天塩町×ソラノイロ の傑作カップ麺食べてみた!シジミの味わいしみじみうまい。

おいしいものだけ紹介します(食全般),北海道・余市しじみ,カップ麺,ソラノイロ,ラーメン,天塩町

先日の天塩町のイベントでおみやげにいただいた、天塩町のシジミ×ソラノイロのカップ麺「至高の天塩しじみ光麺」を食べてみました!

具は三つ葉のみ!という潔いものなのですが、これは具を足さない方がいいかも?というのが正直な感想。完成されていました。

先日の取材についてはこちらから。

北海道天塩町の挑戦!この突き抜け感は限界集落における地方創生のモデルケースとなるか?【取材】 [エアロプレイン]

 

 

3分45秒に見る、麺へのこだわり

今回のカップ麺を一目見て、気になるところは2つありました。

1つはこの完成見本。

あれ?具があるようで、無い?

そうなんです。このカップ麺、具は乾燥かやくの「みつば」だけという潔さ。ようは麺とスープをストレートに味わって欲しい、そういうタイプの製品だってことですよ。また原材料は通常、多く含有されているものから表記されていますが、スープにおける先頭が「貝エキス」「しじみ出汁」ということで、これは本気の貝出汁系ラーメンが予想されます。ほか、気になるものといえば昆布茶ですね。とにかく海のものでコクを出している予感。

 

具が少ないということで、中身はこのとおり。スープは粉末がなく、全て液体でまかなうタイプなので、これは濃厚な味わいが期待できます。

麺を見ると全粒粉っぽさが。実際そのとおりで、これは今回のために開発された「全粒粉麺」なんです。そんなの初めて見ました。このカップ麺が本気すぎてちょっとびびります。

麺でいうなら、さらなるこだわりがあり、実はこのカップ麺の工程には「お湯を入れて3分45秒」という細かい指定が。これがもうひとつの気になった点です。

45秒って!いままでトンコツ系で「はりがね」「バリカタ」を表現するために秒表記を取り入れていたカップ麺はしっていますが、こうしたスッキリ系商品で秒を指定しているのは、記憶にありません。それだけ麺のはごたえに拘りたい、ってこと…ですよね?ちょっと面白い。

 

せっかくなのでストップウォッチを起用して、ぴったり3分45秒で仕上げてみました。

 

できあがったのがこちら。なお今回はビジュアルのため、乾燥みつばは最後に入れました。

まずはカップ麺としては珍しいほどにとっても済んだスープをひとくち…。おっ!?これは…最初にくる鰹出汁の香り、そして次にくるのは…しじみ汁!まぎれもなく、しじみ汁!ちょっとびっくり。麺を抜いてパスタにしてもいいんじゃないの?くらいの出汁です。これはすごいなあ。

 

次に全粒粉麺をずるずると。

全粒粉がゆえの、独特の風味があります。なんだろう、率直にラーメンを食べているというよりも、どこか海外の麺料理を食べているような感覚。あくまでもあっさりしていて、主食というより、コース料理のしめや、飲んで帰ってきたときの1杯、そんな雰囲気さえ漂います。

 

そういえばソラノイロですもんね。ベジソバの雄なら、ここまでやるかもしれません。今回の天塩町の地方創生って「そこまでやる?」がキーワードだと思ってるんですが、この商品も半端ない。そもそも麺を開発している時点でものすごいことなのかもしれません。びっくりだ。

気がつけばスープまで飲み干していました。ごちそうさまでした。

のりおのまとめ

率直に、開発やりきったんだろうなあ…という強い意志を感じる1杯でした。ソラノイロの名前は伊達じゃなかった。安易なコラボじゃなくて、本当に新しい1杯を作ったんだ…そんなカップ麺でした。

希望小売価格が300円ということで、お安くはないですが、ひとつの完成されたカップ麺として、食べておいて損はないと思います。

残念ながら通販だとAmazon経由で1ケースからなので、仲間内で購入するか、どこかのショップでの取り扱いを待つのが良さそうです。これ、ぜひ1個から販売してほしいですねえ。冷静に考えると、いち自治体の商品がAmazonで売ってること自体すごいんですけどね。

 

 

参考リンク

北海道天塩町の挑戦!この突き抜け感は限界集落における地方創生のモデルケースとなるか?【取材】 [エアロプレイン]

北海道天塩町 » Blog Archive » 天塩町と東京人気ラーメン店「ソラノイロ」がコラボレーション! | Hokkaido teshio town official website.