どうしてもAdobe系でEOS Kiss M のRAW現像をしたいときの裏技を紹介しますね(4月11日現在)

2018/04/13EOS Kiss M,Lightroom現像テク,おいしいものだけ紹介します(食全般)EOS,RAW,アドビ,カメラ

3月23日(金)に発売されたばかりのカメラ Canon EOS Kiss M は、今日現在でAdobe系ソフトでのRAW現像ができません。いや、本当はAdobeの発表によればできるはずなんですが、なんかよくわかんないけど、読み込めないんですよね。

でも、その原因がわかりました。そして対処法もわかりました。原因も…恐らく。

そもそも本件は、Adobe曰く対応しているというはずのEOS Kiss MのRAWファイルが、いまだにAdobe製品で読み取れないことが問題です。Camera RAW 10.3 においては、いくら予備的な対応とはいえ、ちゃんと掲載されているのに読めないとはこれいかに…。

Camera Raw がサポートするカメラ 2018 年 4 月に追加された最新カメラ より

Camera Raw がサポートするカメラ

ということで、ふと思うところがあって海外のほうはどうなっているのかを検索してみました。海外だと、Kiss M は EOS M50 という名前でリリースされています。するとですね…海外ではなんとなくRAWファイルが読めているっぽいのです。

そこでピーンときました。ピーンときて、ツイッターを検索してみると…いましたよ!バイナリエディタで機種名を変更することにより読み込める!と試している人が。

ネモGさんのツイート: “こんにちは!バイナリー置換ができるソフト「https://t.co/y1xm5abnFE」で「EOS KISS M」から「EOS M50 」へ置換してみました。… “

どういうことかというと、RAWファイルは冒頭に撮影情報(いわゆるExif)が入っておりまして、もしCamera RAWがこのExifを見て非対応カメラとしているとすれば、そこを書き換えちまえばいいんじゃない?という力業です。

で、結論からもうしますと、そちらを書き換えることでうまくいきました。ばっちりです。

なんという…。

なおMacの場合の手順ですが…

1:なんでもいいのですがバイナリエディタをインストールしまして(例えば下記HexEdit)

HexEdit 日本語版のページ

2:読み込みたいRAWファイルを上記バイナリエディタで開きまして

3:検索/置換にて以下の「」の中身を実施(置換後は末尾に空白が3つ含まれているのでご注意ください)

検索「EOS KISS M」
置換「EOS M50 」

うまくいけば、EOS M50で撮影したファイル扱いになりまして、LightroomやPhotoshopなどのAdobe系アプリで読み込むことが可能になります。

バイナリエディタでの作業は一歩間違えるとファイルが開けなくなりますので、なるべくコピーファイルを作りつつ、自己責任で実施をお願いできれば。

 

のりおのまとめ

これってアプリ制作側の…ミス???