エアロプレイン10年史(2)…どうしてはじまった?

2010/09/0410周年企画aeroplane,airoplane,anniversary,Readme,TECHSIDE,エアロ

まだまだはじまらないエアロプレイン。衝撃的なてっく氏との出会いとは!?

てっくはそこにいた

当時の僕はアングラサイトから2ちゃんねるなどの掲示板をROMる(ROM=Read Only Member)ことが専門のネットジャンキーでした。まだ2ちゃんねるがはじまったばかりのネット界では、アングラな話題や面白いニュースなどがそこらじゅうに散らばっており、それらを探し当てるだけでも一苦労…という状況。そんな中、個人ホームページランキングサイト「Readme」で名を馳せていたのが「TECHSIDE」でした。当時のTECHSIDEではマイクロソフトのゲイツ様ネタやプレイステーション系の話題が豊富でしたが、それ以上に管理人「てっく」氏の軽妙な語り口調が絶妙で、僕は知らず知らずのうちに購読をするようになっていたのです。1日に何度も更新されるスタイルも斬新で良かったように思えます。

そんなことをしていたある日、僕は大学の学術情報センターのバイトに出かけます。そして同僚のPC画面を見ると…ちょうど「TECHSIDE」が映っているではないですか。あれ、彼も好きなのかな?と思っていたところ、その同僚の友達がやってきて「おまえのホームページ、Readmeで3位だろ?」みたいな話をしてるわけです。

え?

つまり、同じバイトをしていた彼こそが、「TECHSIDE」の「てっく」氏であったのでした。

出会いと始まり

「TECHSIDE」の「てっく」氏が同僚だと知った僕は、サイト運営に関する色々な話を聞きました。するとわかったんです。どうやら、インターネット上の情報をまとめてホームページを作る、つまりニュースサイトを作ることは非常に楽しいと。しかもまだネットバブルがはじける前だった当時、そこそこは儲かりそうです。それまでホームページといえば日記的なものしかやっていなかった僕にとって、この気づきは衝撃的でした。ああいったサイトは特殊な人や古参の人でなければ出来ないと思っていましたが、今まで様々な情報をネットから集めていた僕にも出来そうだったわけです。

そこではじめたのがこのサイト、「エアロプレイン」でした。ちなみに当時は「airoplane.net」が正式名称でした。ドメインもこの文字列ですね。

airoplane の由来

サイトの名称の話を少しだけすると、当時大学でバンドのサークルに入っていた僕は、劣チリやRAtM(Rage Against the Machine)といったファンク系の曲をとても好んで聞いていて、中でもレッチリの「aeroplane(エアロプレイン)」という曲がとても好きでした。そこでこの「aeroplane」というドメインをとろうとしたのですが、そこはメジャーな英単語ですから、comもnetも押さえられていたのです。うーん困った、エアロプレインは無理かな…と思った僕がひらいめいたのが、「そうだ、造語でいいじゃないか」ということでした。造語なら後々ドメイン紛争の問題に巻き込まれることもなさそうですし、何よりオリジナリティが出せそうです。そうして考え出されたのが、エアに” O “ を足した「air o」と元々の「plane」を混ぜて作り出された「airolane」だったのです。ちょうど .net のドメインが取得できたこともあり、晴れてこのドメインでのサイト運営を開始することとなりました。これがちょうど9月上旬のことです。

その後、デザインやコンテンツをある程度埋め、更新フローを作成してサイトをオープンさせたのが記念すべき2000年の9月9日であったのでした。

airoplane.net 20010303

(つづく)


著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。