キヤノンとの違いはなんだろう!? SONY α7 モニターレポート #αアンバサダー
普段はキヤノンばかり使っている僕ですが、時には他のメーカーも使ってみたほうが見識が広がるだろう…ということで、フルサイズミラーレスといえば!のαアンバサダー企画に参加したのが先月のこと。ということで、この1カ月撮ってきたものと、そこから見えた「方向性の違い」みたいなものをメモしておこうと思います。
まず最初にお詫びから
最初からなんだ!と思われそうですが、実は不幸なことにモニター翌日から目の病気になってしまいまして、完治まで2週間ほどを要しました。そのため、作例が少なく偏っておりますが、ご容赦ください。
まずは作例をいくつか上げます
まずは少ないながらも作例から。Lightroomを使って撮って出しのものと、Lightroomで調整して現像しているものの2種類がありますので、銘記しておきます。
好みのレベルだとは思うんですが、赤の発色についてはちょっといいなと思いました。こちら撮って出し。
僕のイメージするSONYのカメラで撮りたい画はこんな感じ。背面液晶に設定がすべて反映されるってのは新感覚。イメージはあるものの、完成は自宅でLightroomで現像して、ってのがいままでの感覚だったからなあ。とはいいつつも、最終的な調整は加えているので、こちらはLightroom現像。
これは結構ハッとしたんですが、メインカメラの5D3よりもこういった場面は強いのかな?と思いました。解像感の違いとか。出たの2年くらい後だし、進化があったとしても、なかなかやるなα7、という本音。Lightroomで現像。
手持ちで高感度撮影。ノイズも気になりません。というよりも、ミラーレスでこのボケが得られるのが不思議というか。ああ、フルサイズなんだなーというか。この軽さ、フルサイズの機動力を根底から変えてしまうな…。撮って出し。
55mmのZeissレンズはさすがの写り。5D3で使っている50mmのZeissと遜色ありません。Lightroomで現像。
実は5D3だとこういう写真は撮りにくいんですよね。先の通り、撮影してみるまで設定の効果がわからないので。これは設定の影響を背面液晶で見ながら設定できるα7ならではなかと思いました。Lightroomで現像。
こういうぬらぬらっとした画もとれるんだなあ。Lightroomで白黒にだけ変更して現像。
今回のモニターでもっとも納得いったのがこちら。雨のあとの木造建築のあの埃っぽくも艶っぽい感じが出たかなと。うーん、これがフルサイズミラーレスかあ。
フォーカスポイントの変更はキヤノンのほうが楽だなあ。カスタム設定をしたとしても、キヤノンのほうがしっくりきました。撮って出し。
わりと逆光みたいなシチュエーションでもさらっと撮れるので感心したり。Lightroomで現像。
のりおのまとめ
まず前提条件としてカメラとしての機能に違いはない気がします。ただ、フルサイズでの画づくりをするにあたって、
・撮影時に液晶で仕上がりを「確認」しながら写真を撮る
という作業が圧倒的にキヤノンのフルサイズとは異なるのかな、と思いました。ただし、そもそも手持ち・光学ファインダー大好き派がEVFで気合いがのるかどうかって話もあるので、やはり使ってみないとわからないところはありますね。
ただ、ミラーレスとはいえど、さすがのフルサイズの解像感やボケ感はうなりますね。この軽さ、サイズでこの写真が撮れてしまうというのは、可能性がとっても広がるとは思いました。今後レンズが揃ってくると購入検討のテーブルに載ってくるのかな(アダプターはおいておくとして)。
SONY ミラーレス一眼 α7ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS付属 ILCE-7K/B