都々井@五反田 日本最強クラスの立ち食い寿司がパワーアップして華麗に復活!
五反田のガード下まわりに恐ろしい店が2つある…という話は、前から何度も耳にしていました。ひとつはうどんの「おにやんま」で、もうひとつが「都々井」という立ち食い寿司のお店。
前者の「おにやんま」は初訪問後に相当にはまってしまい、何度も通っては記事にしてきました。が、一方の「都々井」は残念ながら未訪問のうちに立ち退いてしまい、閉店。一時は再開の見込みも立たず…なんて話もありまして、残念な気持ちを抱いたことを覚えています。
そんな「都々井」ですが、その後紆余曲折ありまして、いまは五反田駅徒歩3分くらいの雑居ビルにて営業を再開。その紆余曲折に少しだけからんだこともあり、今回初訪問してきました。
ははぁ…これが「都々井」
「都々井」の場所は通称「五反田ヒルズ」ことリバーライトビルの半地下街。
路面から階段を少しだけ下って入るタイプのあれですね。外観からすると、知らなければなかなか近づきづらい雰囲気があるのも確か。
しかしこのビルには、他にも何店か有名なお店もあるほどで、いまでは夜な夜な美食家が集うという要注目のビルでもあります。「とだか」が最も有名かな?
ということで都々井です。実は今回初ということやクラウドファンディングの関係もあって、ノオトの宮脇さん、家事アドバイザーの矢野さんといっしょに行ってもらいました。あざす!
まずはクラウドファンディングのリターンであるオリジナル湯飲みをゲット。ありがたや。
クラウドファンディングの件についてはこちら。
あの立ち退きから1年。五反田で再オープンした「立喰すし 都々井」をお祝いしたい! – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
続いてこちらもリターンの「おきまり 特上にぎり」をいただきますが、申し訳ないことに魚卵が食べられないため、適当なものに変更してもらうことになりました。そうなんですよ、まだ寿司食べられるようになって10年くらいの若輩者なんで、ダメなネタがありまして。お決まり頼むのはけっこうレアです。
ちなみに単品にぎりは手元の注文用紙に記入して渡すスタイル。1カンから注文できます。実は五反田ガード下時代は2カン単位だったみたいなんで、より利用しやすくなったわけですね。それはありがたい限り。
そうこうしていると、特上にぎり(1,800円相当)が到着!
それぞれネタの名前をいれますとこんな感じ(監修、ノオト宮脇さん→写真だけでネタがわかるくらい常連)。
前述のウニと、実際には子持ち昆布が入るところを真イワシとなっております。余談ですが、ちょっと前まで子持ち昆布を頼んだことがなくて、1度頼んでみたら魚卵だったので泣いたことがあります。
さてさて、まずは鉄火巻きを1ついただきますと…すごい、水っぽくない。立ち食い寿司の鉄火巻きって、ネタが水っぽいことが多いと思うんですが、ここの鉄火巻きはしっとりと甘みに溢れています。噂どおりのおいしさ。
続いてホッキ貝。(活)の名の通り新鮮なネタなので、コリコリ感がたまりません。さらにおとなりのうめいろを。背中に梅のような色が出るのでこの名前ですが、地元の伊豆だと「沖タカベ」とも呼ばれています。レアなため高級魚ですが、レアなだけでなく、味わいも一級品という素晴らしいネタ。まさか立ち食い寿司で出合うと思いませんでした。これは入荷してたら絶対に食べるべき!ちなみに単品だと150円って、それ安すぎでしょ!?
お次にはスライドしてヒラメに行ってみましたが、これがまたじっくりと旨い。このお店はネタ勝負系のものもいいけど、もしかしたら、ひとしごと系のネタも素晴らしい予感。こりゃーお決まりのあと、アレいきますね。
なんてことを考えながらエビ、カニ、イカ、ウニウニと消費しまして、続いて食べたのが真アジだったんですが、うはあこれはうまい。そもそも色が良かったんですよ。ほんのりピンクで。うまいだろうな、うまいだろうな〜って思ってたらやっぱりうまい。青魚がうまい店に悪い店、ないと思うんですよね。当然だけど真イワシもうまい。やばい。鉄火巻きで口の中を整えつつ、真打ちの中トロへ。脂が悪乗りしてない、控えめな中トロで、これはずいぶんと本格的。適当な脂っこさでお茶を濁す中トロが多い中で、この味わいか…大人の中トロじゃないですか。
とまあこれで上にぎりが完了したわけですが、正直、これで1,800円は安すぎるでしょう…大人気、東京…いや日本でも最強クラスの立ち食い寿司と言われる所以がわかりますね。単に安いだけじゃなく、価値ある安さ。恐ろしいお店ですよこれは…。
これは色々試しておかないと後悔しそう…ということで、お好みを追加しまして、活〆しまあじ(200円)、コハダ(180円)、金目鯛(炙り)(200円)を追加します。まずは都々井のシグネチャーとも言われるコハダ。うお…これは…この締め方は絶妙…うまいな。
実は都々井のクラウドファンディングが始まる前に、たままた宮脇さん主催のイベントに登壇したことがありまして、その打ち上げで「都々井のリターンを何にするか」会議をしたんですよね。そこで提案した「コハダ 一生無料パス」を採用してもらいまして、リターンの設定に入れてもらいました。
そんなコハダ。CAMPFIREを見る限り、2名が生涯無料で食べるであろうコハダ。うまいじゃないですか。とにかくひとしごとが上等なんだろうなあ…そんなコハダ。前述の「アレ」ってのはこのコハダのことでした。マストですね。
続いてシマアジ。もちもちとしたうま味がたまらない。そして来ました、僕の最高に好きな魚、金目鯛です。しかも炙っちゃいましたよ。これ、僕がカスタマイズで炙ったんじゃ無くて、標準的な黒板メニューとして(炙り)になってますからね、どれだけ脂のってるのよって話ですよ。たまらんねこれは。
最後にもう少しひとしごとものを食べたいということで、づけまぐろ(120円)を。この照りと縁の色を見てもらえればわかると思いますが、まるで宝石のよう。
ちなみに特上にぎりにはあら汁がついていたんですが、これがまたうまい。そして何より食べやすいあら汁ってところが最高でした。あら汁、食べにくいところ多いんですよね。この辺りは立ち食い寿司ってこともあって、短時間でストレス無く食べられるように配慮されているのかもしれません。
そういえば宮脇さんは粛々とお好み握りで食べていたんですが、途中でもらったわさび巻と、こちらのなめろうがまた絶品で。特にわさび巻は、今まで食べたことのあるわさび巻の中でも出色の出来。つまりですね、都々井はわさびがうまい。わさびのうまい店に、悪い店は無い。たぶん。だから最高。
なおメニューを見たら広島の日本酒があったので頼みました。こちら「千福」。豪雨に負けないで広島。
帰ってから知ったんですが、呉のお酒だったんですね。あの戦艦大和にも納品されたんだとか。広島の呉に取材に行ったことを思い出しました。
ということで、散々食べました。ごちそうさまでした。
のりおのまとめ
噂というか伝説だった都々井、来てみたら本当にすごかった。おにやんまと都々井がほぼ並んでたとか、五反田は恐ろしい街ですね。
余談ですが、新橋ガード下で惜しまれつつも閉店した「後楽そば」が元々都々井のあった場所に入っています。そんなガード下間で玉突き移転しなくても。五反田のガード下は伝説の店が続いちゃいますね。後楽も最終的に五反田ヒルズへ来たら面白いのになあ(業態的に無理だと思いますが)。
冒頭で登場した「おにやんま」はこちら。
すし処 都々井
住所:東京都品川区西五反田1-9-3 ホテルロイヤルオーク五反田飲食店舗街
営業時間:17:00~1:00
定休日:日、祝
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