「知らなかった」から「手放せない」へ。これからの写真ファンにおくるCP+2018 BenQブース【AD】
今年も盛況のうちに閉幕したCP+2018ですが、その中でもいま個人的に最もお世話になっているメーカーのひとつ「BenQ」さんから、ブース取材のお仕事をいただきましたので、3月4日(日)の最終日にうかがってきました。実は3月1日(木)にCP+そのものは回り終えているので、この日は終日BenQブースを取材しつづけましたよ。
まずは登壇者そしてブース担当者のみなさん、お疲れ様でした!
新しい風を吹かせるBenQブランド
CP+とBenQと聞いて、その関係性を不思議に思う方がいるかもしれないので、まずはBenQについてさらっと紹介しておきますね。
ご存じ台湾のディスプレイメーカーBenQ(ベンキュー)は、もともとPCパーツベンダーのAcer(エイサー)から独立した会社で、低価格ながらも高性能な製品を提供しつづけることで、新しいブランドがあまり参入してこない液晶ディスプレイ業界に旋風を巻き起こしています。
とはいえ、いわゆる量販店には一切展示物を置かないため、その存在を知らない人は、本当に知らないという、かなり特殊なメーカーと言うこともできそうです。個人的には2002年くらいからAmazonを中心とした通販サイトでよく名前を見ていましたが、当時は値段が安い、という以外にあまりイメージがなかったのも事実です。
ところがそんなBenQと僕の関係が変わってしまったのが、はや2年前に記事広告で担当させてもらったカラーマネージメントディスプレイSW2700PTのモニターレビューです。他メーカーからは考えられないくらいに安価ながらも高性能なこの写真現像向け液晶ディスプレイに魅せられてしまいまして、返却後にはすぐ購入と、久々に「返したら困る…!」という体験をしたのでした。
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と、いうわけで、今回のBenQは、CP+来場者にぴったりな製品、カラーマネージメントディスプレイを主にアピールするブース展開をしていたわけですね。具体的には、僕も購入して使っているWQHD解像度の標準カラーマネージメントディスプレイ「SW2700PT」と、最新の4KHDR対応全部入りカラーマネージメントディスプレイ「SW271」、そしてコンパクトながらも必要十分な機能でこれからの可能性を感じまくるカラーマネージメントディスプレイ「SW240」がアピールされていました。
この紫色がBenQのテーマカラーです。
BenQアンバサダーの代表者も活躍していました。
ただしそこは新しく写真の世界に挑むブランドですから、様々な刺激的アピールをする必要があります。ということで実施されたのが、センターステージにおけるプレゼンテーション。
写真家の「東 真子(あずま まこ)」さんを招き、題して「写真がうまくなる魔法の道具」として、最新型のSW271が紹介されました。
モデレーターとしては、ブロガーとしてもお馴染み、斎賀 和彦教授です。このお二人、前日が初対面ながらもその夜は飲みに行ったとかで、既に息がぴったりでした。名コンビの予感。
専門的な部分をわかりやすくかみ砕いてくれる齋賀さん。
身振り手振りを交えながらポートレート撮影の実践をしてくれた東さん。
プロの撮影の現場を見ることはなかなかないので、勉強になります。
東さんいわく、ポートレート撮影のポイントは
・テンポの良さと、被写体との心の通い合い
・被写体を不安にさせないよう自信をもった振る舞い
・失敗を防ぐよりもシャッターチャンスを逃さないことを重視
・撮影後に露出をはじめもろもろを調整することも多い
とのこと。
登壇中にはリアルタイム現像も!ここではBenQのカラーマネージメントディスプレイ SW271 が活躍。4K UHDの解像度と、AdobeRGBカバー率99%の色表現で、一般的なディスプレイよりもふんわりと雰囲気のある仕上げが実現されていました。「正しい色を見ることができるだけで、勝手に写真がうまくなってしまうのだ〜!」とは東さん。
そんな普段の東さんの活動の中で、現像作業は「誰にもバレずに、時間をかけてゆっくり作品と向き合うことのできる時間」とのことで、その時間の中でSW271が果たしている役割は小さくないようです。なんとこの日は「借りている製品を買い取りたい!」という発言まで!僕はアマチュアにすぎませんが、その気持ち、わかります。ぜんぜん違うんだもん…。
それにしても東さんの講演はダイナミックで面白かったです。また機会があれば見てみたい!!!
BenQブースでも様々な写真家の方が登壇!
さて、この日はBenQのブースでも様々な写真家の方+BenQアンバサダーが登壇して、興味深い話を聞かせてくれました。
登壇者が出演する毎に、ブースの前には人だかりが。
三井公一さん
iPhotographer(iPhone写真家)としての活動や、SIGMAでの連載でもお馴染みの三井公一さん。僕も日頃からとてもお世話になっています。
この日はSW271について「仕事が捗る!」という話をしてくれました。4KディスプレイであるSW271は、最近の高画素カメラにとても向いていると。解像感があり、細かいところなど、撮影時には気がつかなかった粗に気がつくことができるそうです。
特に最近のカメラは高画素な上に、複数の画像を合成してより高精細な1枚を生み出すことのできる機種もあるため、等倍での確認が必須。そこにSW271のような優れたディスプレイは相性が良いとのことでした。
また使ってみてわかる良さとしては「フードによって現像時に没入感があり集中力が保たれる」とのことでした。これは僕もSW2700PTを使っていて実感あります。フード、様々な意味で大事です。
最後に、この記事向けに一言いただいたのですが「ディスプレイもカメラ機材の一部としてしっかり考えて欲しい」という言葉が印象的でした。そうですよね、現像してはじめて世間に公開できるんですもんね…!
三井さんありがとうございました。
中原一雄さん
続いて登壇されたのは、写真に関する情報を発信しているブログとしては最も有名と思われるサイト「Studio9」の主宰者でもありカメラマンの中原一雄さんです。
中原さんはSW271を「写真編集するのに最適なスペックで、かつコストパフォーマンス最高」として、いかにSW271が優れた選択肢であるかを教えてくれました。
特に我々が普段あまり意識しない、Webでは表現出来ない色域の話は、何度聞いても勉強になります。これ、ざっくりお伝えすると、Webで使われている「sRGB」という色域は、実はあまり豊富な色数を表現出来ないってことなんですよね。一般的なディスプレイではその「sRGB」しか扱えないわけですが、Web製作には十分でも、写真現像には不十分だったりするわけです。
意外だったのが、プリンターで出力できる色域は、sRGBよりも広いということ。よく考えれば当然なんですが、やっぱり意識しない世界ですよね…。
中原さんにも登壇後にコメントをいただいたのですが「4Kはカメラで撮ったままが映し出されるので、素晴らしい。はやくディスプレイを変えてこちらに来て欲しい。」とカラーマネジメントと高解像度を高く評価していることが印象的でした。
ちなみにBenQについては「SW2700PTの登場まではあまり印象がなく、使ってみてその印象が180度変わった」ということでした。そうなんです、使うとわかるんですよね。これは僕もSW2700PTをかなり多くの人に勧めた経験からも言えるのですが、ほんと、みんなはやく使ってみて欲しいです(笑
再び登壇、東 真子さん
写真家登壇の最後を飾ったのは、先ほどステージでも精力的に話をしてくれた、東 真子さんでした。基本的にはステージ上と同じ内容ではありましたが、こちらでは少人数を相手とあって、内容を絞りつつもより丁寧な説明をしてくれていました。それにしても、2ステージ目にもかかわらず東さんのパワフルなこと…!
「写真がうまくなる」使い方として、ボタン一つで切り替えられるモノクロモードの活用や、正しい色での作業、さらにはフードの有効性などが紹介されました。ほんと、カラーマネージメントディスプレイって写真の修行というか、鍛錬には最高にいいですよね。
また、個人的には登壇後の東さんの言葉「最後は情熱が大事。自分が好きなものを、情熱かけて、ハートで撮影してほしい」というメッセージはとても響きました。
BenQアンバサダーも活躍!
当日のBenQブースでは、BenQアンバサダーの面々も大活躍。ブロガーのasuka_xpさんはアンバサダーを代表してSW271のレビューにて登壇。
ほかのアンバサダーのみなさんも、製品説明や現場対応で活動してくれました!製品を愛し、使っているからこその説得力ある言葉に、製品説明を受けている来場者のみなさんも、みるみるうちに引き込まれていくのがわかりましたよ。いい取り組みですよね。
余談ですが、プリント作例として僕も写真をいくつか提供させていただきました(中央のモミジ写真@京都と、その奥のガラス写真@チェコ)。どういう形であれ、CP+に作品が利用されるのって、ちょっと…いやずいぶん嬉しいですね。いつか登壇したい(笑
最後にこの日がんばったみなさんで集合写真を撮って解散に!みなさん、4日間の長丁場お疲れ様でした!
(追記)
BenQさんのほうでダイジェスト動画を公開されましたので、追加しました。
登壇者リンク(登壇順)
studio9 | 写真・カメラ情報サイト(すたじお・きゅう)(中原さん)
BenQアンバサダープログラム
おことわり
BenQアンバサダープログラムは僕の所属するアジャイルメディア・ネットワーク株式会社にて運営サポートを行っておりますが、この記事広告・取材はいちブロガーとして実施しました。
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