思いがけずカリラとブナハーブン蒸溜所に行けることとなった最高のアイラツアー #夢見た英国文化
ボウモア蒸溜所を後にした一行は、リチャードの好意もあって思いがけずカリラ蒸溜所とブナハーブン蒸溜所へも行けることに。もともとこの2箇所さえ行けばツアー中でアイラ島の現在稼働している全ての蒸溜所がクリアできるとあって、車内は最高の盛り上がりを見せます。
まずは一路カリラへ。ボウモアからは少し距離がある、というかアイラ島に上陸したポートアスケイグの直近にあるのが、このカリラです。カリラといえば、アイラ島の中でもマニアックながら熱いファンの多い蒸溜所。なにより、ボトラーズによって千差万別の表情を見せる上に、どれもうまいという「仕込みの良さ」が光る玄人好みのモルトでもあります。もちろんオフィシャルのボトルもとても美味しく、今回のツアーでもカリラファンが多数いました。
港の脇の山道を走っていくと…見えた!見えました、カリラです。カリラ蒸溜所です。うおお、これは嬉しい。予定に入ってなかっただけに、嬉しすぎる。
蒸溜所へ到着すると猫が。モルトキャットか!(昔はネズミ退治の猫を飼うことが多かった)ということでこちらも一行盛り上がります。
カリラ蒸溜所では直売店へ。この売店のおねーさんがなかなかユーモアがあって面白い。蒸溜所お約束のテイスティングを行いつつ、お目当てのボトルを探します…と、あった、ありました。そう、カリラで売っている「アイラ・フェスティバル」の限定ボトルが欲しかったんですよ。これはまさしくこの島でしかお目にかかれません。
ちなみにこのボトル、2013、2014、2015と3年にわたって揃っており、どれもカスクのため明らかに色が異なっています。かなり味も違うだろうな…ということで、今回は色の濃い2014を購入しました。これは満足。
蒸溜所の内部見学は次の機会に。この中に世界最大のマッシュタンがあるのか…!
帰り際に有名なカリラの文字も拝見。ああ、いいなあ。本当に、アイラ島最高。
日没まであまり時間がないこともあって、一行は先を急ぎます。次はブナハーブン蒸溜所です。こちらはアイラ島でも珍しい、ピートをあまり炊かないタイプのモルトを作ることで有名です。アイラでありながらアイラっぽくないウイスキーなわけですね。
ブナハーブンはアイラ島でも最も北に位置する蒸溜所で、率直に言うと「へんぴな場所」にあります。そのため、細い道を延々と進まなくてはなりません。…と見えた、見えてきました、ブナハーブン蒸溜所です。
残念ながら17時を過ぎてしまったため、売店などの営業は終わってしまっていました。
しかし蒸溜所まで来れたことは大変に嬉しく、一行はたくさんの記念写真を撮り、満足のままボウモアの宿へと戻ることに。
いやあ、それにしてもなあ。リチャードさまさまです。この記事を読んだ人がのきなみガイドに対して「カリラにも行ってよ!」と交渉するのかと思うと胸が痛くなりますが、それにしても我々の熱意を汲んでくれたリチャードには感謝しかないですね。本当に素晴らしいツアーです。同行者の熱も最高。楽しすぎますね。
ということで、宿に戻った後はオイスターを求めて街に繰り出します。
つづく。
ここまでのアイラ島の記事はこちらにまとまっています。
スペシャルサンクス
航空券と飛行機代をプレゼントという形で提供してくれたエクスペディアさん。
アイラツアーで便宜をはかって取材扱いにしていただいた英国政府観光庁さん。
さらにヒースローエクスプレスや特急などに乗れるブリットレイルパスを提供してくださったレイルヨーロッパさん。
スーツケースレンタルをモニターで提供してくれたアールワイレンタルさん。
そして海外での通信を一手に引き受けるモバイルルーターを提供してくれたグローバルWi-Fiさん。
最後に、ありがとうシルバーウィークですね。この連休がなければこの日程は考えられませんでした。仕事関係のみなさんにもありがとう!
なお、全て現物支給という形で提供していただいておりますんので、記事に対する対価はいただいていません。記事のほうは自由にいつもの調子で書かせていただこうと思っています。アイラに行ったらテンションがどうなってしまうのか、自分でも心配です。
では。