PayPal(ペイパル)史上初のユーザーミーティングでわかったあんなことこんなこと! #ペイパルライフ
PayPal(ペイパル)といえば、言わずと知れた世界最大の決済代行サービスです。様々なシチュエーションで(しかも買うだけでなく売るときにまで)長年使わせていただいているこのペイパルにて、ユーザーミーティングが開催されるということで、参加してきました。
意外と知らないペイパルのこと
まずはマーケティングの藤本さんから、ペイパルについての解説。というか、ペイパルの人ってはじめて見た!こんなに長年使っているのに!という驚きです。だってもう8年くらい使ってますからね。
今回のイベントタイトルには「ペイパルライフ」とあるように、ペイパルがいかに生活へインパクトを与えているか、ペイパルを通じていかに生活を変えていくか、ということが主題となっていたように思います。
ちなみに藤本さんはこんなプロフィールの方。
まずはペイパルの歴史から。設立は1998年と、実にいまから20年も前のこと。実はインターネット黎明期からある企業なんですね。この20年の間に、アクティブユーザーが1億8800万人、200以上の国と地域、100通貨以上での利用が可能となりました。ものすごい。
このネット黎明期に、今後様々なことがテクノロジーで解決される時代が来たとき、決済が足かせになってビジネスができないシチュエーションがくるのではないか…と考えたのが驚きです。どんだけ先見の明があったのでしょう。
余談ですが、ペイパルの本社と、Appleの現本社がかなり似ているとか。
PayPalの歴史としてはこんな感じ。2000年にイーロン・マスクの会社と合併して、PayPalの名前になりました。2002年にはebayに買収されて一部門に。これは大ニュースでしたね。…って、このころ既にアカウント持ってたなあという気がしてきました。2010年に日本オフィスができ、2015年には再度独立。NASDAQの再上場ということで、けっこう珍しい歴史を持っている会社でもあります。
忘れちゃいけないペイパルマフィア
個人的にびっくりしたのがこのスライド。まさかこのイベントで出てくるとは!ですよね。
実はペイパルの創業に関わった人たちって、ペイパルがebayに買われたときの莫大な資金を使って、このインターネットの世界に様々なサービスを提供し続けている方が多いのですね。上記写真のロゴを見ただけでも、YouTubeやらLinkedin、yelpやYammer、そしてテスラ(これは自動車だけど)など、ものすごい顔ぶれです。
そこで、このようにペイパルが輩出してきたこの超スーパー起業家達を尊敬の念も込めて「ペイパルマフィア」と呼ぶようになっています。ユーザーが勝手に語っていることかと思ったんですが、こう、公式に出てくるとちょっとニヤニヤしちゃいますね。
もっとペイパル
さて、そんなペイパルさんの実務のお話に移っていきます。仕組みとしてはこんな感じ。クレジットカード会社と売り手の間に入って、決済を代行してくれるのがペイパルです。こうすることで、売り手はとても大変なクレジットカード会社導入の負担を負わなくて済みます。極端な話をすれば、僕でもすぐにペイパルをつかったオンライン物販がはじめられるということですね。これがクレジットカード決済をしようとすると、やっぱり大変です。ペイパルは小規模・ミニマムスタートな企業にとても優しいのです。
とはいえ、それは企業側から見た魅力。我々ユーザーが感じるペイパルのメリットは、やはり「クレジットカードの情報がペイパルで留まる(ショップに渡さなくて良い)」ということですよね。
たとえは悪いですが、中国の怪しい会社からガジェットを買おうとしたとき、その会社の直販サイトにクレジットカード情報を入れるのは怖いですよね。流出されるかもしれないし。でもペイパル決済なら、クレジットカード情報はその怪しい会社には渡されないわけです。ここがポイントなんですよねえ。ちなみにペイパル決済でのお買い物でトラブルが起きたときは、手厚く保証されます。これは後から紹介しますね。
そんなわけで、導入企業にも、ユーザーにもメリットのあるペイパルは、ぐんぐんと伸びてきました。年間に49億決済というのは、1秒間で155回の決済量にあたるんだとか。ものすごい…。
さまざまな企業評価でも、世界トップクラスです。これだけ並ぶとすごいですね。
最近はアジアでもメジャーになってきました。
↑↓は国内外のペイパル導入企業。しらないうちにめちゃくちゃ増えたな、というのが正直な感想ですね。JTBやFrancfrancで使えるのが国内への浸透を感じさせます。
うむ。
アンケートから見えてくるペイパル
実はこのイベント前にアンケートが行われていまして、246名からペイパルに関する様々な情報を集めたそうです。というのがここからのスライド。
ペイパルデビューは海外・国内がどっこいどっこいに。海外の決済のためのサービス、という印象はもう過去のことなんだなあ。
はい、ペイパルを語る上で欠かせないのが、こちら「買い手保護制度」です。売買トラブルに関して、なんと180日間も(返金の)保証をしてくれるという太っ腹なもの。今回のミーティングでも実際にこの制度に助けられた、という人が何人もいました。
確かに増えてます。
とはいえ課題も。やっぱり日本ではアーリーアダプターに近いサービス、という印象がぬぐえないんですよね。Amazonみたいに、誰もが使うサービスになりたいというのがペイパルの願いです。
これからはデジタルコンテンツを狙っていくのかな?
ということで、しばしグループディスカッションを行いました。お題としては、自分のイメージする特定の誰かに、どうしたらペイパルを使ってもらえるかというもの。
例えばですが、いまペイパルを導入していないようなサービス・商店に対して、ペイパル導入を進めてくれるようなリクエストが出せたら、自分の使いたいお店でペイパルが使えるし、ペイパルも導入店舗を狙い撃ちしてはじめられるからいいんじゃないかなーって意見を出させてもらいましたよ。
最後にはペイパルケーキも登場しての懇親会が行われました。
のりおのまとめ
もうほんとめちゃくちゃお世話になってるサービスなので、その企業の中の人とお話しできたのはとても嬉しかったです。
実は僕、ストックフォトの売り上げってペイパル経由で振り込まれているんですよね。ペイパルで本人確認を経て銀行口座を登録すると、売り上げを受け取れる(ようは商店側になれる)ってのは、実はあんまり意識されてません。これを使えばブログへの投げ銭システムみたいなものだって導入できそうですよね(あるかどうかは探したことがない)。
ペイパルを使っているおかげで、グローバルに(少額であっても)商売ができているのだから、素晴らしすぎるインターネット万歳\(^o^)/なのです。
ペイパルさん、ありがとうございました。
なお、本イベントの主催はペイパル社および現在所属しているアジャイルメディア・ネットワークでしたが、このイベントには個人的に参加しております。
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