新型iRobot HOMEアプリでルンバが「報連相」を獲得。生活はどう変わる? #アイロボットファンプログラム
今回、アイロボットファンプログラムにて最新のルンバi7+をお借りしています。これまでのルンバ960では受けられなかった新型iRobot HOMEアプリの恩恵をぞんぶんに受けられる新型は、さすがに快適!
今回はこの快適さがどう生活を変えてくれるのかにフォーカスを当ててみたいと思います。
そもそもルンバが来るとどうなるの?
そもそもですが、ルンバが家庭に来ると、生活はどう変わるのでしょうか。
我が家では、2年ほど前よりルンバ960という当時の上位モデルを使っていて、基本的に定期的な掃除はこのルンバが担当するということで、人の労力を減らしています。
実際ルンバが掃除をするのはリビング、寝室(和室)、廊下、倉庫的な部屋という状況なのですが、ルンバのスタート地点から最も遠い廊下の果てまで、扉さえ開いていれば、探索しながら全ての床を掃除してくれます。ルンバって本体が丸いので角とか掃除できなさそうな先入観があるんですが、ブラシがよくできてて、気になる汚れが残ったことはほぼありません。
我が家の場合、当初こそ床に子供のおもちゃなどが転がっていて、ルンバ運用に支障を来しそうな雰囲気もあったのですが、子供がルンバの活動を理解した結果、今ではルンバ掃除の前におもちゃを片付けてくれる(注:自主的なのは5割くらい)というようになりました。もちろん親も床にものを置かないようになりますので、結果としてルンバが掃除をしにきてくれる=家族みんなで床を片付ける、というスタイルが定着しました。
余談ですが、テーブルの下を掃除するためイスも上げていて、その際にイスの足も掃除するようになったので、イスそのものもキレイに保たれるようになりました。
ルンバはいつかけるの?
ルンバをかけるタイミングとしては、外出前が多いので、週末の買い出しや公園へのおでかけ前に床を片付け、ルンバを起動してから出かけることが多いですね。こうすると、外出中に掃除が終わっていて、帰ってくるとどことなく部屋の空気もすっきりしたものがあり、清々しい気持ちを得られます。子供はお出かけから帰宅すると疲れて床で寝ちゃうときもあるんですが、ルンバ後ならきれいで安心ですね。
ちなみに当初は3歳だった子供がルンバを怖がってしまい、和解するまでには1ヶ月くらいかかりました。そもそも子供がいるときはルンバを起動できなかったのです。今では仲良しなんですけどね。
アプリはどう使うの?
従来のiRobot HOMEアプリでは、ルンバの遠隔ON/OFF、ルンバからのメンテやヘルプのフィードバック受信、ルンバ操作のスケジューリング、さらには掃除マップの提供などが主な機能として提供されていました。最も使っていたのは当然ながらルンバのON/OFFで、外出が伸びる際には「もう1回かけちゃおうかな〜」と1日2回目・3回目のルンバをかけたりしたこともあります。
アプリ経由でルンバからヘルプが届くと(車輪が段差に落ちたり、何かに引っかかったりと異常を検知するとアプリで知らせてくる)、はやく助けに行きたくてそわそわしたり。そうなんです、ルンバってアプリ経由でコミュニケーションが取れるロボットなんですよね。
ちなみに在宅勤務になる前は、出勤時にルンバをかけることもあったんですが、いまはリビングで仕事をすることも多いため、最近は週末にルンバを稼働させることが輪をかけて多いです。
そんな状況でお借りしたのが、新型ルンバのi7+。いったいどんな違いがあるのでしょうか?
新型iRobot HOMEアプリとルンバi7+がもたらしたもの
さてさて、そんなわけで9月上旬に届きましたのがこちら、ルンバi7+です。
ルンバ960との違いは、新しいiRobot HOMEアプリの新機能に対応していることもありますが、なにより、クリーンベース付属ということでしょう。クリーンベースはルンバ専用の掃除機兼充電器みたいなもので、ルンバがクリーンベースに戻る度に、ルンバの中のゴミをクリーンベースの掃除機が吸い上げます。こうすることで、ルンバのダストケースの中身はつねに空っぽで、短期的なゴミ捨ての煩わしさから解放されるわけですね。
ちなみにクリーンベースはゴミパック方式で、パックが満杯になったらゴミを捨てろというサインが出されます。パックを外すと自動的にパックにフタがされる仕組みなので、せっかくルンバをかけたのに、ゴミを捨てる際にこぼしてしまった…みたいな悲劇が起きません。これ、地味にあるんですよね…。
ということで、ルンバの底面は以前よりもスッキリしました。ゴミを捨てるために外す部分が減ったということで、故障も減るのではないでしょうか。
さっそく稼働させてみると、こころなしか960より動きが俊敏な気が(気のせいかもしれません)。もしくは部屋の探索アルゴリズムが若干異なるのかもしれません。
とはいえ、掃除を無駄なく丁寧にしてくれるのは、960といっしょ。そうそう、ルンバには名前を付けることができるのですが、ルンバリオンという960に対して、i7+は借り物なので「かりもの君」にしました。10月末までの期間限定ですから、情が移らないような名前にしてみたのです。
このかりもの君が…というか、新しいiRobot HOMEアプリがだいぶやばい。かゆいところに手が届きすぎるんですよ。
報告されたマップから掃除場所を相談できる
まずはマップ。ルンバを運用すると勝手にマップを作ってくれるのですが、まずこの制度が960とi7+では大きく違いました。i7+のマップはだいぶ細かいです。この運用中は毎回新たなマップを生み出すのですが、その中でも良い感じに作成出来たマップを登録でき、それをベースに部屋の名前を決め、部屋ごとの掃除の可否から進入禁止エリアの作成などなど、「あーこういうことができればな」と思っていたことがほとんどできちゃうのです。
例えば日によっては子供のおもちゃが片付けきれず、ルンバを諦めた日があったのですが、これからはアプリでその部分を進入禁止にすれば、気にせずルンバがかけられます。
また、在宅勤務によってリビングを仕事で使っているため、平日にルンバを稼働しにくかったのですが、リビング以外の掃除を指定できるようになったことによって、それも可能となりました。
とりあえずマップを適当な名前で登録して、適当に区切ることで部屋を仮想的に分けることもできました。以下のマップでは、ふすまによって地続きのリビング・ダイニングと寝室を、点線で区切って3部屋(ダイニング・ファミリールーム・ベッドルーム)扱いにしています。
この時、たとえば廊下だけを掃除させることも可能です。これは実際にやってみるとだいぶ便利。扉さえ開けておけば、ルンバがクリーンベースから旅立ち、リビング(上記地図上のダイニングとファミリールーム)をスルーして廊下を掃除してきてくれます。このスルーではルンバなりに最短経路を計算して移動するよう。なので、そのルートさえ開けていれば、他にはいくらものが置いてあっても大丈夫です。
また、マップには家具の登録もできるので、エレクター型クローゼットの下とか、テーブルの下なんかも掃除場所として指定できます。
なお、掃除指定の際に番号が付いたので「掃除の順番も指定できるのかな?」と期待したのですが、さすがにそこまではできず、単なる掃除箇所数の表示になっているようでした(実はできますよ、ということであれば誰か教えてください)。
余談ですが、クローゼットと名付けられた部屋は5月人形などが置いてある半倉庫の部屋で、そんな部屋であってもギリギリルンバ1台分のスペースを見つけては掃除してきてくれるi7+にちょっと感激しました。
細かく連絡できるようになったルンバ
ルンバの清掃中のフィードバックも細かくなりまして、マップに部屋の名前を付けている場合は、いま何処を掃除しているのかが表示されるようになりました。
とにかく賢い。本当に賢い。かりもの君、ずっと我が家にいてくれないかな…。
マップの上手な作り方
そういえば先に実施されたイベントでは、マップの上手な作り方を教わっていました。いくつか要素があるのですが、扉を全部開けたり、テーブルのイスを上げたりしてルンバの走行できる場所を最大化するのがひとつ。
さらに、真っ暗闇にしないで走行させるのがひとつ。真っ暗の場合、カメラが生きないので、掃除できる空間を見つけられないことがあるそう。
マップの更新のためには「すべて清掃」モードが有効で、この場合行ったことが無い場所や新しい家具があっても、探索しながらマップを作ってくれるとのことでした。
また、マッピングランというマップ生成のためだけのルンバ走行ができるようになりましたので、マップに拘りたい人はこのモードを使うのが良さそうでした。
なお、マップは複数登録できるようです。別のフロアや段差の向こうなどを掃除することがある人には、この新機能は朗報ですね。
のりおのまとめ
このように、新型iRobot HOMEアプリと、ルンバi7+の連携は強力で、モニター後にルンバ960へと戻れるかどうかがだいぶ不安になる完成度でした。
なんというか、i7+との掃除は、きちんとルンバとコミュニケーションして掃除してもらっている、という感覚がすごいんですよね。盲目的に手の届く全てを掃除するのではなく、やる場所、気をつける場所の相談、そして自分が掃除で発見したことの報告、さらには居場所の連絡など、とにかく新しいルンバとアプリは報・連・相が得意なんだな〜と感じちゃいます。
新型アプリと対応したルンバがあることによって、掃除の時間が何かに置き換わるというメリット以上に、新しいロボットとの関係値や、新しい掃除体験が得られるということを強くアピールしたいと思いました。
アイロボットファンプログラム
この記事は、アイロボットファンプログラムのプログラムにて、ルンバi7+をモニターでお借りしつつ執筆しています。
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