東京から1時間半で楽しめる究極のイチゴ狩り

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先週末の飛び石連休を利用して、車で1時間半かけて山梨の「グルメいちご館 前田」までイチゴ狩りに行ってきました。高校の通学路に伊豆の有名イチゴ狩りどころ「 江間いちご狩りセンター」があったこともあり、イチゴには若干うるさい僕ですが、この「 グルメいちご館 前田」さんのイチゴには唸らされました。そんな一味違うイチゴ狩りを楽しめる「グルメいちご館 前田」さんをご紹介。

グルメいちご館前田が凄いところとは?

通常とは一味違ったイチゴ狩りが楽しめる施設こそ、「グルメいちご館 前田」です。ハウスに入ってまず驚かされるのが、その広さと屋根の高さ。

どこまでもイチゴ株

どこまでもイチゴです。

どこまでもどこまでもイチゴ株

どこまでも、どこまでもイチゴです。

その「グルメいちご館 前田」のイチゴ狩りが通常とは違う4点は次の通り。

  1. 制限時間が無い
  2. 食べ放題よりも食べ比べに重点が置かれている
  3. スタンディングのままでイチゴを狩ることができる
  4. 伝説のイチゴ『ももいちご』が食べられる

加えてイチゴにも次のような特徴が!

  • 練乳やミルクが無いほうが楽しめる濃厚な甘み
  • エグみ(青臭さ)が皆無かつ爽やかな酸味
  • ハウスの外まで香ってくる圧倒的なイチゴの香り

ちなみに同イチゴ狩りで食べられるイチゴは「章姫」「紅ほっぺ」「かなみひめ」「あかしゃのみつこ」「アスカルビー」に「ももいちご」を加えた6種類。まさに食べ比べなのです。

ではそれぞれの特徴を簡単に説明しましょう。

制限時間が無い

通常のイチゴ狩りといえば「30分食べ放題」などのように、時間が制限されていることがほとんど。これはイチゴ狩り施設が大人数をこなすための戦略なわけですが、イチゴ狩りに慣れていなかったり、小さい子供がいたりする人にとってはマイナス以外のなにものでもありません。同行者とゆっくり話す時間さえも取れません。「グルメいちご館 前田」ではこの時間制限がありません。ゆっくり写真を撮って、ゆっくりみんなでワイワイ楽しみながらイチゴ狩りを楽しむことができるのです。

この驚きの制度について館長に聞けば、「人数を限っているので、損益ギリギリだね」とのこと。うう、ありがとうございます…。

食べ比べに重点が置かれている

実は「グルメいちご館 前田」を選んだ最大の理由にこの食べ比べができる点があったのですが、同イチゴ狩りでは同じゾーンに4つのイチゴを共存させることで、一気に4種類のイチゴ(「紅ほっぺ」「かなみひめ」「あかしゃのみつこ」「アスカルビー」)を楽しむことができます。例えば酸味と甘みのバランスが心地よい「かなみひめ」を食べた後に酸味の少ない「アスカルビー」を食べると、同じイチゴでもここまで味が違うのか…!と驚きを感じます。

都内のホテルなどで行っているイチゴの食べ放題では、あっても2種類が良いところですし、イチゴ狩りでも1箇所で4種類を食べられる場所は稀。この4種類の食べ比べ、イチゴ狩り人生の中で1度は経験しておいたほうがよいでしょう。

スタンディングのまま刈ることができる

これはビックリ、ここのイチゴは腰の高さのポッドに植えられており、イチゴが土について汚れることも無いですし、かがんで腰を痛めることもありません。当然車椅子の人もイチゴ狩りを楽しむことができるわけで、バリアフリーの一貫にもなっているようです。車で1時間半ぶっ通しで運転してイチゴ狩りに挑みましたが、腰が痛くなることは全くありませんでしたよ。運転手にとっても嬉しいシステムですね。

伝説のイチゴ『ももいちご』が食べられる

1箱が1万円することもあるという、伝説のイチゴ「ももいちご(あかねっ娘)」が食べられることもこちらのイチゴ狩りの特徴です。さすがに食べ放題!というわけには行きませんが、下手をしたら一生の中で1度もお目にかからない可能性もあるわけで、とても貴重な体験ができると言えるでしょう。当然ながら僕も初めて食べました。

ももいちご

手のひらと比べてみても相当な大きさです。

狩ることのできるイチゴたち

「ももいちご」以外の5種類のイチゴは次の通りです。

八分目までの章姫

どこまでも章姫

どこまでも続く章姫。

かわいい章姫もいますよ

かわいい章姫もいます。

まず最初に案内されるのは、どこまでも章姫がなっている「章姫ゾーン」。与えられたゾーンの中で、赤く食べ頃な章姫を食べつくすか、腹八分目になるかすると次の食べ比べゾーンに進むことができます。館長いわく、章姫で腹八分目くらいにしておくのがポイントだとか。

食べ比べゾーンの4種類

紅ほっぺ

紅ほっぺ

酸味と甘みが心地よい紅ほっぺ。表面が非常にやわらかいため、そっとつかんで食べるのがコツですね。それにしてもここのイチゴは驚くほど香り高い。木の実だと再認させられます。

かなみひめ

かなみひめ

酸味が少なくほどよく甘い。そして何より果肉が超ジューシーです。僕は今回はじめて食べたこの「かなみひめ」に惚れ込みました。ある人が個人で「とちおとめ」と「章姫」をかけあわせて開発した品種らしいのですが、とにかくうまい。今年のイチゴ狩りで最大の発見です。もちろん食い尽くしました。

あかしゃのみつこ

あかしゃのみつこ

これも今回はじめてたべました。酸味と甘みのバランスが良く、後を引く感じです。館長によれば、栽培が非常に難しいとのこと。食べたときの食感も適度な歯ごたえでとても良かった気がします。

アスカルビー

アスカルビー

この品種もとてもジューシーなことで有名ですね。さらにこの施設で育てられているものは香りが凄かったです。果実感といいますか、花っぽさといいますか…とにかく今まで食べたことのあるアスカルビーとは1味違うものでしたねえ。

と、いうわけで

あまりに「グルメいちご館 前田」が良かったので大フューチャーしてみましたが、いかがだったでしょうか。館長とお話もしたのですが、とってもイチゴ栽培というか農業に熱い方で、農家の孫としてちょっと感じる部分がありました。イチゴにかける情熱もものスゴイものがありましたよ。悩みと言えば「5月になると暑いと思って人が来なくなってしまう」ということだそう。こちらのハウスは非常に屋根が高いので、5月でもあまり暑くなることなくイチゴを楽しめるそうです。ちなみに月末〜来月あたりが最もイチゴが甘いのでは、ともおっしゃってました。うーん、アレ以上甘くなるなんて信じられん…。

今年は厳冬+原油高のせいで、なかなか厳しい状況だとのこと。もしお時間あれば、電話予約をしてイチゴ狩りにチャレンジしてみてください。5月になれば値段も安くなるみたいですよ!なんかまわし者みたいですけど(笑)ほんとうにここは良かったです。

グルメいちご館 前田 入り口

予約状況が確認できる 館長ブログもよろしく!だって。

イチゴ狩り参考リンク