盆栽美術館が本当に楽しいところだと声を大にしてアピールしておく #saitama
盆栽美術館がおもいのほか苦戦しているようなのですが、こんなに安くて楽しい美術館もないだろう!?と思ってはばからないので、フォトレポート!今回は特別に取材ということで撮影の許可をいただきました。
写真を撮らせて欲しいね
さきに書いておきますが、盆栽美術館の残念なところは、この素晴らしい被写体たる盆栽の写真を(一部を除いて)撮影できないこと。日によって変わる盆栽の表情は、写真と相性抜群だと思うんですよね。せめて、月に1度でも撮影可能な日があれば…。ということで、それは美術館側のスタッフに強く訴えかけておきました。もちろん無用なトラブル(写真に夢中になり、盆栽にぶつかってしまうなど)を防ぐ意味はあるかと思いますが、ぜひ、ね。
だからがんばって撮ってきたよ
でもそんなこと言ったって、撮った写真が…じゃ説得力ないですよね。だから、拙い腕ではありますが、一生懸命撮影してきました。盆栽美術館の素晴らしさを伝えるひとつの方法として、どうでしょうか。
入り口~ギャラリー
花梨 Karin (Chinese Quince) – 盆栽美術館 – bonsai museum
入り口のこの盆栽は自由に撮影できます。たしか日替わりか、週替わりです。
花梨 Karin (Chinese Quince) – 盆栽美術館 – bonsai museum
花梨 Karin (Chinese Quince) – 盆栽美術館 – bonsai museum
この屋内から見る庭も大好きです。
盆栽美術館 – bonsai museum
以下、ギャラリーです。
皐月(大盃) Satsuki Azalea – 盆栽美術館 – bonsai museum
赤松 Red Pine – 盆栽美術館 – bonsai museum
赤松 Red Pine – 盆栽美術館 – bonsai museum
これ、龍にしか見えないんですけど…カッコ良すぎる。この日は盆栽愛好家協会の作品展をやっていまして、この盆栽はその作品のひとつです。
赤松 Red Pine – 盆栽美術館 – bonsai museum
真柏 Shimpaku (Japanese Juniper) – 盆栽美術館 – bonsai museum
真柏 Shimpaku (Japanese Juniper) – 盆栽美術館 – bonsai museum
真柏はこの白い「シャリ」と呼ばれる部分が特徴的です。自然の厳しい場所に自生していることが多く、とても希少だそうです。
ギャラリー途中の小窓から庭を。
五葉松 Goyo-matsu (Japanese Five Needle Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
この五葉松、もう完璧だとしか思えないんですけど。
五葉松 Goyo-matsu (Japanese Five Needle Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
五葉松 Goyo-matsu (Japanese Five Needle Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
ほれぼれしてしまう。
こまゆみ ko-mayumi (Spindle tree) – 盆栽美術館 – bonsai museum
斜め下に向かって。倒れないようにするため、鉢が大型になるのだとか。
この盆栽の名前をチェックし忘れたんです。残念。見事ですよね。
長寿梅 – Choju-bai (Mauls quince) – 盆栽美術館 – bonsai museum
長寿梅 – Choju-bai (Mauls quince) – 盆栽美術館 – bonsai museum
床の間にあるこの美学。
屋内でも、屋外でも美しい。それが盆栽。
さて、屋内のギャラリーはここまで。ここからは盆栽庭園を自由に巡ります。
素晴らしい庭園
これも先に言ってしまいますが、電柱や民家が見えなくなれば本当に最高です。これは追々対策されるものだと信じています。
(日当たりが悪いのもまた問題ですからね)
蝦夷松 Yezo-matsu (Yezo Spruce) – 盆栽美術館 – bonsai museum
もう完璧な「林のミニチュア」。
山もみじ Yamamomiji (Japanese Maple) – 盆栽美術館 – bonsai museum
杉 Sugi (Japanese Cedar)- 盆栽美術館 – bonsai museum
楓 Kaede (Trident Maple) – 盆栽美術館 – bonsai museum
五葉松 Goyo-matsu (Japanese Five Needle Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
同じ五葉松でもバリエーションがあります。1つとして同じ鉢はありません。
力強い。この堂々と立つ感じが染みます。
姫しゃら Himeshara (Stewartia) – 盆栽美術館 – bonsai museum
黒松 Kuro-matsu (Black Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
いちょう Icho (Gingko) – 盆栽美術館 – bonsai museum
いちょう Icho (Gingko) – 盆栽美術館 – bonsai museum
こうやって寄ってやると、もう盆栽だか大木なんだかわかりません。小さく見えるんだけど、実は大きくもある。見る人によって姿を変える盆栽は、宇宙なのかもしれません。
さりげなく飾ってあっただけなのに、美しすぎる。
いわしで Iwashide (Korean Hornbeam) – 盆栽美術館 – bonsai museum
いわしで Iwashide (Korean Hornbeam) – 盆栽美術館 – bonsai museum
このサイズでここまで力強いことが不思議でなりません。
そして盆栽美術館でも最重要盆栽のひとつである、青龍。
いつまででも見ていられます。
僕はこれですでに4度目の訪問ですが、青龍には何度でも惹かれますね。
初雪かずら Hatsuyukikazura – 盆栽美術館 – bonsai museum
こういったカラフルな盆栽も良いものです。
山もみじ Yamamomiji (Japanese Maple) – 盆栽美術館 – bonsai museum
あと1カ月ほどしたら見ごろを迎えそうです。盆栽で紅葉見物も乙なものですよ。
錦木 Nishikigi (Spindle Tree) – 盆栽美術館 – bonsai museum
なんとなく、海岸地域に生えていたんでは無いかと思ってしまいます。それほど、海岸にあった松に似て見えました。
赤松 Akamatsu (Red Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
赤松 Akamatsu (Red Pine) – 盆栽美術館 – bonsai museum
盆栽は枯れたものですが強く「生」を感じる作品でもあります。というか、生きている芸術品って思いのほか少ないですよね。
自分が小人になったかのよう。
美男かずら Binankazura – 盆栽美術館 – bonsai museum
美男かずら Binankazura – 盆栽美術館 – bonsai museum
わかりにくいかもしれませんが、すでに幹が一周して円を描いています。いったいどういった環境に育ったらこうなるのだろう。
今度は滝のように流れます。
銘の通り、うずを巻いています。どんな理由でこの形になったのか、鉢ごとに盆栽と話がしてみたい。
寒桜 Kanzakura (Cherry) – 盆栽美術館 – bonsai museum
この銘の付け方がとても好きでした。なんでだろう。ほんとに静寂を感じます。
このもみじはもう少しで見ごろですね。力強く、紅葉するもみじ。言い忘れましたが、美術館の入館料はたった300円です。
欅 Keyaki (Japanese Zelkova) – 盆栽美術館 – bonsai museum
欅 Keyaki (Japanese Zelkova) – 盆栽美術館 – bonsai museum
欅 Keyaki (Japanese Zelkova) – 盆栽美術館 – bonsai museum
盆栽の力強さって本当に不思議です。もちろん手をかけているのだとは思います。でも、本当に不思議です。
この欅から目が離せませんで、たくさんシャッターを切ってしまいました。
こんな素晴らしい美術館、秘密にしておくにはもったいなさすぎます。
どうでしたでしょうか?
僕の写真の腕がまったく盆栽の魅力においついていませんが、雰囲気だけでも感じ取っていただければ幸いです。
何度も言いますが、この美術館がたったの300円。信じられません。盆栽は「育てる」趣味でもありますが、立派に「鑑賞する趣味」としても成立しています。これから秋の紅葉する盆栽が楽しめる時期です。ぜひ、さいたま市の盆栽美術館に来てください!
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