままでに無いことが起きていました。それは、車を止めて写真を撮っちゃうということなんです。いま!ここで撮影したい!という欲求がとても沸いてくるんですよ。美しすぎて。もう海だか川だかわからないこの水が、いちいち綺麗なんです。
なんど止まったかな。
さて、次の目的地に近づきました。
充電量(電池残量)確認も忘れずに
なーんてところで車の状態を確認すると、残り89キロ。まだまだな印象ですが、どこかで充電しなきゃな、ってのはガソリン車よりも頻繁に感じますね。慣れていないからかなあ。
来ました堂崎教会!
さてさて、先月の天草旅行から続いているシリーズのひとつとして、天主堂(教会)訪問というものがあります。別にクリスチャンじゃないんですが、当時の教会建築はとても趣があっていいのですよ。実は僕、大正建築とか、モダンな感じのものが大好きなんです。教会建築はまさに!ですね。
海に向かってたたずむ教会、堂崎教会。
青空にレンガ造りが映えます!
銅像といっしょに。
中は資料館になっておりまして、入場は大人300円です。状態はとてもいいですね。海辺でこれだけキレイって素晴らしい
とにかくいちいち海がキレイで立ち止まりたくなる。でも今日は予定がぎっしりなんだ。でも立ち止まりたいんだ。
途中、こんなカッコイイ橋があったり。
静と動の絶景・魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園
次はコスモス畑があるという、魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園に来ました。コスモスはまだ若干早かったけど、この畑と花と山と空と雲のコンビネーションがたまりません。
はーーーいいてんき!!
遠くには沿岸地域お約束の風車も。風が強いってことです。こうやって写真に納めると巨大ロボットがいるみたいな雰囲気(違う?
さてこの公園の見所は畑だけではありません。道を挟んで向こうは…すぐに海。そして絶壁の孤島。
ざっぱーん。ですよ。まさに。この島、どうやって上陸するんだろう。
島の周りは凄まじいブルー。絶対すごい透明度ですよこれは。うわあああ、泳ぎたい。シュノーケリングしたい。とにかくすごそう。
と、後ろ髪を引かれつつも次のスポットに。ちなみに、そろそろ電気自動車の充電が40%を切って、気になり始めます。
白亜の水ノ浦教会
お次は白亜の木造建築、水ノ浦教会!なんですが、直前の台風で壊れてしまったため改修工事をしておりました。ビジュアル的には残念ですが、とても雰囲気のある建物です。
港町の人々の心を支えたのでしょう。
早くなおるといいですね。
足場が無いとこんな感じです。ここで気がついたのですが、日本の木造教会って、洋風なのに瓦なのね。和洋折衷です。
さてさて、走行可能距離も50kmを切りました。充電スポットまでの距離を考えると、そろそろ充電しておかないと、不足の事態に備えられない感じです。
と、いうことで、次のポイントは充電もできる道の駅、遣唐使ふるさと館です。ランチもここで取る、いや、ここでしか取れないはずでした。
遣唐使ふるさと館
まずは充電です。実は最初に使った充電器ではエラーが出てしまったので、充電器の写真がまざっておりますが、気にしないでくださいw
まずは画面を起動。
次にレンタカー店で渡されているカードをかざします。
タッチ!
すると充電時間が選べるので選択し(実際は急速充電を行ったので、画面が違いました。これは普通充電です。)
充電コネクターを開け(だいたいガソリン給油口と同じ所にあります)
機械側から充電器を伸ばし
差し込む!
あとはスタートボタンを押せばスタート。急速充電だと、だいたい20分強で80%まで充電されるようです。
機械によって差がありますが、だいたいこんな感じで途中経過が出ます。この後エラーが出ちゃったので、別の充電器に変えました。
はい、実際はこちらの充電器でした。40%いかないくらいから82%まで戻すのに22分くらい。まあまあかな。休憩と同時なら問題ない所要時間ですよね。
休憩と同時なら…。
なんとですね、遣唐使ふるさと館は、早じまいしておりましてランチが食べられませんでした…。そんな馬鹿な…。代わりのお店は連休で休みだったり、車で10分くらいいったところだったり。そもそも充電はじめたばかりで身動き取れません。詰んだ…ランチ抜きかも。
仕方が無いので、外で売っていた五島牛乳ソフトを食べました。
速攻でとけちゃうくらい濃い!うまい!これはうまいよ!
なんですが、やっぱり遣唐使ふるさと館ではランチがとれず。こう、周辺にあまりお店がなくてかつランチをうりにしている道の駅が、早じまいとかしちゃダメだと思うんですよ。僕らと同じく途方に暮れている人達がどんどん入ってくるわけです。そりゃ、いかんよ。
ということで、遣唐使ふるさと館は食事の対応に関して改善されることを希望します。
軽食弁天
で、僕らがどうしたかというと、地元の人に聞きまして、遣唐使ふるさと館から車で8分くらい行ったところにある軽食屋に向かいました。不定休みたいだったので不安でしたが、やっていてラッキー。名前は「軽食 弁天」。
せっかくなので五島うどんを食べます。
おおー。これで500円。やっすい。
店の前はすぐ海。いいシチュエーションです。気温も暖かくて快適なり。
お店はこんな感じ。1年中やってる海の家みたいですね。隣は釣具店でした。
いやあ、助かった。遣唐使ふるさと館でふられた人は、ぜひこちら、軽食弁天に来ましょう。
ちなみにこれがお店の正面の海の様子。一片の汚れ無し。
ふと空を見れば秋の空。
して、そんな空の下には…
下には…
こりゃー…まずいわ…。
泳ぎたい。OYOGITAI!!!
もちろん泳いでいる人はいません。だって10月だもの。
こんな色でいいんですか…。
この展望台は魚藍観音(ぎょらんかんのん)という所です。
反対側の入り江もまあ奇麗なこと。この島に住んでいたら、間違いなく海の基準が贅沢すぎることになっているはず。
この海で、この天気で、泳がないとか罪だよ。
はい、次は夏に来たいですね。それにしてもキレイすぎでしょ。なんなの。
悔しいので下に下りてみました。
いちおう海辺まで行こうかね。
あーもう何にも考えずに泳いでしまいたかった。この服のままで。
こうやって撮ったら、まるで真夏なのに。でもビーチに人はいない。
いやあ、ほんと日本でもまだ有るところにはあるんですねえ。まさか砂浜海岸で、ここまでキレイなところがあるなんてなあ。
荒川温泉足湯
さて、海岸に後ろ髪を引かれつつ次のスポットへ。なかなかの山道を抜けると、荒川温泉に到着しました。
して、これが足湯。バス亭にある足湯。なんとも立派な設備です。
近所のお子様やおばさま方と。
なかなか熱めのお湯で、ちょっと疲れはじめていた僕にはかなり効きました。というか、まさかここで15分も滞在しちゃうとは思わなかった。さらっと流そうと思っていたのになあ。なんかあれだね、足湯って近所の井戸端会議所になってて、なんかいいね。これから旅行の時は足湯に積極的に寄ろうと思いました。
サンキュー足湯。
大宝寺
お次に訪れましたのは、集落の中にたたずむお寺、大宝寺。なんと「西の高野山」と呼ばれる、重要なお寺であります。
門の脇にはこのコンビ。
して、この鐘は1300年代に作られたという歴史あるもの。長崎の文化財です。
さらにここは、五島の八十八カ所巡りのゴールでもあります。やっぱり重要なスポットなんですねえ。
井持浦教会
少しずつ日も落ちてきた中、訪れたのは井持浦教会。
なんともゴージャスな作りです。
か、かっこいい…。すごいかっこいい。
このマークもいいですね。何を表しているんだろう?
ちなみにこちらの教会、「ルルド」というものが備わっていまして、井持浦ルルドとも呼ばれます。ルルドとはすなわち、聖母マリアさまが出現したと言い伝えられる「ルルドの泉」を模した水場のことです。日本で最古のルルドらしく、かなり有名なようですね。こちらがそのルルド。奥の岩場で水が湧いています。
かっこいいかっこいい思ってたら、空までカッコ良くなった。
ちなみに17時で見学は終了なので、島をぐるっと1周回ろうと思っている人は気をつけてください。福江の港から色々と寄り道しつつ来ると、だいたいここで17時です。
大瀬崎灯台
さて、2日目の旅も佳境に。最後のスポットになったのは、映画「悪人」のロケ地としても有名な、大瀬崎灯台です。
到着した瞬間からこの神々しさ。今回は灯台の元まで行かず、展望台から景色として眺めます。
夕暮れ時は刻一刻と表情が変わっていきます。紅く染まったかと思えば、次の瞬間には黄金色に。目が離せません。
しかも絶妙な雲の配置にて、こんなに大きなエンジェルラダー(天使の梯子)が…。
実は反対側も絶景です。
写真を撮りに来る人が次々と。
よーく見ると、灯台の下にも人がいます。実は展望台から30分ほど山道を歩くと到着するそうです。
とにかく岬と海と夕陽のバランスが最高です。
残念ながら雲の関係で夕陽はここまででしたが、素晴らしい絶景を目の当たりにすることができました。
充電しないと帰れない
大瀬崎灯台に立ち寄ったら、あとは港に戻るだけ!なのですが、車の充電が50%ほどと心許ない状況に。とりあえず充電をするため、井持浦教会の正面にある玉之浦カントリーパークにて充電を行います。
休息充電は、だいたい80%まで20分です。もしかしたら、どこから充電しても20分で80%になるのかも。
カントリーパークでは先客あり。これ、2台ぶん(ここでの充電器の台数)埋まってたら当然待つことになります。電気自動車が普及してきたら、充電スポットの整備が急務ですね。
と、こんな感じで2日目も終了。3日目…を書くと長すぎるので、なんとなんと、もう1記事行っちゃいます。というか、あと2記事くらい必要かも。
では、また続きにて。
参考リンク
>五島列島福江島を電気自動車でぐるりと1周(前編)日本でもここでしか見られない空 #長崎しまレポーター | エアロプレイン – 雑学ブログメディア
>パンの家ボンジュール – 五島市その他/パン [食べログ]
>海水浴場