線を引く。シールを貼る。プログラミングを「いつもの遊び」から学べるロボット「オゾボット」

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いまどきの小学生にやらせたいことといえば、プログラミング学習ですよね。なんていうと、ほとんどの方は「パソコンで」「謎の構文を打って」「アプリみたいなものができる」みたいなイメージを浮かべるかもしれませんが、それ、ちょっと違います。

いま、世の中にはいつもの遊びの延長上でプログラミングを学べるツールがたくさん在ります。我が家でもいろいろと試している中で、サンプルをご提供いただいてた学習教材「オゾボット」への子供のはまり方がいい感じだったので、ご紹介します。

オゾボットはプログラミングを学ぶ「教育プログラム+ロボット」

オゾボットという名前を初めて聞く、という方も少なくはないと思いますので、簡単に説明しておくと、これは小型のロボットを使ったプログラミングを学ぶための教育プログラムです。小型ロボットはシンプルだけど奥深い挙動が可能な仕様になっているので、いかにして命令を出し、組み合わせ、課題を解決していくか等を学ぶことが目的になっています。

なんて書くともの凄く難しそうなんですが、実際には小学校1年生でもハマるくらいにシンプルで楽しいものでした。ちなみに、我が家はプログラミング教育を重点課題だと思っているので、いろいろ試してみているのですが、中でも良い感じなのは「レゴ」とこの「オゾボット」の2つです。

世界最小のプログラミング学習ロボットらしい

とはいえ、レゴはどうしてもレゴ本来の遊び側に偏りがちなことと、小学校1年生にはちょっとだけ難しいこと、さらにタブレットが絶対に必要ということがありまして、継続性や応用性はひとまずオゾボット側に軍配があがる感じです。将来的にはわかりませんけどね。

ちなみにですが、子供が興味を示すまでの速度はレゴのほうが速かったです。そりゃ普段からレゴには触れてますからね。なんで、オゾボットは仕組みなどをプレゼンしてあげて、興味を持つまで待ちました。導入タイミングは各家庭によってマチマチだとは思いますが、うちは小1の夏(年齢的には6.5歳くらい)でしたね。

オゾボット入門編はこんな感じ

ということでオゾボットです。送られてきたキットを開封すると、かわいい半円状のロボットが入っています。遠い記憶を辿ると、研究所時代にロボット掃除機のアルゴリズム研究をしていた先輩が使ってたロボットに近い感じ。

この小さなロボットは底面にセンサーをもっていまして、そのセンサーで読み取った情報を元に動作を決定、実行するタイプのものです。例えばですが、スタート位置からゴールにまで黒い線を引けばその上を走りますし、加速や減速の指示シールをその途中に貼っておけば、読み取る度に加減速をします。読み取った内容に応じてロボットのLEDの色も変わるなど、いわゆる「遊びながらプログラミングを学ぶ」という目的には絶好のガジェットと言えそうですね。

学習の流れもよくできていて、まずはロボットの起動と簡単な挙動を学ぶチュートリアル動画を、タブレットもしくはスマホなどで見ます。この動画が短い上に要点だけを伝えるものになっていて、これくらいなら「ロボットが目の前にあってうずうずしている」状態でも我慢して見られるな、という感じでした。というか、動画で見られるのはやっぱりいいですね。他社は教材が紙だけというパターンも多い中で、動画をしっかり作って教材に仕上げているのは、やっぱり強いですよ。

チュートリアル画像をタブレットで見る息子

レベルを上げていくうちに勝手に応用まで習得

そんなこんなではじまったオゾボットのプログラミング教育ですが、気がつけば大人がアドバイスをしなくても6歳の子供だけでスイスイすすめることができまして、気がつけば勝手に応用的な考え方にも突入していました。そう、自分で画用紙を出して、自分でルール通りに線を引いて、そこをロボットに走らせていたんです。これって、ロボットにどんなルールで命令を与えたら、どうなるかということが理解できてないとできないことですし、何より子供自身が「これだったらどうなるかな?」と検証目線で色々と試していたことが素晴らしいなと思いました。

トライアンドエラーがお手軽で小1でも試しやすい

僕は10歳くらいで初めてプログラムをした覚えがありますが、やっぱり「これはできるかな」「こうするとどうかな」という、トライアンドエラーがものすごく楽しかったことを覚えています。でも、本物のプログラミングだと、失敗ならエラーが出て終わりですし、その失敗の原因を探すのは、並大抵のことではありませんでした。

でもオゾボットなら、実際のロボットが目の前にいますし、基本的なルールはシンプルなものに限られていますから、失敗の検証もものすごくスムーズなんですよ。これ、率直に「ものすごくよくできてる」と思います。

自学まで進んでしまったオゾボット、おすすめです

ということで、最終的には自分で線を引いてオゾボットを走らせたり、命令用のシールをうまく配置して、面白い動きをさせたりと、いわゆるプログラミング的なことをごく自然にやっていました。

教材どおり進めるだけでも十分なのを補足しておきます

ということで、オゾボットをオススメしたいのですが、我が家が子供にインタラクションして、興味を持つまで待って、使ってこの記事を書くまでのサイクルのうちに、生産について紆余曲折あったようです…良い方の続報を待つばかりです。

オゾボット公式サイト

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。