うなぎ浜名@浦和 「鰻を食べたな」と実感する店 #saitama
久々に「お、これはタレじゃなくて鰻を食べた気にさせる店だな!」と思った鰻やがあったので、ご紹介。三島出身、さいたま市在住ということでかなり(常に月1くらい)うなぎを食べている僕ですが、ここはかなりの高評価。
そのお店は浦和にある 「うなぎ浜名」 というお店です。
小さいお店なので予約必須。
この浜名、非常に小さいお店でして、店内には20人もはいればいっぱいです。僕らも「予約した方がいいのかな?」と悩みつつ16時頃に電話して席を確保したのですが、これが正解でした。
お店に着いたのは18時より前でしたが、気がつけばあれよあれよと予約客で満席に。途中からは来店された方を断らなければならない状況で、これは予約必須の店に思えます。
「焼き上がるまでお時間いただきます」
さて、そんな浜名は「ちゃんと」うなぎを待つ店です。だいたい30分くらいかな。そもそも丁寧な仕事をするお店は、よっぽどでは無い限り、これくらい待つでしょう。せめて20分くらい。だから良さそうなお店に行って10分くらいで出てきたりするとガッカリするんですよね。そんなわけで、「お時間いただきますよ」と言われた時は逆に嬉しかったですね。もういくらでも待つから、良いもの食べさせてくださいよ!ってね。
肝焼きで待つ
ですが、実際にはこの空腹の状況を(大変おいしい)お茶だけで待つのも辛いものです。そこで、1人2本までという肝の串焼きを頼みます。
この串焼きが、ちゃんと苦みのあるタイプで非常によろしい。ああ、日本酒飲みたいなあ…としみじみ感じる1本です。さっと七味をかけて食べるとなおよろしい。ちなみに日本酒は〆張鶴や田酒、南部美人などがありましたよ。
うなぎ、来る
そうこうしていると、調理場からはなんとも食欲をそそる匂いと音が。ああ、焼けてる。焼けてるよ僕のうなぎ…。そして響くジャーの開閉音。間違いなく、来ます。ヤツが来ます。そう、鰻重です。
ぬおおお〜。
こちらの鰻重は肝吸いとお新香付き。大を頼むと鰻が1列増えます。この写真は大ね。普通のサイズはうなぎが2列です。
このうなぎがね、良い仕事されてるんですよ。
まずうなぎそのものは大井川の「共水うなぎ」という高級養殖鰻らしいのですが、とても味がいいんです。甘いんですよ。臭みはほぼゼロ、脂もくどくないタイプで、良い味がするんですわ〜。余談ですが全国でも30店舗程度でしか食べられないそうです。板東太郎あたりが有名ですけど、この共水うなぎのほうが僕は好き。店主の蒸し、焼きもほぼ完璧で、軽い食感が「つぎ、つぎ…」と口へ運ぶスピードを加速させます。
タレは首都圏に多い辛いタイプでは無く、ほんのり甘い薄口タイプ(のような気がする)。なんとなく三島で食べていた味に近いかも?みたいな印象を得ました。とにかく上品。タレの味で食べさせるというよりも、うなぎの味で食べさせるお店ですね。自信があるのでしょう、お品書きにも「うなぎとご飯を別々に提供することも可能です」とありました。白焼きが人気、というのもうなずけます。いい、いいお店だよ浜名…。
あっ、ご飯も最上級のコシヒカリをかために炊いていて完璧なコンディションで出てきます。これもいいね。点数高いです。
というわけで、気がつけば鰻重(大)もサクッと完食。ごちそうさまでした。
少しだけ高いけど、それでも行く価値のある店
浜名のうなぎはちょっとだけ高くて、
- うな重・うな丼(容器が違うだけ) 2850円
- うな重(大) 4200円
とそこそこ良い値段がします。でもこの上品なうなぎを食べに来る価値はありますね。浦和のうなぎの食べログで最上位、というのは伊達じゃあなかったです。お店も禁煙で好印象。うなぎ店って、小さい割に喫煙可で厳しいこと多いんだよなあ。
場所はロイヤルパインズホテルのすぐ近く。もし浦和でうなぎを食べてみたい!という時には、1つの選択肢として間違いないでしょう。浦和うなぎの底力を見たような気がしました。
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